59.一つ目のライフガベレージ
すみません、リアルが忙しくて投稿が遅れてしまいました。
「さて、ダンジョンコアも殺した(壊した)し、ローナが忘れていたライフガベレージを回収しますか。」
「まだ言っているのですか!?忘れていた私が悪かったですけれども、もうわかりましたからやめてください、恥ずかしいです。」
ちょっと先程から弄り過ぎた事で、羞恥心で赤面をしているローナが次第に怒り出したので、そろそろやめっる事にする。
現在、俺達はダンジョンコアの意識・命を消滅させ、代用のコアを運営するシステムを搭載したので、俺達の当初の目的であるライフガベレージを回収する事にする。
大体の場所は把握していて、ライフガベレージがある場所は、丁度ダンジョンコアが置かれている場所から大体半径10メートル前後・100メートル下の位置にあるらしく、簡単に獲得が出来そうである。
と言っても、そもそも俺達には、全然環境とか関係ないのだが……、そう、手間の問題……、嘘です、すみません。
で、現在の俺達がいる場所がダンジョンだから、一般的に空間的に問題があるのかと言うと、全く問題がない。
確かに、ダンジョンの構築種類で、今回のダンジョンの様に空間圧縮ではなく、亜空間だったり世界と別世界の空間を繋げて別世界の空間だったりするのだが、今回はただの空間圧縮なので、純粋に下に掘っていても、ダンジョンの外からはじかれ(出て)全く別の空間に放りだされることも無い。
という訳で早速掘っていく。
「穴掘り」
「で、結局、お主らは何をしようとしているのかの?」
「あー、見てりゃ分かる。」
そしてダンジョンコアがある位置から、半径15メートル地下に150メートル程の大きさの穴を一瞬で開ける。
一般人(余程目が良い人を除いた)が見たら、暗く奥底が見えないが、燈狐を含めた俺達3人は、まあ、人外とも言える程の実力者だし、驚異的な身体能力を得ていることで奥底が見えた。
奥底にあるのは、直径30センチ程の大きさの漆黒な鉱石らしき物が、鉱石の色のせいもあるが、周囲の真っ暗と言える程の暗さと同化するように、空中に浮いてたたずんでいる。
でも、良く観察していると、宝石商人に見せればかなりの額になるだろうと判断するほど、艶やかでそして落ち着きのある黒き輝きを放っている。
まるで、その鉱石だけあらゆる物から突出している言える程の美しさであると思われる。
「アレかのう?確かに綺麗に見えるのじゃが、宝石面で見れば原石という事もあるしかなり良さそうではありそうなのじゃが、ミスリルやアダマンタイトみたいに魔力などのエネルギーが一切込められておらんぞ?」
そう、燈狐が言う通り、黒い宝石に見えるライフガベレージは、エネルギーが一切無く、ただ単純な宝石の様に見える。
正確には、エネルギーが無いように見えるだけである。
より詳しく言うと、殻を被っている為、中身に含まれているエネルギー量を上手く把握できていないだけである。
因みに言っておくが、今回のライフガベレージはそこそこ良い分類に含まれる物である。
ライフガベレージの良し悪しの判断は、ぶっちゃけ大きさである。
大きなエネルギ―を内包するほど大きさ・質量ともに向上していき、世界の誕生から長い年月が経つ事と、寿命以外で死亡する人が多いほど保有するエネルギー量が増えていく。
大きくなるほど容量が大きくなることは、ライフガベレージでも共通である。
まあ、今は置いといて。
「ローナ、セイの補助の元にあれを自分で吸収してみろ。勿論、俺とソールも何かあれば補助する。まあ基本、問題が起こらなければ、俺達は手を出さない。」
「わかりました。やってみます。」
「何が起こっているのか解からないのじゃが。」
「ああ、先程も言ったが、もう直ぐにわかる。それよりも俺の傍にいた方が良い。」
「……へ?何でじゃ?いや……その……ちょっと嬉しいのじゃが。」
そう言いつつ、俺達はライフガベレージがある場所まで近づく為に、穴の底に向かって落下していき着地する。
それから、数秒後にローナがセイの指示の元、ライフガベレージに近づき手を前にかざす。
その瞬間に、あたり一面の穴の底の壁を大きく削るような突風が吹き荒れる。
発生源はライフガベレージとローナからである。正確にはライフガベレージからもの凄い勢いで吹き荒れる風を相殺と制御するかのように、微弱とは言わないが、ライフガベレージと比べて弱い風を吹かせる。
「何じゃ!?これは一体何じゃ!?」
「今は殻を破っている最中というか自分様に調整している最中だよ。あの宝石の原石のような物の。」
「あれの殻?あれに中身があるじゃと!?」
「ていうか、下界どころか神が住む神界を含めた全次元の中でも、最もエネルギー量・出力がある物だアレは。因みにエネルギーの本質は、生物の余剰生命力だ。まあ、別にあれが生命力を吸い取っているのではなく、人々が寿命つまり生命力を使い果たさず、死んだ際に余る生命力を吸ってできた結晶という訳だ。」
「……もう、訳が解からなくなってきたんじゃ。」「因みにストックはめっちゃある。」
「…………。」
「おっ、やはり大丈夫だったか。ここまでいけば後は問題は無い。」
自分様に調整しつつ殻を破っていたローナだが、とうとうその工程が完了したらしく、徐々に黒いライフガベレージにひびが入ってきて、中身の様子が見えてきた。
中身は、黒色の殻とは全く違う色具合であり、透き通るような、いや、透き通っている水色の結晶のようであり、それと同時にかなりの圧感とライフガベレージが保有する生源力が周りにまき散らしている。
燈狐は、俺が保護して圧など生源力の影響を受けていないが、突如出現したエネルギー量に唖然としまった。
そしてローナというと、ライフガベレージの全エネルギーを飽和しつつ、自分の体内に加える為に、今なお調整していた。
それから5分と少々時間が掛かってしまったが、取り込む事が無事に終わり、自分のエネルギー量増加や身体能力向上などを果たした。
これで今回の目的は完了したのである。
今回もこの作品を読んで頂きありがとうございました。
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