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涙に溶ける心

一つ一つ数えて大事にしてきた毎日

後悔はしたくないと決めたあの日から

変わらずにただ時間を刻んでいく

頑張ることは辛くはない

期待されるのも悲しくない

意地を張ることはしなかったから


振り返ればいつも雨だった気がする

外の景色なんてどうでもよかった

周りの意見だって知らないし

自分は苦しくても良いとわかってた

そのつもりだった


体を引き締めて走ってきたって

くだらないと現実は裏切るけれど

その勇敢な走り姿に胸を打たれた人もいるんだ

君が涙に喘ぐこと

心が締め付けられることも

真剣に向き合ってきた証なんだから

誰かを恨まないでよ


偽りの笑顔

心に抗って抱えた問題も

戻れない時間の儚さも

刹那に生きる私たちは大事にしないと分かってるけど

今を犠牲にしないと怖すぎるから


繰り返される痛みも

たまに訪れる悲痛も

堪えれば成果になると信じていた

それでも泣きたい日はあるし

諦めそうになることもあるから

少しの時間を無駄に過ごす


抱えきれない悲しみなんて

無いと信じて

固くなる心に振り止まない涙を

意地でも抑え込んでいた


どんなに頑張ったって

悲しい日は何度だって来るから

涙に包まれた顔を隠すことも

綺麗に思うけれど

君の心の声を

隠さずに喚いてくれれば

僕らも泣けるよ

君の素直な気持ちに寄り添いたかった

そうすれば救われる気がした


いつも助けられてばかりで

応援ばかりなんて届かないときだってわかるよ

周りの声も自分の心も

目も見えなくなっていくことも

だからただ寄り添いたかった

どうしても恨んでほしく無かった

泣いてることは悪いことじゃ無いんだよ

歩き出さなくていいよ、今は

ただ一緒に泣いていたいんだ

これって利己的なのかもしれない。

ただ辛いときに寄り添ってくれる人がいるなら、そうしてくれたら楽になれた。

なんか中途半端かもしれないね。

でも願いはある。


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