43.堕遊神の遊戯
かなり投稿が遅れてしまって申し訳ございません。
〈side:堕遊神ミラト〉
「あはははっ!やっぱり楽しいね!下界の者達がもがき苦しむ姿を見るのはっ!」
現在、先程ユージが使徒を滅ぼすきっかけを作った本人の堕遊神ミラトはというと、一つの次元と幾つもの次元を繋げる中心地である次元の狭間にいる。四神で集結していて話し合いをして、そんまま解散した後に自分の娯楽を満たす為に来ていた。
そして今ミラトが見ている先には、下界に生存している者達が互いに生存を賭け大規模な戦争という名の遊戯を繰り広げている。
下界で生活をしている者達の生き残るために必死になっている様をただの娯楽の一種として達観している。
寧ろ戦争を加速化させるために使徒を使って盤上を動かすかのようにかき回し、本人からしてより楽しくしようとしている。
それでも本人曰く玩具の中の一つらしい。
今みたいな世界の他にも他の世界にも手を出していて、多くの世がかなり被害をだしている。
「それにしても他の三神どもは…、まだ時期じゃないだとかもうちょっと我慢しろだとか五月蠅いしな~。…確かに僕よりも強いけどさ~、確かに不満が募るね。」
と、先程まで遊んでいて楽しそうであった表情を不満げな表情に変えたミラトは、その場でクルクルとゆっくりと宙返りをしつつ何か考え事を始めた。
「確かに今抜け駆けでやっているけど、何かあいつらにも一泡拭かせたいんだよな~。そしたら楽しそうだしな~。いい案無いかな?」
ミラトは何かいい案が無いか考え思いつかず唸っている。
だが何も浮かんでこない。当たり前なことである。確かに堕遊神であるミラトは中級神位の実力を持っているがそれでも上がいて上級神や最上級神クラスにはかなわない、というか圧倒的な差である。
自分の権能で下剋上を狙うとしてもかなり相性の良い物を使わないと無理である。
その状態から抜け駆けをするだけでもかなり危険な状態であるのに、完全に一泡つかせようとするとしてもそれはかなりのリスクを伴う事になる。
バレた際、良くて一時の消滅で最悪永遠の消滅というの名の破滅が待っている。
下の相手を玩具として遊ぶ外道だが、自分の安全が何よりな小心者である為自分の考えた案を実行する事が出来ないでいた。
「ん~、ん?あれ?僕が送り出した使徒は?いなくなっているんだけれども?……まあ良いか。」
いつの間にか他の三神と遊ぶ予定にあった世界に送った使徒の反応が消えている事に若干の違和感を感じたけれども、大体自分が作り出す使徒の大半は、自分と同じように勝手に自分の欲望を満たそうと動くという事を思い出しどうでも良いかと納得した。
それから少しの間、ミラトは先程同様に下界を玩具とし遊んでいたら、突如自分から少し離れた場所に生体反応を感知し慌てて振り返る。
そう、本来なら探知系統の権能や能力に特化していなければ、場所が割れるはずが無いと自信を持っていた場所だから余計に酷く慌てた。
「な、何者だ!」
「あ?言って意味あるのかよ?かなりお前に切れているんだこちとら?」
ミラトの近くには下位者の人族だと思われる二人の少年少女がそこにいた。
「な~んだ。てっきりあいつらだと思っていたんだけれどね。どうやら違うみたいだね。驚いて損しちゃったよ。で?君達は僕が誰だと分かって言っているのかな?」
「別にお前が誰だろうが何だろうか興味が無いな。」
「……何だって?」
ミラトは自分がただの下位者にコケにされたと思い、額に青筋を浮かべる。
ただの下位者が至極の存在である自分を馬鹿にするのは許せない。下位者どもは自分の玩具で自分の目の前に来ると許してくださいや死にたくないと殺さないでくれと、泣きじゃくり懇願してくるというのに目の前にの2人(正確に1人しか話していないが)は、そんな様子を一切見せない。
ミラトは、最初は確かに馬鹿されて怒りが募ったが、今はある意味面白くなるのでは?と考えていた。
自分の正体をしっかりと雑魚である人族の二人に伝えて加減を加えつつ粉々にしてあげればどんな感じに壊れるのだろうか、どのように泣きじゃくるのか、どんな風に絶望するのかと有頂天になり考えていた。
その結果が自分に更に加速的に生を縮めてしまうことに気づけないでいた。
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俺達は宴会を抜けるかの様に転移をして、今回の魔族襲撃の黒幕的存在である堕遊神ミラトという中級神位の強さを誇る悪神の元に来た。
勿論、ローナも連れてだ。というか今回はローナの修行の為に疎い犠牲になってもらう予定です。
確かに趣味の邪魔されて怒っているが、折角のちょうどうってつけの犠牲者が現れたんでそちらを優先しました。
ん?辞めてと懇願されたら?勿論やめるわけねーだろうが!あのクソガキはた迷惑だわ!
という訳で逃がしもしませんし生かしもしません。
それから転移して堕遊神ミラトと会うと、堕遊神は最初ドキッとした様子であったが、それから少しすると人族と同等にエネルギー量に偽装しているのを見た事によって、こちら侮る様子に変わる。
癪に障るので少し小馬鹿にするように言うと、何やらいっちょ前にキレてその後にすぐに歪んだ笑みを浮かべた。
あー、俺達はお前の考えていることや感じている事など丸わかりなのに……。
「ローナ、ちょうど良い相手だ。そろそろ全力で戦えそうだし、こいつで経験稼いでこい。」
「確かにそうですね。分かりましたやってきます。」
「君達は僕をなめているのかなぁ~?」
そうして、悪神である堕遊神ミラトとローナの戦いは始まった。
今回もこの作品を読んで頂きありがとうございました。
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次回も少し投稿が遅れそうです、すみません。
次回もこの作品をよろしくお願いします。




