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ある兵士の戦争  作者: iLL
ある兵士の戦場
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初任務1

 コックピットに乗り込み今はもう上空である。

『ナカイ隊長目的地まで30分ほどっす』

「了解」

『ナカイさん武器どうしますか』

「何があるんだ」

『一通りすべて』

「警戒する任務だよな」

『ですね』

「ならライフルにショットガンだけでいいか」

『了解装備変更します』

 装備が切り替わる。

「そう言えばサトウはどうしてこの干された部隊に」

『干されてるんすか』

『うん、今日が初任務その前まではずっと詰め所で待機』

『えっ』

「でサトウはどうして」

『えっとすね、人数がどこも余ってるんでこの班に入れって』

「そうか」

 コックピット内で体を動かす。

「じゃついたら知らせてくれ」

『『了解』』

 そうして目をつぶった。


『ナカイさんナカイさん、任務の変更です』

「ついたって任務の変更だって」

『スパイが潜入して新型機を奪取した為にそれの確保ないし破壊しろと言う任務です』

「それで」

『グレネードランチャーの使用許可が降りました』

「へっ、コスト高くてなかなか使わせないあれを」

『ええ』

「ならライフルの代わりにグレネードランチャー背面にパラシュートを装備させてくれ」

『もうすんでます』

「了解」

 残弾を確認する。フルでつまれていることを確認。

「751動作チェックを行う」

『了解………準備できました』

「右腕」

『動作確認』

「左腕」

『確認』

「右脚」

『確認』

「左脚」

『確認』

「パラシュート」

『確認、751出れます』

「751了解、955出れるか」

『大丈夫っすよ』

「そうかなら751出撃準備」

『ハッチ開くっす』

『ハッチの解放を確認』

「751降下」

 大空へと1歩踏み出すと後は重力にしたがって下に落ちるだけだ。だからと言ってないもしない訳じゃあない。スラスターを起動させて姿勢を整える。

「854敵機は」

『こちらの観測データをそちらのメインモニターに写します』

「了解」

 すぐに画面が切り替わる。そこにはちょうど降りる先に1機いた。グレネードランチャーを狙いを合わせ撃つ、撃つ、撃つ。

『命中せず』

「だろうな」

『撃ちすぎなんじゃないっすか』

「射撃の成績悪いから撃ちまくんないと当たんないんだよ」

 だから撃つ、撃つ、撃つ。一定高度になりパラシュートが開く。下から衝撃。敵機からの攻撃があるかもしれないために身構えるがない。特に問題なく着地できた。着地した先に1機、灰色の見たことのない敵機が。

「751地上に到達、戦闘行動を開始する」

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