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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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55.魔人の妖狐と幻想級

今回も少し早めに投稿できました(文字数もいつもより1000字くらい多いです(かなりメタくすみません))。

目の前に居るのは、身長は長身で淡い黄色の長い髪と少しばかりか鋭さのある瞳であり、体型でいうとかなり胸と尻が大きく腰回りが小さいく、俗に言う出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいると言え、その場に居るだけでかなり妖艶な雰囲気を出している。ちなみにまだ成人したてのローナよりも大き……「ユージ?」『マスター?』「痛っ、すみませんっ!」そして肝心な部分で狐らしき黄色い耳が頭上のと腰の後ろにフサフサそうな八本の立派な尻尾があり、見た目では完全に狐の獣人と言える。

そしてローナの様な可愛らしい感じではなく、どちらかと言えば美人に分類される顔立ちだろう。


何か、邪な考えをしていたら、ローナから脛への足蹴り、そしてソールからは魂に直接振動を叩き込まれた。


ソールはある程度分かるけれども、ローナは何故分かったし……。


話を戻すが、目の前の獣人らしき人物は、正確的に言えば獣人族という訳ではなく、()()であった。


魔人と言うのは、魔族と同じ存在という訳では無く、人類種ではなく魔物の系統から特殊進化した存在であり、本来魔物は例えで言うとEランクのゴブリンから進化してD-のホブゴブリンの様に、その進化前の魔物から強力な個体となった進化するのだが、極稀に魔物から人型に進化する魔物がいる。

その人型に進化する事を特殊進化と言い、分岐進化ともいえる状態である。

勿論、特殊進化にも人為進化(調教士などで強化を施されたなどの場合)や最弱クラスから大幅進化する襲強型進化、そして人型に進化するよりも更に極稀に到達する個体名型進化など人型以外にも他にあるので、人型進化は正式的には人型特殊進化とちょっと長い名称である。

因みに、この世界では魔人と言う存在を認知した人類はいない。なので目の前の妖狐は、外見上狐の獣人族と認識されるだろう。


で、目の前に居るのは、本来Bランクである幻狐(げんぎつね)からSランクに到達した妖狐であったが、そこから知識欲というきっかけから更に人型特殊進化を果たし、人型になった魔物であった。いや、正確にいえばそうだったと言うべきだろう。


今は、亜神(デミゴット)になり、魔物は勿論、獣人、そして神としてちょうど分かれるように分割された状態なので、魔物と一概に言えない存在であった。


まあ、世界を巡ればたまにこのような存在には会うのだが、それでも滅多に出会うことの無い存在である。


……自由意志があればな、純粋に嬉しかったのだが……、決して美人であったからだったりかなりの胸のサイズだったからではない……、だから、ゲシゲシと脛を蹴らないでほしい。


まあ、俺の邪な考えとローナの様子を置いといて、現在の状況に戻る事にして、今目の前の魔人の状態を見る。


目の前の妖狐は、何やら何かを抑え込むかのように踏ん張り、汗を浮かべていた。

事情を知らない人には、かなり妖艶に見え…、だから何でローナはわかるのか?まあ、話が脱線しすぎている感じもするが話を戻して、か本人曰くかなり奮闘していて、声をこちらにかける事すら出来ない程である。


何から踏ん張っているのかと言うと、この階層に入る前に言った様に、このダンジョンの殆どがダンジョンから生み出された存在であり、勿論、ダンジョンがリソース(エネルギー)を消費して作り出している。

だが例外が一つ(一人)あり、それが目の前にいる妖狐である。


普段は自由意志があるようだが、現在の様にこの1000階層のボス部屋に入り戦闘になると、ダンジョンの命令に従うようにそして命尽きるまで戦う事を課せられる。それを魂に刻まれている。


本来は、魂に命令と服従を刻まれている為、抗う事は不可能だが、本人がデミゴットになった事やダンジョンが強化される際に、本人の実力も上げていた事により、抵抗できる状態になったという訳である。

まあ、本人がデミゴットまで行っても、ダンジョンもそれに倣うかのように成長している為、爆発的な戦力増強が無い限り悪循環であるがな。


そして現在も抵抗しているが、それも時間の問題であろう、次第にダンジョンが浸食していき、体を完全に乗っ取るまで言わないが、かなりの時間意識を乗っ取るだろう。


まあ、サクッと解決しようか。


俺はローナに今回は任せろと言う。

勿論ローナは、ちょっと戦闘が出来ないからではなく何か別の要因で不満げであったが、流石にこの状況は俺に任せないといけないと、鑑定して察したので渋々引き下がる。

今回の相手の本心に殺意は無く別に争いたい訳でもないらしいし、助ける際に俺ではないと不可能と言わないが、かなり厳しいと判断したらしい。


今回、何故ローナではなく俺が助けなければならないかと言うと、ダンジョンのゲs…クz…ゲフンゲフン、ダンジョンの糞野郎が『言い直せていませんよ?』、魂レベルで束縛している為、下手な事ができな状態であり、何かつ神理禁忌の中で極悪で厄介さなので、まだ未熟であるローナではなく俺がやる必要がある。


