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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
55/112

25.騎士団との訓練とCランク昇格試験までの日々

すみません、書き直しました。

本当に申し訳ございません。

近接戦闘を仕掛けた騎士達を武器による攻撃で倒し、遠距離からの魔術による砲撃をしてきた魔道士達を、俺は術式介入でかき消し、ローナは結界を放たれる度構築して無効化させる。

それで、近接主体の騎士達を大分減らしてから、こちらから魔術を放ち次々と倒していく。


かなり単純な様に見えるが、騎士達したらたまった物じゃないだろう。

何せ、大勢というか騎士団総出とも言える程の人数の自分達の攻撃は一度も掠りもせず、時間が経つ度に自分達の仲間の生存者がもの凄い速さで消えていく様子。

中には、2人の異常な強さで腰が引けたり怖じ気づいたりするものがいた。

それでも騎士団長の開始前と模擬戦闘中の鼓舞の掛け声のお陰か、立ち向かう者が殆どいた。


そんな感じで約20分位の模擬戦は終了した。


「どうだ?こんな物で良いか?」

「...あ、ああ、まさかここまでだと思わなかったが...。」


模擬戦の光景に終始唖然としていた伯爵に声を掛けると、現実に戻って来たのか少し戸惑いながら、感想を口にした。


「まあな。耐久値が人それぞれで違うから、威力調整が面倒だったがな。」

「そうですね。確かに苦労しました。」

「いや、ローナさんや、貴方自分で戦っていなかったでしょうが。」

「いえ、真面目に戦っていました。大剣を使っての戦闘が初めてだったので、苦労しただけです。」

「いや最初はそうだけど、ローナさんや、貴方セイに主導権放り投げていたでしょうが...。」

「私の能力なのでセーフです!」

「ん?どういう事だ?」

「いや、こっちの話だから気にしなくて良い。それよりも大丈夫そうか?おたくの騎士団達?」

「...ああ、多分大丈夫だ。所で、あんなに大勢の相手をしていたのに個人個人に威力調整していたというのか...。情報処理能力とか異常すぎだろ...。それにあれ程の剣戟だったのに初めて使った種類の武器だったとは...。」


俺達が会話をして、伯爵が戦慄している中、騎士団長を含めた騎士達が自分の状況を確かめ、各自状況を班のリーダーに報告をし、班のリーダーは騎士団長に報告していた。


「こちら第13部隊、全員体力が0ですが負傷者は0です。自動回復のスキルを所持して居るものは各自自動回復に努め、それ以外は我が部隊にいる回復士達の回復を受けています。なので、我が部隊は、他の部隊の救援は必要ありません。」

「分った。戻って良し。で、次は?」

「はっ!我が21部隊は、全員体力が0ですが負傷者は0です。しかし我が部隊には自動回復のスキル持ちが少ししかおらず、魔力の関係上、回復士が少し足りません。」

「分った。おい!第5部隊は回復士の魔力が余っていただろうな?第21部隊の方に回ってくれ。」

「はっ!分かりました。苦労を掛けるが今すぐに回復士達は、第21部隊の方に行って来てくれ。」

『分かりました』


と、騎士団長は各部隊のリーダーから報告を受けて、それぞれ指示を出していた。

そして、指示を出し終え場が落ち着いて来たのか、騎士団長は一人の騎士に指示を出し此方に来て伯爵へと告げる。


「無様なお姿をお見せ申し訳ございません。」

「いや、お前達は勇敢だったぞ?実践だったら不味いが相手が悪かった。」

「はっ、有り難きお言葉。此度の敗北を糧にして精進します。」

「それとまだ日が落ちるまで数刻の時間があるんだ。...済まないが頼めないか2人とも?少し我が騎士団を鍛えてくれないか?」

「ああ、別に良いよ。と言うか元からそのつもりだったし、死蔵になりかけていた素材の買い取りもしてくれたしな。」

「はい、私も良いですよ。」


それから、体力の回復が終わった騎士達と個々の模擬戦形式で指導していく。

1,000人も居るので一人一人に掛けられる時間は余り無いので、短時間だけだがかなり的確に指導した。

その影響か、団体戦の技術はあんまりだが個人の技術が少し向上した。

騎士団長そして伯爵も充実していて満足そうであった。

そして、騎士達はやり遂げた感と達成感があった。


そう模擬戦と言っても、ギリギリ反応し対応できる速度や威力の物理攻撃を中心とした攻撃や、それに混ぜるかのように退路を断つ感じで魔術による砲撃だったから、模擬戦をしている騎士達は、文字道理死力を尽くして取り組んだ。


