閑話.元幼馴染4
少々投稿時間が遅れました。すみません。
〈side:元幼馴染〉
冒険者達や王都にいる住民やギル達が、戦争が始まる事を知ってから約3日程。王都に住む人々に激震が走る。
誰もが一つの話に驚く事になった。
理由は単純に二つであり、つい最近に戦争が開始する事で話が持ち上がっていたのに、その戦争がもう終結した事であり、そして戦争を終結させたのが、たったの二人の人物によるものだと言う事である。
確かに、たった数日で戦争が終結する事は滅多に無いが、歴史から見て何個かの戦争にはあった。
その戦争終結の理由が、相手陣営が内乱を引き起こして戦争所の話では無くなったり、大規模な結界を張らず、諸に大規模の魔術を使用され、すぐさま戦争が終了したりする。
だが、たった二人で何百何千何万人いる敵を圧倒し、戦争に勝利し終わらせる事など不可能だと言えるだろう。
その為、大半の人々……殆どの人々が今回の戦争に関して話が持ち上がり、凄い勢いで拡散していく。
その中で現在、冒険者ギルドという名の機関である為に、いち早く情報が届けられた為、冒険者ギルドの中は混乱を起こそうとしていた。
「何だ?突然冒険者ギルドの職員から招集が来たのだが?」
「あっ、お前もか?ひょっとして戦争の事か?」
「戦争参加の為の招集か?今回は魔族の侵略戦争らしいから、C以上は強制だろ。」
「あー、マジかよ戦争か。」
「良いじゃねーかよ。二つ名見たいに名を上げられるんだぜ?」
「状況によるけれどな。」
王都の中で、冒険者としてギルドから招集がかけられた者達が、大通りを通りながら仲間達や知り合いの冒険者達と会話しながら、冒険者ギルドを目指して歩き向かう。
その中でも、同じく冒険者ギルドから招集がかかったギル達もいた。
「何だろうな?今回の招集は。まあ予想は付くけれどな。」
「そうですね、恐らく戦争の件でしょう。」
「あー、早く私達も早く名を上げたいね。」
そんな会話をしつつ、冒険者ギルドへと向け歩いていた。
それから数十分後、ギル達や他の冒険者達も冒険者ギルドに集まり、ギルド職員達からの連絡を待っている。
勿論、皆戦争の件だと予想しており、中にはどのような状況(戦況)なのか、そしてどのような感じに編成され戦争に向かうのか、といった感じに考えている。
そもそも、ある程度事前に相手の戦力を聞いており、その相手側の戦力が、魔族の兵で兵数が凡そ5万程だと聞いていた。
その事から、必ず冒険者の都市・迷宮都市だと言われ、冒険者の戦力が多く強いだろうと言われている迷宮都市アルテルナの戦力でもかなり厳しく、下手したら堕とされるだろうと予想が付く。
その為、何人かの冒険者達はどこかしらから戦力を補充しなければならない為、ここからも招集が来るだろうと予想していた。
だが、招集がかかる事を予想付いていた者達や戦争関連だろうと予想付いて者達を裏切るかのように、招集されていた冒険者達の前にやってきたアルマン王国王都支部の冒険者ギルドのギルドマスターが、届いた情報を話した。
「つい先ほど、迷宮都市アルテルナから戦争の件の連絡が来た。」
「ギルマスッ!戦争はどうなっているのですか!?」
「待て。それを今から皆に連絡するのだろう。落ち着け。」
「は、はい。」
ギルマスが連絡を伝えようとする中、気になってソワソワしていた冒険者が質問をし、それに対してギルマスが落ち着くように、威厳を声に載せつつ咎める。
それに質問した冒険者や、質問した冒険者同様にソワソワしている冒険者達も少し落ち着く。
「それでだな。……戦争の件だが、昨日に終了したようだ。」
『はっ?』『えっ?』
ギルマスが戦争が終了した事を皆に話すと、ギル達は勿論、この場にいた冒険者やまだ聞いていなかったギルド職員達も、思わず声を漏らす。
たった今、ギルマスは何と言ったのか?と皆が思う。
「ギルマス、今何と?」
「昨日に戦争が終了したみたいだ。」
「はっ?冗談ですよね?」
