60.燈狐の初文明
すみません、投稿が遅くなりました。
そしていつもよりもちょっと文字数が少ないです。
取り敢えず少し邪魔はあったものの、無事に当初の目的を果たした俺達は、ダンジョン1,000階層から都市へと帰還した。
燈狐は初めての人間が住む場所(町・都市)が気になっているらしく、少し見た目と反して子供見たいに周りを好奇心いっぱいに見渡している。
森の中に無い大きな建築物や道中にいる大人数の人々、そして得に気になっているのが、露店に売られている食材や料理品の数々。どれも見た事の無い代物だと俺から見ても周りの人が見ても気づく。
周りの人達から少し微笑ましそうな目線を貰うが、それでも初めての景色に目を奪われているらしく、興味津々に見渡し、時には近場まで行っていた。
まあ、後で恥ずかしさに悶えるが。
そんな感じに道中を歩きつつ、そしてたまに燈狐が興味を持った店に寄ったり買って食べ歩きをしつつ冒険者ギルドへと向かった。
さっきから気になるのだっが……、燈狐を除いた俺達に、何か……その……酷く見覚えが、いや、それ以上の視線を感じるのだが……。何で好奇心や称賛などのプラス面な目線が多数と、時たまに畏怖や嫉妬や嫌悪などのマイナス面の視線を貰う。
何やら非常に嫌な予感がするのだが……。
歩くこと数十分程、当たりは夕暮れに差し掛かる事によってオレンジ色に風景を染め掛け始め、冒険者ギルド内部だけではなく、他の店でも客足が減ったり増えたりと何かしら忙しくなって来た頃に、俺達は冒険者ギルドへ辿り着き冒険者ギルドの中へと入っていった。
冒険者ギルドの中には、依頼を達成して報告しに来た冒険者や報告し依頼を達成した人が馬鹿笑いをしながら個人だったり仲間達と酒を浴びていたり、中には依頼に失敗してチビチビと飲んでいたり、これから依頼に行く者だったりいた。勿論、受付嬢を含めたギルド職員たちも、冒険者達の依頼を処理や手続きをしていたり、冒険者ギルド内部にある店の経営をしていたりしていた。
だが、僅かにいつもの光景と違う所は、何やら俺達の噂を皆がとは言わないが、冒険者だけではなくギルド職員やたまたま依頼を発注してもらう為に来ていた一般人などの殆どの人達がしていた。
俺達は疑問に思い入口前で止まってしまった。
それだけが要因ではないのだろうけれども、止まったこともあり注目を浴びるかのように、周りから都市の住民などと同じ視線を貰う。
気になったので、周りで俺達の噂をしゃっべている人達に注意して耳を澄ませてみる。
俺達の身体能力は無駄に高スペックなので、魔術やスキルなどを使用しなくても聞こえる。
そしたら、まあ、ある程度予想はして通り、いや、それ以上の早さで俺達の事が広まっていた。
その中には、俺達が調べていなかった為、まだ知らなかった情報まであった。
そんな感じに周りから視線を貰っているとこちらに気付いたのか、俺達の専属受付嬢であるヘレンさんとギルマスがこちらにやってきた。
「お疲れ様ですユージさんローナさん、……そちらの獣人族の女性は?」
「ああ、こちらにいるのは、狐の獣人の燈狐です。ダンジョンダウンに巻き込まれたらしく保護しました。」
「ダンジョンダウン?……予想できますが、どういう系統のダンジョンダウンですか?」
「ああ、予想通り突然転移型です。周辺に魔力淀みでも起こっていたのでしょうか?いや、ここ最近では、起こっていないようですね。かなり遠くから攫われたのではないのでしょうか?」
「そんなっ!?それは何層で起こった事ですか!?」
「あー、確か983階層位ですね。偶然俺達の近くに転移してきたらしく、ある意味本当に良かったっですよ。」
「急いで調査の手配します。……え?今何と仰いましたか?」
「偶然助けたよ、という話ですね。」
「そ、その前ですよっ!」
「983階層ですね。」
「ま、まさか、クリアしましたか?ダンジョン?」
「ええ、クリアしてきました。」
「……本当ですか。」
「お前たち、今さら言うのも何だが、かなり異常な事をしている事を自覚してくれ。」
俺達がダンジョン攻略した事と、偽装したがダンジョンの中で燈狐を助けたことを伝えると、その話を聞いていたヘレンさんとギルマスは溜息をつき呆れ、周りで聞いていた人達も驚きで固まっていたり、流石に冗談だろ嘘だろうと、話を信じない人もいたが、結局は、まあ俺達だしと言った感じで呆れるという皆共通の反応になった。
勿論、最近来たり冒険者になったりして俺達の事情知らない冒険者達は、嘘だと思ったりこんな若人がと陰口を囁いていたりしている。
周りの反応を見ればわかるのだがな……。
「で、報告はしたいのが、今大丈夫そうか?」
「ああ、君達に会議室で話があるんだ。」
「ん?会議室で?こないだ話したばかりだろ?……あっ。」
「察しが良いな、相変わらず。……冒険者ランク昇格の件だ。」
と、ギルマスは周りの人達に聞こえない様に、俺達の近場に行き小声で伝えてきた。
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