36.アルテルナ伯爵からの願い
すみません、前話の後半部分というか最後の所に一行付け足しました。
必要な事なので最後の行だけ読み返して貰えれば有り難いです。
そしてすみません、現実の事情により投稿予定の2日を1日過ぎて投稿しました。
フェル君と別れた(強制送還させた)俺達は、青華のパーティーと緋翼のパーティーに着いて行き門の前に行った。
そして俺達も青華のパーティーと緋翼のパーティー同様に検問をし、迷宮都市アルテルナ内部に入ろうとしする。
「次の方どうぞ~、おや?君はもしかして。」
「こんにちは、どうなされましたか?」
「一応これに触れて次に身分と名、そしてこの都市の訪れた目的を教えて下さい。」
「分かりました。......Dランク冒険者のユージです。でここに来た理由は、この都市の冒険者ギルドで受けたCランク昇格試験を達成し報告しにきました。」
「......私もユージと同じくDランク冒険者で来た理由も同じです。」
「...そうか君達か。」
「ん?俺達?」「私達?」
「ああ、君達はこのまま領主の館に行ってくれ。冒険者ギルドの方の報告は、つい先程来た緋翼のパーティの方達に任せているから君達の報告は後回しで良いらしい。」
...また領主の館ですか...、はぁ~、まあ想定していたけれども面倒くさいんだよな~。
「分かった。...やっぱり今すぐか?」
「ああ、着き次第来て欲しいと。」
「分かった、今すぐに行こう。...で、もう通って良いか?」
「ああ、大丈夫だ。」
「じゃあ行かせて貰うぞ?」
「はい、どうぞ。」
俺達は検問を通過し門をくぐり、早速伯爵家の屋敷へと向かう。
伯爵家に向かって歩いていると、いつもと違う町並みや人の様子が見られる。
非戦闘員である都市の住民や商人達は、慌てて門の外に出ようと身支度したり移動をしている。
非戦闘員である住民や商人の中には、今が商機だと戦争に参加する予定である冒険者や騎士達戦闘員に市販の武器や回復(魔力回復)ポーション等といった道具や魔道具等を売り出している。根性があるのか或いはただの馬鹿か金好きの亡者か分からないが。
そして商機を逃さないとする商人以外にもこの都市に残る者いて、この都市に愛着があり最後まで見届けようとする者や冒険者や騎士達に混ざり戦争に参加しこの都市へ守ろうとする者や他の理由の者もいる。
そして最後に鍛治師や魔道具師等の生産職の者達も、色々と物作りをしている。
そして冒険者や騎士達も己の武器や防具等の手入れや新調していて、現在残っている鍛治師の所に行っている。
武器に関する事以外にも、商人が売りさばいている道具(魔道具)の購入や己の身に付ける物の確認をしている。
中にも、自分や仲間達とそして他の冒険者や騎士との模擬戦や訓練をして、少しでも自分達の実力や連携を高めようとしている。
熱心な事で何よりだ。
『何か感想がずれていますよ?』
はて?何のことやら?
取り敢えずソールの突っ込みをスルーした俺は...前回もこんな感じな事あったな...まあ良いか、周囲の光景を見つつ、伯爵家の屋敷に辿り着いた。
そこでは、やはりというか伯爵家の屋敷に来た時よりも、外から見たり聞いたりしてもあたり全体が喧噪に包まれていて、かなり皆が慌てている様子が感じられる。
俺達は伯爵家の屋敷の入り口の門の近くにいた門番に、要件と名前を告げ俺達がいる門までやって来た執事の一人に、俺達を呼んだアルテルナ伯爵本人の元に案内をして貰う。
伯爵家の屋敷の中は、外から感じた通りにかなり皆が急いでいたり、各隊長格の者達がそれぞれに指示を出していたりしている。
勿論、メイド・執事達も例外では無く、戦争にちなんだ書類の処理をしていたり伯爵領土内にいる住民の避難をしている。
そんな様子を見つつ数分位歩くと、前回同様の応接室に辿り着く。
「旦那様、お客様です。」
「誰だ。今の俺は忙しい。手短に頼む。」
「前回お越しなられたユージ様とローナ様です。」
「そうか、今すぐに入ってきてくれ。」
「分かりました。...ではユージ様、ローナ様、このお部屋へお入り下さいませ。」
「ああ、分かった。」「はい、分かりました。」
俺達を案内した執事が、コンコンとノックすると伯爵が返事をして、俺達は応接室に入る。
応接室にいたアルテルナ伯爵は、机の上に大量の資料を置き次々と処理していく。
だが、いつからやっていたのか目元は濃い黒色に染まっており隈が出来ている。
かなり重労働である事がわかる。
「久しぶりだな。ユージとローナ。」
「ああ、久しぶりだ。...と言ってもそんなに時間は経っていないけれどな。」
「そうか?まあ良い。...所でCランク昇格試験無事に終わったらしいじゃないか。」
「......まあそうだな。で、何が言いたい?と言っても予想は付く、戦争の件だろ。」
「はぁ~、分かった。まどろっこしい事は無しだ。...お前達には悪いが、今回の魔族による侵略戦争に参加して貰いたい。敵対戦力からして、この都市にいる冒険者や騎士団や憲兵達を集めても勝率は2割いくかどうかなんだ。確かに内の都市にいる戦闘が可能な奴等を集めて約2、3万人で魔族達が5万と人数的にも負けていて、しかも魔族達の身体能力は人族達の数倍を誇るとも言われている為、防衛戦だとしてもかなり不利な状況なんだ。...済まないが頼む!私の騎士達に圧倒したお前達の協力が必要なんだ。この通り!」
アルテルナ伯爵はそうお願いしつつ、俺達に深々と頭を下げた。
今回もこの作品を読んで頂きありがとうございました。
誤字脱字や感想や評価なども頂けたら有り難いです。
次回は出来れば早めに投稿します。
次回もこの作品をよろしくお願いします。