何かソールの突っ込みが多い気がするが一時放置する。


まあ、魂の束縛程度俺からすれば、どの様にやっても解除できるが『補足しておきますが、ローナ様レベルまで実力を付けなければ不可能ですからね?しかもローナ様だとまだ時間も掛かりますし』知らんっ!取り敢えず久しぶりにこいつを使うか。最近使ってなかったからな。それに一番安全面や早さで考えればこいつを使うのが早いし安全だしな。


「久しぶりの仕事だ、起きろ。」


俺が告げた瞬間、全ての次元の時が止まる。いや、全ての時が()()()()()

それは人から神、そして万物までもが時を失い灰色に包まれた世界へと変わり、時が止まったようにすべてが止まる。


勿論、例外の存在もいて、目の前に居る魔人の妖狐とローナである。


ローナが単純に超越者であり、耐性どころかこの環境・世界と同調して、平然としている。

妖狐は、ただ単純に今回の()()()であり、わざわざ普通の状態にしているだけである。


妖狐は今の現状に思考が追い付かず唖然としている。


自分を束縛していたダンジョンの呪いともいえる物が、()()()()()()()()()()()事にも気付かず。


そして次の瞬間、灰色世界に変化が訪れる。


俺の手元に現れるように、一振りの漆黒な柄でそれに反するかのように白の装飾が施された柄に収まっている刀が、空間を割り現れる。


「久しぶりだな、幻想無創刀・エタナサファルト」


その刀は、もしも神や人類種や魔物や動物が目にした瞬間、平伏してしまう程、いや、下手な実力者だと失神どころか絶命してしまうような、鋭くそして膨大な威圧感を放ち、まるで持ち主を自分で選ぶと言わんばかりな威風堂々とした様子が見られる、異常な刀が現世を果たした。

超越者であるローナすら、その刀を見るとその刀から目を逸らせないと言わんばかりか、食い入るように見ている。

勿論、ローナだけではなく妖狐も見入っている。


そして肝心な召喚した刀は、神界を含めたどの次元を探しても、数個あるか無いかといったレベルの武具で、神器級の一段階上の階級である幻想級である。

一段階上と言っても、神器と幻想級の性能の差は天と地程の差がある。

ぶっちゃけ、幻想級の武具があるだけで、神を滅ぼす事は当たり前、ある程度の次元滅ぼす事も創り出す事も、そして終焉を迎えた次元・世界すらも修復どころか誕生まで再生させることもできる。


それ程まで差がある。


そして現在、目前に現れた刀を手にした俺は、自分の腰位置へと柄に収まっている刀を持って、居合の構えをした。


「待ってろ、今助ける。」


そう告げた瞬間、俺は一瞬で移動し、妖狐にすれ違いざまで一閃を放ち、妖狐の後ろに立つ。


妖狐の体には斬られた痕跡は無く、だが、鎖を切られた様に体内からパキーンと、少し甲高い音が鳴る。


きちんとダンジョンの束縛と言う名の呪縛から、妖狐は解放されたみたいである。

幻想級の刀の件は、次回の話で説明するので、すみません、待っていてください。

刀の名前で、カタカナが書かれ和風感が出ませんが、すみません、少しメタい話ですが、和風に忠実な設定ではないので(やるときはやりますが)、雷切とか炎刀みたいな物ではなく今回登場した刀はオリジナル(言語に特に意味はありません)名です。

皆さまの寛大な心で許して下さると有難いです。(作者小心者&オリジナルスペル許してください)


そしてやっと出せました、幻想級!一章の閑話で妖狐の話をだした時と一度神器級の話を出した時から考えていた物を、ようやく話に出す事ができて良かったと思います。

そして最後の階級なのですが、いつ出すかまだ未定です。というか、何となく解っている人もいると思いますが……、まあ、気長に待って頂くか、出した際に、「ああ、そんな物があったな」と思って下さると有難いです。


―――――――――――――


初めて説明以外で後書きをこんなに書きました(邪魔だと感じた方はすみません)。

今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字や感想や評価なども頂けたら有難いです。

次回も2日以内に投稿します。(できなかったらすみません、最低でも3日以内に投稿します。)

次回もこの作品をよろしくお願いします。

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