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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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34.Cランク昇格試験7

遅くなり大変申し訳ございませんでした。

それと上手く纏められている自信が無いのでアドバイスが頂けたら有り難いです。

戦利品の山分けや捕虜者達の交渉を終えた俺達は、迷宮都市アルテルナな帰還する事にした。

盗賊のアジト周辺に居たところで何かあるわけでも無いし、さっさと帰りたいと思う者もいたので帰る事になった。

勿論、帰りに必要な馬車と馬(俺達はフェル君を再度召喚する)を回収し、直ぐさま出発した。


そして現在、ある程度街道を進み日が落ち暗くなって来たので、街道の近くの野原に馬車を止め野宿する事になった。


どうやら青華のパーティーや緋翼のパーティーは、自分達の1週間と少し位の食料しか持って来ていなく、俺達が食料を提供する事になった。


勿論、ローナも手伝ってくれたが、基本俺が料理を作った事によって少し地獄絵図が出来てしまった。

そう、いつもの通りに作ってしまった。

ローナの両親が居る時に作った料理やローナの要望で作ったスイーツの様に、普段使っている材料を創造で作り、いつもの様に手抜きせず作り上げてしまった。


その結果がこちら...


「うおぉー!何だコレッ!何だコレッ!あぁぁぁー!!」

「ほはぁ~、ここは楽園、ここは楽園。」

「ムシャムシャムシャ...。」

「ひゃっはー!!俺は無敵だぁ!コレさえあれば俺は無敵だぁ!!」

『............。』


以下略...。


変にハイになる者や現実逃避気味な者や料理に夢中になり手から残像がでる者や、そして予想以上な美味しさに昇天や失神しかける者やもう昇天した者が現われた。


というか待て、あの商人夫婦の子供は何処にあんな量の料理を入れられるような袋があるんだ。食べ過ぎなのでは無いだろうか?いくら美味しいと言っても無理しすぎなのでは無いだろうか。


「ねぇユージ。」

「はい、何でしょうかローナ。」

「どうするのですか?この阿鼻叫喚な状況を。」

「......。どうしてこうなった......。」

「しかも私は前回食していたので今回は余りはしゃぐ事は無かったですけど、私の前回の状況よりも酷いくありませんか?」

「......酷いな。」

「現在、昇天して死亡した者が続出しているのですが...」

「大丈夫だ。魂が顕界している限り蘇生は可能だ。」

「そういう問題では無いと思いますけど...。」


死ぬ位はセーフである。これ一般常識です。授業以前に童話本ででます。

魂が無事兼顕界中なら蘇生は可能です。


と、冗談を言っている場合では無いので直ぐさま蘇生する事にした。


そしてその中には青華のパーティーや緋翼のパーティーもいたが、聞く感じ察することたやすい事だ。

この地獄絵図ができるほんの少し前に、状況をみた各パーティーが俺達も少し分けてくれないか?と頼み込んできたので分けた結果。先程(上の会話)の状況になってしまったのだ。

勿論、フェル君は召喚した日に分け与えていたので、素直に喜んでいただけだが。

と、言っても分け与えた初日のフェル君は、喜び過ぎて破壊衝動を少し起こし、俺がカバーしていなかったら、青華のパーティーや緋翼のパーティーだけでは無く、周囲一帯が崩壊していた可能性があったが...。


もう一度言おう。


「どうしてこうなった...。」

「100%ユージが悪いですからね。」


その結果、翌日に悪魔の料理人と不名誉な称号を他の冒険者達から貰いました。


畜生っ!


それから地獄絵図を巻き起こした夕食を終え、各自武具の点検をし就寝する事になった。


「.........。」

「.........。」

「寝れないのか?」

「......はい、ちょっと盗賊討伐の...せいですかね。余り寝れないのですよ。」

「まあ、俺達は寝なくても生きていける存在だからな。...まあ青華のパーティーはちょっとキツいと思うが。」

「そうですね。」


俺とローナは寝床に使っている馬車から離れて、焚き火がある場所の近くに座り会話をしていた。


「...ユージは、私だけでは無く他の者達よりも長く生きているので、慣れがあるのはわかりますが...。どうして戦えるのですか?」

「それはどういう意味だ。」

「私は今日盗賊討伐を通して初めて人殺しをしました。...その際に私は恐怖を感じました。人を殺した際に感じた嫌な血肉を斬った感触では無く、人を殺してその人の人生を壊してしまったのでは無いかと思いました。さすがに分かっていますよ。盗賊達が悪さをしているから因果応報であると。でも、どうしてもその様に思え無いのです。」

