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第1話 馬鹿のせいで台無しだ!



「華麗なる俺の人生が馬鹿のせいで台無しになってくる

 皆から好かれる好青年

 理想だったのに

 この馬鹿のせいで台無しになってくる」


 なんて奴だ

 なんて畜生だ

 なんて阿呆なんだ


 恨みを込めて 視線で貫く

 でも馬鹿だから気づかない

 嫌われていても気がつかない


「風邪を引いても気がつかないくらいだしな!」


 俺のアピールを台無しにするな

 俺の計画を破壊していくな

 俺の出世を遠のかせるな

 俺の活躍を邪魔するな


「なあなあ、野良猫拾って来たからいったん仕事ストップしね? 皆でお世話しよーぜ!」





「ストーリー」


 俺はエリート街道をまっすぐ進むんだ。

 だから、俺の足を引っ張るなこの馬鹿。

 これで出世できると思ったのに、お前が野良猫にかまっていたせいで…。



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