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慈悲
やさぐれて自暴自棄
痰を吐き捨て徘徊
たばこを蒸し、撒き散らす嫌悪
腐った世の中に放棄される俺たち
悪いのは俺たちじゃない
俺たちを見捨てた世の中だ
誰かの幸せが羨ましい
奪おうとしても奪えない
だけど自分じゃ得られる気なんてしない
だから周りの奴らのを剥ぎ取るしかない
鋭い眼光飛ばす奴らも
怖がって逃げる奴らも
見ないふりしている奴らも
どいつもこいつもくだらない
だけど途方に暮れた奴
浴びるように酒飲む奴
未来を恐れて震える奴
お前らの気持ちはよくわかっていた
だから肩を組んで歩きたいと言ったんだ
不良だとか痛いやつだとか失敗だとか頭悪いとかドン底だとか
周りの奴らは俺たちを貶して遊んでるが、俺たちはカッコ悪くても真っ直ぐに生きてきた
俺たちのほうがある意味真面目だろ
失ったものも投げ出したことも言われたことも守らずなるように進んできた
ときに手を汚したこともあった
ときに縄を握った夜もあった
何もかもを叩き落としたい日もあった
でも嘘だけはつかなかった
仲間だけは信じてきたんだ
これからも辛いことあっても、どれだけ貶されようとも、絶望に苛まれようとも
もう怖くはないんだ
俺には心を晒せる仲間がいるからさ
彼らは狂人ではない




