ロミオ
君が笑えないのは僕が笑ってなかったからなんだね
君といるだけで幸せだったはずなのに
君を笑わせるために頑張ってきたけど
その辛い顔を見て君も辛くなってただなんて
ただ僕が笑っていられればいいって
君のことを見てなかっただなんて
僕は最低だったな
身分の違いとかむしろワクワクしたよ
なのにあのときの気持ちはどこかへ
いつからか君といることが難しくなって
僕は君を幸せにできない
そんなことを認めてしまいたくなる
まだ自分が嫌いになるよ
何もなかったあのときの方が君を笑わせられてただなんて
思い出したくないよ
でも君のあの笑顔を忘れられない
また見たいから僕は今日も走る
走ってばかりで前向いていなきゃいけなくて
君の横顔を見ている時間も無くなった
言葉を交わすことも少なくなって
それでもまだ先のためだと腹を括る
本当は腹を切りたい
そんな思いで君の横に眠った
生涯一人しか愛することはできない
それはきっと君なんだ
どんなに辛くても悲しくても
君のことを想っている
でもその度に
僕じゃないほうが君は幸せになるはずだって
君は綺麗な人だからもっと素晴らしい人が隣にいるべきだって
垣間見える真実
僕は怖くなるよ
僕は君の運命の人じゃなかった
運命を捻じ曲げてしまっている
もう離れて行ったほうがいいのかな
君が怒るときも綺麗だった
君が泣くときも美しかったけど
君が嬉しそうにしている姿が一番見たい
どんなときでも僕は幸せだなんて
嘘だったんだ
そうして僕は運命に嘘ついた
君は自分のことを見てくれないから泣いているんだろう
僕はいつだって君を想って走っていたよ
そう伝えても君は明日悲しそうにドアを開ける
もっと僕は頑張らないと
運命の人じゃないとしても僕は走り続けた
君を想って走り続けてきた
誰よりも、君を待つ運命の人よりも走ってきたはずだ
それでも明るくならない君の表情に
まだ僕は走れる
絶対に笑顔にしたいから
それでもまだ見えない
僕は走れなくなった
やっぱり僕は君を幸せにできるような人じゃなかった
運命は覆せなかったよ
だからもう離れよう
僕は作り笑いで伝えた
君は溢れる涙を流して答えない
そんな辛そうな君に僕は耐えれなくて泣いた
悔しさとやりきれない気持ちが混ざる涙の味
涙で揺らぐ君の頬を拭く
その匂いは君の見ていたのはただ僕だった
君も僕の笑顔が見たかったんだね
君に笑顔を取り戻すために走り続けて、もう走れなくなった脚
そんな儚すぎて勘違いすぎた脚の古傷に
僕はたまに苦く感じる
だけど無駄じゃないとわかるのは
そんなこともあったと笑ったときに
隣で笑う君もいるから




