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little
僕は偉大で無くていい
ただ君と一緒にいたいだけなんだ
夢を追いかけたことも、破れて泣き喚いことも
君をみてたら、悲しく無くなった
不況に喘ぐ社会も、何も変わらない世間だって
気持ち悪いことなんていくらでもあったけど
そんなのも気にならなくなるほど、君は魅力的だったんだ
暗がりの中で帰る道は
間違えれば車に轢かれようだった
コンビニの明るさが目障りで仕方ないし、電車の音は騒音でしかない
だけどその扉を開けた瞬間
君の姿が映ったと同時に世界は輝き出すんだ
救いようのない、救えない世の中も嘘に感じるくらいに
平穏に過ごすことが、君の笑顔を見つめることが
ただそれだけでいいんだ
僕は偉人になることはないんだ
世界が悲鳴ばかりになっても
血の匂いだけに覆われても
もう空が晴れなくなったとしても
僕は君がいれば
君一人だけいれば、安心できる気がするよ
どんなに悲惨な現実でも、君が隣にいてくれるなら、僕は嬉しいよ
何の取り柄もないから
何も成し遂げられないだろうけど
見栄も張れないし、嘘つくほど強くない
それでも君が一緒にいれば
何も怖くないよ
なんだってできる気がするよ
誰かに称えられたり、褒められることも
崇められることなんて望まないよ
裕福な暮らしも、高い靴もいらない
ただ君と過ごしたい
でも一つだけ、健康でいたいね
君とずっといたいから




