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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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29.Cランク昇格試験3

盗賊の居場所や状況を魔術で確認した俺は、取り敢えず皆がいる場所へと戻る。

あまり時間が経っていないから状況は余り変わらず、ローナと青華のパーティーは周囲を警戒していた。

今回のCランク昇格試験の試験監督の緋翼のパーティーは、ローナ達の様子を観察するだけで最低限の警戒だけを行っていた。


「おっ、どうだったか?盗賊達の様子は?」

「ああ、現在盗賊達は昼間だからか、こことは違う近くの街道の近くで潜伏し、商人達や様子を伺っているみたいだ。盗賊のアジトは、最低限の人数を残し見張りを行っている状況だ。」

「ふーん、そうなのか。じゃあ、どうするか?このまま盗賊達を殲滅しに行くか?」

「うーん、どうしようか?確かに実力的には俺達よりも圧倒的に弱かったからな。そのまま行くのも良いが、万が一に不測の事態が起こったらな...。皆、大丈夫そうか?人殺しの覚悟が。」


そうなのだ、確かに盗賊達はかなりの人数がいて約50人程だが実力面で見ればこちらが圧倒的の実力差で、実力をいつも通りに発揮出来れば余裕で蹴散らす事が可能だ。文字通り群より個の戦力が上回る時がある。まさしく今の状況だ。

しかし、今回は初めての盗賊討伐及び人殺しである。

変に緊張や衝動的になれば、本人のいつもの戦闘スタイルが崩れたり、スタミナや効率さの調整に歯止めが利かなかったりして、不利な状況を招く可能性もある。最悪、己の死という事態を引き起こしかねない。

現在の様に昼間の明るい状況と比べ夜というか深夜の状況は、確かに視界は暗く乱戦になればかなりの損害がでるだろうが、不意を突くことはできるし、アジト内部が明かりを灯していたら視界が確保でき安全にとは言わないが、ある程度優位な状況に持ち込む事が可能だ。

だが、現在進行系で盗賊達が商人や通行者などを襲撃を行い、犠牲者がでるという事態が引き起こされかねない。

だから理想で言えば、今すぐにでも仕留めに行った方が良いんだが...、安全面で考えるとなぁ~。


そのことについて悩んでいたが、どうやら杞憂だったらしい。


「大丈夫だ、覚悟はできた。」

「ああ、私も大丈夫だ。」

「僕も大丈夫です。と言っても、皆さんとは違い、魔術による遠距離攻撃なのですが...。」

「私も大丈夫だよ!...と、言いたいんだけどね...。少し不安があるよ。でも、自分がするべき事はしっかりと行う。」

「そうか、ローナは大丈夫か?」

「...ええ、大丈夫です。」

「無理しなくても良いんだぞ?」

「いえ、この間も言いましたが、いずれかは乗り越えなければいけない事なので、私も逃げずに死という物に向き合います。」

「......そうか、分かった。最悪は俺が何とかすれば良いしな。...じゃあ、今から盗賊討伐に向かう。各自、しっかりと準備しておいてくれ。」

『ああ』『はいっ!』


と、今すぐに盗賊討伐をする事になった俺達は、試験監督である緋翼のパーティーに準備が整い次第、速攻で盗賊達を仕留めに行く事を一言告げる。

それで、緋翼のパーティーから「お前達に任せる。」と言う一言を頂いた俺達は、直ぐさま戦闘準備をし、その場に最低限の物しか置いていない馬車と馬を置き、俺達は馬車をストレージに天馬のフェル君を一時送還した。

送還した際に、青華と緋翼のパーティーから馬は何処に行ったの?とか、馬車はどうしたのか?と追求されたので、素直に召喚魔術で召喚したから一時送還した事とアイテムボックス(ストレージ)に馬車を仕舞った事を伝える。


何せ、召喚した際に全員気絶してしまったから、しっかりと説明しとかなければ混乱するだけだろう。


そして青華と緋翼のパーティーの全員が、召喚魔術を使える事にかなり驚いていたが、その後は何事も無く準備が整い、早速盗賊達がいる現地に討伐の為に行く事にした。


俺達は森の中を突っ切り、一先ず盗賊のアジトの近くに確認をしに行くことにした。

盗賊のアジトの周囲に行き、状況を確認してみると、先程と様子は変わらず数人の見張りがいるだけであった。しかも、かなり油断というか怠けているのかダラダラしたような雰囲気で、ゲラゲラと笑い話をしていた。


「取り敢えずどうするか?先に制圧しておいた方が良いか?」

「いや、その前に盗賊達の本陣を叩こう。盗賊のアジトだから勿論お宝もあるだろうし、俺の感知能力から監禁されている人物がいる事は分かっているが、どうやらまだ大丈夫らしい。正魅力などの問題も無く、まだ捕えられたばかりのようだ。恐らく夜までは大丈夫だろう。」

「...でも先に助けた方が良いのでは?」

「いや、実際に先に助けた場合、言っちゃ悪いが戦闘に貢献出来ずにお荷物になる可能性があるから、盗賊の殲滅をする俺達にとって、デメリットしか無い。それならまだ気付かれていないし、油断や怠慢がある盗賊よりも先に本陣の盗賊を殲滅した方が良い。」

「...そうですか...。分かりました。」

「結局、早く本陣を叩けば良い話だろ?」

「その通りだ。まだ夜までは時間があるが、何が起こるか分からないから早めに殲滅するぞ。だが、今この状況で一番は自分の命だ。だから戦闘中に無理そうならリタイアすれば良い。だが、その場で留まるなよ?自分の命だけでは無く周りにいる仲間達にも影響を及ぼすからな。」

「分かった。」


と、言うわけで盗賊のアジトを後にした俺達は、俺の察知能力により見つけ出した盗賊達の近くまで盗賊達の察知スキル持ちの効果範囲外の直ぐ近くまで移動した。

盗賊達の個人の実力が低いから、相当近くまで近づく事ができた。と、言っても50メートル位は離れているがな。


そして、近くに近づいた俺達は、まず相手の察知系統のスキル又は魔術によって居場所をばれないように、青華のパーティーのフェルトが、魔術による魔力隠滅と気配隠滅の効果を持つ魔術ステルスマジックを青華のパーティー全体に掛ける。俺とローナも自身に陰密を掛ける。そして緋翼のパーティーも自身に陰密のスキルを発動したり、フェルト同様にステルスマジックを掛ける。


先程の感知した通りに盗賊達の人数は50人程で、森の木に隠れて街道に現われる獲物を狙っているみたいである。

まあ、人数がいても鑑定した結果レベルが15前後半とかなりレベルが低く、余りでかくない規模の盗賊だと言う事が分かる。

まあ、リーダー的存在は、他の奴等と違ってレベル30と頭一つ飛び抜けているが、まあ余り変わらないだろう。


盗賊からしたら溜まった物じゃないが、俺達のCランク昇格試験の糧になってくれ

《魔術》

〈ステルスマジック〉

・掛けた対象の魔力を、周囲の魔力や相手の掛けた魔術の魔力に同調する事で隠す事ができる。

・魔術の使用者の魔力使用量と魔攻撃力や魔法陣によって効果が変わり、実力者だと姿事態を隠す事が可能。

使用中デフォルトでは、5秒に2消費する。

・看破系統のスキルや魔術を相手に使われると、キャンセルとなり効果を失う。(本人事態のレベル差やスキルのレベル差や使用している魔術・魔法による)



今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字や感想や評価なども頂けたら有り難いです。

次回は、出来れば早めに投稿します。

次回もこの作品をよろしくお願いします。

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