BLOOD
血まみれの人が現れた
人殺しだって逃げることもせず
怪我人だと思えるのって
異常かもしれないな
ただ気づかない間に
自分が血塗れなんてよくあるよ?
痛覚に慣れてるのかな?
札束よりも血を浴びたい
舌を出して雨を飲むように
どっぷりと身を赤く染めてくれ
喉越しがいいな
もっと寄越せよ
血液じゃなくて血が欲しいんだ
湯船に浸って心地よくなるように
臭いだって気にならない
むしろ香りがあるような
馴染む血をくれよ
肉はいらない
咀嚼なんてするつもない
吸うつもりなんてないんだよ
私はヴァンパイアじゃない
鬼でも、妖怪でもない
どっかのお嬢さんでもない
だから吸わないし
若い女の血以外もほしい
とにかく喉を満足させるものを
札束よりも血を浴びたい
舌を出して雨を飲むように
どっぷりと身を赤く染めてくれ
喉越しがいいな
もっと寄越せよ
見た目なんてどうでもいい
財産だってなんでもいい
とにかく美味い血を浴びたい
一気に飲み干したい
まだ足りない
全然足りない
もっと血をよこして
愛して
愛してほしい
その血を身体の中へ
一部になりたいって願って
踊り狂って
歌って出るこの水も
誰かの血から生まれてる
脈打つことも
たまに激しくなる鼓動も
全て終わらせてあげるよ
そして味合わせてほしい
札束よりも血を浴びたい
舌を出して雨を飲むように
どっぷりと身を赤く染めてくれ
喉越しがいいな
もっと寄越せよ
まだ足りない
もっと愛されたいだけ
札束よりも血を浴びたい
舌を出して雨を飲むように
どっぷりと身を赤く染めてくれ
喉越しがいいな
もっと寄越せよ
浴びるように生きていきたい
この血が潤うように
札束なんかじゃ満たされない
真っ赤な血が欲しいんだ