まあ、少し成果が出たから良いだろう。


と、半日間は伯爵家で過ごした。

勿論、依頼として模擬戦を行ったので報酬は貰った。そこそこの金額であったと言っておこうか。


『マスター感覚ですけどね?』


何かソールが言ってくるけど、気のせいだろう。うん、例え500,000Gが模擬戦をした報酬だとしてもそこそこだよな。


はい、嘘です。全くの嘘です。かなりの金額でした。


「あっ、そうだ伯爵。」

「何だ?」

「呪具事件の証拠の現物である、呪具を見してくれないか?」

「……何の真似だ。」

「弔わせて欲しい。簡単に言ってしまうと、あの呪具の代償の際に消費された魂は、代償としてまだ呪具に囚われてる状態何だ。」

「何!?どういう事だ?」

「中途半端に呪具に魂が留まっているんだよ。消費したと言っても代償としてだからな。生者で例えると半死半生と言った所だ。」

「……何とかできるのか?」

「あぁ、できる。」

「着いて来てくれ。」


そう伯爵は一言言うと歩き出した。それに俺達は着いて行き1つの部屋へと辿り着いた。

その部屋の中では、現在進行形で問題に発展した呪具の解析を行っている鑑定士達が数人いた。


その者達に伯爵は一言言うと、鑑定士達はサッとどく。

それから、伯爵は俺達の方へと向き、「弔ってくれ。」と一言言ったので、早速実行する事にする。


ローナの両手から、聖なる光が霧状に出て呪具に纏わり浄化させた様に見える。

しかし、実際は演出の役割を果たして貰うようにローナに念話で頼んでいたので、確かに効果があるものだが、全く関係ない事を行ってもらった。


俺はその間に時空魔法を発動させ、魂が消費される前の状態に時戻りの効果で戻した。


実際時戻りというか、時間逆行自体が神理禁忌の分類に入るので、緊急事態以外の使用は認められていない(俺達は力関係上関係ないが)。


まぁ、現在状態が緊急事態なのでセーフである。


そして話を戻し、呪具の代償という名の呪いから解放された約200個の魂を、輪廻転生させる為に時空魔法の時空間転移を発動させ、魂の損傷が無いように保護しながら還した。

その行動には、たったの1秒にも満たない間だった。

勿論、魔力と神力を完璧に隠滅したので、誰も気づかない状態である。


そんな感じに、無事に犠牲者の魂は保護され、輪廻転生を果たすことができた。

犠牲者の来世には幸があらんこと。


それから俺達は、少し世間話を伯爵として、俺達が泊まっている宿に帰った。


伯爵家から、留まっている宿に帰って数日間は、Cランク昇格試験が延期になっている間にダンジョンを潜っていた。

現在は、呪具事件の関係でダンジョンに入れないよう制限されていたが、伯爵の報酬で特例で入る許可を貰い入れるようになっていた。


まあ、結果と進行ペースは相変わらず変わらなかった。


401階層からは常時炎が燃え続けている焼け野原で、広々としているが炎が充満していて、通常じゃ行動できる範囲が限られている場所だった。

そして、出てくる魔物は火・火炎の耐性・無効を所持している火属性の魔物が多く出現した。

その魔物達は、階層が低い内は余り耐性が無いのか、火が燃えていない所で活動というか出現していたが、階層が深く成る程、耐性・無効化の効果が高くなり、普通に高熱の火の中でも活動・出現する魔物が増えた。

勿論、俺達は余りというか殆ど関係無く、結界とかで燃えるのをというか環境に対して不愉快にならないようにしていた。


そして500階層のボス部屋のボスは、火災竜インフェルノドラゴンであった。他の各100層ごとと同じでSS-ランクに準じる強さを誇って中級竜種で、属性は名前道理火・火炎であり、体全身を炎で包みこんで炎の鎧の様になっている。

なので討伐の正方法は、火の弱点と言っても良い属性である水属性を大量に掛けて、弱体化した所を火や竜特化型の武器やスキルや魔術による攻撃をしなければならない。

まあ、俺達からしたら......。


「雑魚だな。」

「そうですね...。本当にそうですね...。何か当初浮かべていた風景と心情がかけ離れているのですけど...。」


と、こんな感じに残念さを残しつつ、ローナが斧で斬り伏せつつ先に進む。


それから50階層分進み、到達階層は550階層になった。

今回もこの作品を読んで頂きありがとうございました。

誤字脱字や感想や評価なども頂けたら有り難いです。

次回は、できたら早めに投稿します。

次回もよろしくお願いします。

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