8.2人目の超越者に至った者
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「…ユージは、転生してもユージですよね?」
と、皆と契約を結んだ後に、ローナが不安げに俺に聞いてきた。
「あぁそうだ。記憶を取り戻す前の俺は、言わば、将来このような形態系になるために、形成された人格と言うわけだ。一時的に俺に似せた魂などを偽物として、体に搭載しているだけだ。容姿とかは、ガラリと変わっているけどな。」
と、俺はローナにその事を言うと、「ほっ」と小さな息を吐いた。
「ローナはどうする?俺は、あの三馬鹿達と決闘した後に、冒険に出るが。ローナは俺と一緒に来るか?さっき、俺と一緒に冒険したいと、素直に嬉しい事を言ってくれたからな。」
と、俺はローナに一緒に来るか提案した。しかし、ローナは一瞬嬉しそうな表情を浮かべたが、直ぐに申し訳なさそうな表情をした。
「…一緒に冒険したいですけど、ユージとの実力差が開きすぎているので、とても迷惑をかけかけて…しまいますし…。」
と、ローナは最後には消えてしまいそうな声で、悲しそうにそう言った。
「なんだ、そんなことか。別に俺は平気だぞ。俺は超越者だぞ?全世界を守れ、という訳ではないし。迷惑をかけると思うなら、努力して実力をつければ良いだろが。」
と、俺はローナに対して優しく告げ、
「というかそもそも、ローナも超越者になることができるぞ?」
と、爆弾発言をした。その言葉に、ローナも含め周りの人達は酷く驚いていた。テランもさすがに予想していなかったのか、酷く驚いて、俺に慌てて問いただしてきた。
「まっ、待ってください!そこの少女が貴方様と同格の超越者になれると言うのですか!?」
「あぁそうだ、さすがに最初から俺と同格という訳ではないがな。なんならローナの魂を確認してみればいい。」
と、俺が答え、テランに魂を確認するよう促すと、テランは慌てて確認し顔を青ざめて、「嘘…無色透明に限りなく近い…」と、呟いていた。
「そうだ、多分原因は、幼児期から俺の近くで一緒にいた事と、性格があまり変わらずまっすぐで優しい所だろ。そして、魂の状態が最初から無色透明だったことだな。本来無色透明で生まれても、数年経てば、色が少し染まってしまうのだが。幼馴染として、ほんの少しエネルギーが溢れている状態の俺の近くにいて、ほんの少ししか力が引き出せないが、俺の加護の副産物という形で魂の色の固定をしていたんだと思う。」
と、俺は説明した。だが本来なら俺の加護で魂の色の固定をしていなかったら、ローナの性格上黄色に染まり、アルマン王と同じく半人半神に至ったり、中級神の聖神として至ったかもしれない。
「でも、その…、ライフガベレージ?という代物が必要ではなかったのですか?しかも神様でも扱えませんし、人族でも不可能だったのではないのですか?」
と、ローナは戸惑いがちに、俺に尋ねてきた。
「あぁ、本来なら不可能だ。だが忘れてるよな。ここには、俺がいるんだぞ。俺がローナの魂へ取り込めるよう、サポートする。そして、ライフガベレージのストックは、極小のものも含めて、大量にあるから安心しろ。」
と、俺は答える。そして、
「ローナはどうする?ライフガベレージを取り込み、俺と一緒に冒険するのも良いし。辞めて普通の人の生活をしても良い。ローナ次第だ。家で両親に聞いてからでも良い。どうする?」
と、ローナに尋ねた。
「…私は、ユージと共に冒険がしたいです。それがどんなに果ての無い冒険でも、ユージと冒険したいです!親には説得します!」
と、ローナは、何かに宣言するかのような力強い声で答えた。
「わかった。では今から始めるとしようか。」
と、俺はそう言い、異空間収納からライフガベレージを取り出した。
ライフガベレージは、大きさ10立方センチメートル位の大きさで、少し歪な球体をしていて、全体的に透き通る黄金色で、所々に黒色のラインが入っている。しかも、誰が見ても異質だと分かる様に存在感がある。
『黄色のライフガベレージを確認。それから対象者ローナの魂の状態を確認。これから私の演算のもと、黄色のライフガベレージと対象者ローナとの融合を開始を開始します。マスター、私の指示のもと、行動をしてください。』
俺は黄金色のライフガベレージをソールの指示通り、自前のエネルギーを加工する。
そのライフガベレージは周りに黄色と黒色を輝かせ、俺の手元から離れ、ゆっくりとローナの胸元に近ずき、ローナに溶け込むかの様に消えていった。
その後に俺はローナに近ずき、手をローナに向けかざし、魂との融合を固定化する。
『…完了しました。対象者ローナと黄色のライフガベレージは、無事に融合しました。お疲れ様でした、マスター。』
と、ソールも少し緊張していたのか、それとも初めての作業だったからなのか、融合を終えて少しテンションが高いようだ。
「無事に融合したようだ。」
と、俺が言う。そしたら、ローナが俺に向かって来て、
「嬉しいです。ユージと一緒にいられるなんて。」
と、嬉しさを隠さずに、俺へと抱きついてきた。その様子に俺は、苦笑しつつ、ローナの頭を撫でた。
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