「......そうか。ローナは優しいな。」

「ほへっ?」

「いや、そう思えるのが優しいと思う。」


そう、ローナは優しい。確かに甘いと言われてもおかしくは無いだろうが、それよりも誰にでも気に掛ける優しさという物が素晴らしいと思う。

俺には無い優しさだ。


「ローナ、俺が人殺しをした時はまだ微か8歳の時だ。」

「っ!?」

「ああいや、別に殺す勇気がどうのこうのという話では無い。簡単に言えばそうせざるを得なかったんだ。」

「...何があったのですか?」

「よくある話だよ。裏切られたんだよ。」

「裏切り?」

「そう、裏切りにあった。当時、もう既にこの(超越者)存在になっていて、まだ早いと言われる時期から探検家...この世界の冒険者的存在であったんだ。勿論、生活する為に金を稼ぐためにな。その時に仮のパーティーで依頼を受けた事があったんだ。」

「それでどうだったんだ?」

「嵌められたよ。」

「えっ?」

「仮の仲間だった奴等からしたら良いカモだったんだろう。仮の仲間だった奴等は盗賊と繋がっていて、俺を身ぐるみを剥ごうと剥ごうと思ったのだろう。当時ソールがいなかった俺はまんまと騙されて盗賊と仮のパーティーの奴等に包囲されたんだよ。」

「それでどうしたのですか?」

「殺したよ。しざるを得なかったからな。」

「......そうですか。」

「結局何が言いたいのかと言うと。...何処にでも悪人は居ると言うことだ。そしてローナみたいに善人もいる。」

「確かにそうですね。」

「この世の中善人だけがいれば良き世の中になるだろう。だがそれは不可能だ。思考を持つ者は誰しもが善人であろうと考えるもしくは憧れる者だけでは無い。必ずしも負の感情を持つ者もいるだろう。他人から奪ったりけなしたり嘲笑ったり、そして自分の娯楽の為に他人を使い潰そうとする者がいる。現に先程の盗賊だって捕虜だった者達から略奪して自分の腹を満たしているだろう。その者達が他人から幸福であった人生を奪い幸せになっているんだ。俺は怒るな。」

「そうですね。」

「必ずしも誰もが幸せになれる事が無い。だが不幸者を減らす事はできる。先程の盗賊の討伐だってそうだ。他人から奪って不幸にさせている者を討伐すれば、他人が酷い目に遭う事が無くなる。

まあ、自分の目標を優先している奴が何言ってんだという話しだけどな。」


と、俺は締めてローナに振り返る。


「結局、明確な基準は無いが、今回ローナが盗賊を殺した事により他の者達が不幸になる事が無くなったんだ。盗賊達はもう既に一線を越えているから、気にするなとは言わないが...まあ、何だ、暗くなるな。ローナは明るい方が良い。」


ボフンッ


ん?


「ローナ?どうしたんだ?そんな顔を赤くして?」

「い、いや、何でもありません。」

「...そうか?まあ、そうなのか?」

「...すみません、ちょっと眠くなってきました。何ででしょうか?」

「ずっと気を張っていたのだろう。そして気が緩んだからか?まあ良い、ちょっと横になれ。」

「ふへ?」

「膝をかしてやる。ここに布団を出すと言うのもアレだしな。」

「ほへ?」


どうしたのだろうか?なんか更に顔を赤くしているようなんだけど?


「じゃ、じゃあ、ありがたく...。」

「おう、ぐっすり眠っとけ。」


緊張しているのか、なんかぎこちない様子なんだけど...仕方ない。


「ふひゃ!?」


俺はローナの頭を撫でて寝かせるようにする。

そうしたら、ローナはもっと顔を赤くしていたけれども、直ぐに落ち着いて来てのかスゥースゥーと寝息をたて夢の国へと旅だった。


それから2日後に迷宮都市アルテルナに帰還した。


都市内部は戦争ムードになっていて、喧噪が飛び交っていた。

今回もこの作品を読んで頂きありがとうございました。

誤字脱字や感想や評価なども頂けたら有り難いです。

次回は、出来れば早めに投稿します。

次回もこの作品を宜しくお願いします。

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