「冗談ではないようだ。今朝、迷宮都市アルテルナ支部から連絡が来た。」
そのギルマスの言葉に、この場にいた者達の全員が疑問に思う。
戦争が継続しているなど、優勢劣勢などの話ならまだ理解できるが、いきなり終了しましたと言われたら、誰だって理解できない上に疑問に思う。
もし、話を飲み込む事が出来たとしても、まず、どうやって?や、まさか負けたのか?かと疑問に思う。
「ギルマスっ!一体どういう事なのですか!?まさか負けたのですか!?」
「いや、戦争には勝利したらしい。」
「そんな馬鹿な!?魔族は俺達人類よりも圧倒的にステータス値が高いのですよ?幾ら超級の広範囲殲滅魔術でも、相手の抵抗値や結界などがあるのですよ!?」
「いや、そもそも戦争と呼べる物じゃないらしい。」
「?どういう事ですか?」
疑問や混乱している冒険者の一人が、ギルマスへと詰め寄る。
その情報の中で、ギルマスは戦争に勝った事を告げるが、再びその場に居た者達は、じゃあどうなっているのか?どのように勝利したのかと疑問に思う。
その状況に、事情を知っているギルマスは、再び口を開き話始める。
「たった二人の人物によって、いや正確には一人によって一方的な物になったらしい。」
『は?』
「戦争を強制的に終了させたのが、つい最近冒険者登録したユージという名の者らしい。」
その言葉により、何人かは戸惑う。
何故なら、前に大々的に決闘をして注目を浴びていた者であったからだ。
そして、決闘時の動きなどを見て、何となく確かにと納得する者やまさかそこまで実力があったのかと冷や汗をかく者や、流石に無理だろう、ただの誇張話じゃないかと馬鹿にする者などに分かれていた。
そして、元幼馴染達であるギル達も、ユージという名を聞いて反応する。……勿論、悪い方向に。
「何故アイツが!」
「冗談でしょう!流石に一人じゃ不可能ですっ!」
「何でよ!ただのステータスが無い奴だったじゃないっ!?」
「因みに、そのユージという者とそのパーティメンバーで今回の活躍者であるローナという者は、向こうの支部でAランク認定を貰ったらしい。」
『えっ!?』
「迷宮都市アルテルナにあるダンジョンを1000階層と全制覇したらしくて、その功績もあるらしい。」
『はっ!?』
ギル達が悪態を吐いている中、ギルマスは更に追加情報を話す。
その追加情報の内容によって、この場に居た者達が戦慄する。
確かにその情報通りならAランク、いや、Sランク認定を受けてもおかしくないだろうと判断するが、その前に、ダンジョンを全制覇した事について驚愕する。
そもそも、自分達が知っている最高到達層が85階層とかその位であり、最高階層が100階層と言われてきて、ダンジョンが1000階層まである事やその上で到達している事に皆戦慄していた。
「ユージぃー、あの野郎ぉっ!」
その中で、元幼馴染達は憤っていた。
まさか自分達が見下していた存在が、決闘騒ぎの時だけでは無く、まさかここまで差が付けられると思わなかった。
だが次の瞬間、3人ともガクッと態勢を崩しそうになった。
「なっ、何だ!?突然、若干だが力が抜けた感じが……。」
「ギルもですか?僕もなんですけれども。」
「私もだったけれども、……今は何とも無いけど。何だったんだろう?」
3人は突然力が抜けたかのような感覚がした。
これは、ユージが垂れ流すかのように付与していた加護が、消え去ろうとしている始まりだった。
きっかけは至って単純で、ユージから貰った加護なのに、その授けた対象者に対して敵対心などを抱いた事により、加護が消え去る時間をより早めてしまったからであった。
この現象により、ギル達はより加速的に堕落し始めるのであった。
今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます
誤字脱字や感想や評価なども頂けたら有難いです。
次回はできれば早めに投稿します。(最低でも2、3日程で)
次回もこの作品をよろしくお願いします。




