40.黒き月・黄金の夜空
済みません、現実の方が少々忙しくて投稿が遅れました。
少し岩が目立つ大地や防衛の為に建てられた防衛壁が、俺達から魔族陣営の方面にかけ風景が一瞬で変わっていく。
元々の風景は、砦と殺風景な草原所々むき出している岩のある草原であって、昼間で天気が良く晴れていた為青々とした空があったが、風景が変わるとあたり一面が何も無い真っ新な地面に変わる。そして更に大きく変化し青空であった空が黄金色に変化する。
最後に...。
「な、何で、...何で月が出ているんだよ...。」
「そ、それに白じゃない、黒の月なんだよ!」
そう、昼だから太陽が真上に昇っていたのが突如夜が来たと主張するかの様に黒い月が現われる。
突然の事態に敵味方関係無く狼狽える。それは加護を授った魔族やいくつかの修羅場を潜った騎士団長や他の騎士のリーダー格の者や高ランク冒険者、そして悪神の使徒であるアルファルスも例外では無かった。
「い、一体、な、何が起こっている!こ、これは何だ!」
「知らないのかよ使徒さん。かなり若いな。」
「誰だ貴様!」
狼狽えている使徒に向かってこの現象を知らないのか聞きつつ、俺は中央に位置する騎士団の前から歩きつガラッと景色もろとも変化した戦場のど真ん中に行く。
「たかが下等生物が...。」
「じゃあ、その下等生物が作り出した物するら理解出来ないお前は何だよ。」
「貴様!」
「ああ、無知な使徒であるお前に教えてやろうか?」
俺は片手を上空にゆっくりと上げつつ、物理法則を無視し徐々に浮遊していく。
「これは黒き月・黄金の夜空という名でな、世界を自分の理想の塗り替える世界改変の能力だ。効果はこの全域の完全次元隔離の結界効果と夜限定の技の威力や調整などの能力が遙かに上昇する。そして使用者本人のステータスを遙かに向上させる事ができる。そして俺が使った世界改変の本質はな...」
「な、なんだと言うんだ。」
「外部から完全に切り離す事と外部からの介入不可能という点、そして外部に逃走や連絡などが不可能な点、つまり孤立状態にする事だ。外部には幻影で変化が分からない様になっている。」
「なぁっ!」
悪神の使徒が驚き狼狽える。そう、完全に...
「お前と繋がっている悪神である堕遊神とは連絡も取れないしなぁ?」
「くっ!?」
「へぇ~戸惑うのか?今お前の目の前に居るのはお前が見下している下等生物だぞ?」
「そ、そうだな!どうやったか知らないが貴様如き下等生物が俺様の楽しみの邪魔しやがって!ズタズタにしてやるっ!」
俺は悪神の使徒に挑発し戦意注ぎ込みむ。
そのお陰で使徒は俺が世界改変する時の前のモチベーションに戻した。
寧ろ馬鹿にされたことに更に興奮しモチベーションが上がったらしい。まあどうでも良いけど。
「そうか、じゃあこれを防いだらやってみろよ?」
そう俺が上げた腕を降ろしつつ告げる。
その瞬間に地割れが起きたり、空気が裂ける所では無く所々空間自体が割れ裂けたりしている。
その現象で数多くの魔族達がズタズタに引き裂かれたり粉々にされたりしている。
そして最も被害があったのは、それらに追い打ちを掛ける様に黄金の夜空から降り注ぐ数多の黒色の光線。
その光線は金色に染まる夜空の反対を示している黒き月を象徴するかの様な色具合をしており、自由落下の速度増しは無いが、光の速さよりも圧倒的に早く降り注ぐ為、容赦無く打ち殺していく。
勿論、様々な現象の影響で被爆しないように、あらかじめローナが結界を張っている為俺達陣営の被害は無い。
せっかく戦意を取り戻した使徒様(笑)は、現在必死に防御しているが、無意味だと笑うかのように貫通していく光線になすすべも無く、ガツガツと体力やエネルギー全体を減らしていく。
「これは何だっ!何だと言うのだぁー!」
「ああ、これは先程も言ったが世界改変の一種でだな。思うがままに世界を塗りつぶし或いは書き換えし自分の世界にする力でな。規模はお前が慕っている悪神の遙か上の力だよ。これでも手加減しているんだ。」
「なっ...、へっ?」
「俺の趣味を邪魔したのが悪い。容赦無く死ね!」
俺は更に規模を大きくする。更に地割れや空間が裂け割れる規模や速さが上がり、そして黒き光線も威力や範囲そして数が増える。
その影響でかなりの速度で生者が減っていく速度も上がる。
最終的に生き残ったのは悪神の使徒であった。それ以外の魔族陣営は、命乞いをするよりも早く死に、そして降り注ぐ黒き光線によって、死骸が残っていた死者も生者も瞬く間に消滅した。
「遺言は聞かないぞ?興味ないしな。」
「き、貴様は何者だ...?」
「お前に伝える必要も無いし義理も無いからな。...お前、転生しようとしただろ?」
「な、何の事だ。」
「そうすれば生きながらえられると信じていたのか?残念ながら無理だぞ。完全に封じさせた貰ったからな。」
「なっ...、そんな馬鹿な!」
「馬鹿なのはお前だろ使徒さん。ああ、それと悲報だ。お前の魂は完全に消滅させてやるからな。」
その言葉に悪神の使徒は、先程の傲慢さや残虐さはどこいったのか酷く怯える。
そう、魂が消滅すれば輪廻転生すら出来ないからな。
「じゃ、あばよ。」
「嘘だぁー!な、何故俺さ...」
そうして歴史史上最速の戦争が幕を下ろした。
俺は後ろで未だに規模が大きすぎたのか固まっている俺達陣営に向き直る。
その行動に全員がビクッするが、俺は誰かが何か言う前に口を開け。
「俺達の勝利だぁっ!」
『うぉぉぉぉー!』
と、上手く勝利宣言で誤魔化す事にしました。
まあ時間の問題だと思うが...。
この話と前回の話の色々な解説は次回かこの章の終わりのまとめの時に書きます。
今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。
誤字脱字や感想や評価なども頂けたら有り難いです。
次回の投稿は出来れば早めに投稿します。
次回もこの作品を宜しくお願いします。




