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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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24.伯爵家の騎士団との模擬戦

騎士団との模擬戦をする事になった俺達は、伯爵との軽い雑談をしたり、ダンジョンで狩った魔物達の素材などの買い取りの交渉をした。

買い取りの交渉と言っても、素材を売りさばかなければストレージに貯まっていく一方だったので、こちらとしても助かるし、向こう側も俺達と友好関係として接してくれてるみたいで、相場の1.1倍の価格での取引であった。

と言っても、伯爵家の財産にも限度があるので、ギルドと同じくA前後のランク相当の素材しか買い取ってもらえなかったが。

それでもかなりの数の魔物の素材を買い取って貰えたし、かなりの金額になったので良かったと思う。


その場で出すわけにもいかないし、騎士団との模擬戦をしなければならないので、早速、伯爵家にある訓練場に向かう事にする。

応接室から出て廊下を歩き5分程で外に出て、そこから直ぐに騎士達の訓練場についた。


「皆の者、訓練に励んでいるかっ!」


と、伯爵が訓練に励んでいる騎士達に、大きく声を出し呼びかける。

それに応える様に、その場で武器を収め跪き敬礼の姿勢を取る。そしてその後に、自分達の主人の呼びかけに答える様に一斉に『はっ!伯爵様!』と声を出し返事をした。


「うむ、さすが我が騎士団だ。惚れ惚れするような統率力だ。キレもいつも道理あるし、俺は満足だ。どうだユージにローナ、圧巻だろ?まあ、王国騎士団と比べるとどちらが上かわからないが。」

「ああ、確かに凄いな。連携も見た感じ出来ていそうだし。」

「凄いですね。初めて見ましたが、ここまで整っているのは凄いと思います。」

「だろ?内自慢の騎士団だ。個人でもCランクを越え、上位者になると冒険者でいうSランクとは言わないがBランク上位相当の実力者で、騎士団長に到ってはAランク相当な実力者だ。しかも本領は集団対集団で、連携により冒険者達よりも圧倒すると思う。まあ、場合によるし分からないが。」

「ほう。」「へえ~、そうなんですか。」


確かに、統率力といい風格や立ち姿から分かる経験・実力といいここの騎士団は優れている事が分かる。

確かに伯爵が自慢するのが分かる。ここまで練度が高いのはそうそう無いだろう。あくまで人類でだが。


「で、普通に戦えば良いのか?それとも稽古を付けるように戦えば良いのか?稽古の様にするんだったら、ローナじゃちょっと厳しい。戦闘面だったら余裕で捌けるだろうが、指導となると不慣れで出来ないと思う。」

「ああ、最初に我が騎士達に実力を知らしめて貰うために普通に戦って欲しい。君達2人の見た目があれだろ?」

「まあ、否定はしない。確かに成人を迎えたばかりで、顔立ちがまだ幼さが残っているからな。」

「それじゃあ頼む。と言っても、多くの人数がいるから代表と戦って貰うがな。」

「は?全員一斉にやるに決まっているだろ?」

「な、何を言っているんだ?さすがにこの人数を相手にするのは無理だろう。しかも俺の騎士団だぞ?例え余所では出来ても、ここでは無理だろ。」


と、俺が少数と戦う事を否定したら伯爵は驚きの表情を浮かべ否定してきた。

確かに否定したくなるのも分かる。ここにいるのは、交代制なのか本来の騎士団全体の人数と言う訳じゃないが、それでもかなりの人数がいる。1チーム50~100人位に分け、それぞれが訓練しているて、この訓練場だけでも1,000位いる。しかも空間把握を使い周囲を確認してみると恐らく訓練場はここ含め5つある。

要するに、現在5,000人程が訓練をしているみたいである。

かなりに広さがあるな~と関心する。

しかも、先程伯爵本人が言っていた様に、ここにいる全ての騎士が最低でもCランク相当である。誰から見ても、たった2人でこの数を相手にするのは無理だろう。

と言っても俺達を含めた上位存在が相手じゃなければの話だ。


「この位の相手を勤めきれなかったら、そもそも400階層まで到達出来ていないし、騎士達の実力をある程度把握しているから、全員相手をすると言えるんだ。だから安心しろ?安心?まあ、大丈夫だ、全員を相手にしても。」

「そ、そうか。なら一度やって見て、駄目そうなら騎士団長の指名する個人の指導という訳で。」

「ああ、了解した。」

「騎士団長!」

「はっ!何用でございますか?」

「今からこの2人とこの場にいる騎士団全員で相手をして貰う。」

「...えーと、この者達とですか?冗談で......なるほど、若さに反してこの2人は、実力がありますね。でも、この場にいる騎士団全体とですか?少々無茶なのではないでしょうか?」

「この2人は、ここの都市のダンジョンを400階層に到達した、最近、都市内部やこの屋敷内部でも噂の人物だ。」

「ほう、この者達がですか。しかも400階層ですか!?成る程、その事が事実なら確かに我ら全員よりも実力があるのでしょう。私も模擬戦をやりたくなりましたね。」

「ああ、だがくれぐれもお互い怪我の無いようにするために体力が0になったら終了だ。」

「ははは、分かりました。我らの誇りに掛け全力で2人を相手にします。」


と、騎士団長の同意を得られた事で、早速模擬戦をする事になった。



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〈side:騎士団長〉


「各自これから模擬戦をする事になった!相手はたったの2人だが、最近噂になっている2人の冒険者だ!伯爵様の情報によるとあの者達はここのダンジョンを400階層を突破したらしい。」


その騎士団長の掛け声で、この訓練場にいる騎士全員が驚きと戸惑いを覚え、ザワザワと周囲がざわつく。恐らく、何らかの噂や情報は聞いていたのだろう。だが400階層突破の事は知らなかったらしい。


「落ち着け!確かに伯爵様やあの者達の事が事実でも、我らは団体だ!別に個で負けていようが、いつも道理お互いにカバーし合えば良いだけの話だ。しかもあの者ら2人だけだ。いつも道理連携すればそう簡単に負けるどころか我らが勝つだろう。それにこれは模擬戦だ!多少怪我はでるかも知れないが、これは戦ではないから死ぬ訳では無い。技量が相手の方が上ならば参考にしたり、教わる気持ちで戦うだけだ。良いな!お前ら!我らの誇りと力を2人に見せつけろ!」

『おぉー!』


と、騎士団長が鼓舞して騎士達の活気付け、騎士達は各自戦闘準備をする。

それから5分後に全員が戦闘準備が完了する。勿論、フル装備だ。寧ろ、この短時間に鎧や戦闘服を身に付け、準備が完了するのは、そうそう無いだろう。

さすが我が騎士団だ。


「各自、それぞれの班のリーダーを中心とした対人専用陣形に付け。」

『はっ!』

「付いたな、よろしい。...伯爵様準備が整いました。お二人も待たせてしまって申し訳ない。所でお二人は武器をお持ちでは無いのですか?」

「大丈夫だアイテムボックスに入っている。そして待たせたと言っても大丈夫だ。見ていて良かったよ。ここまで早く整った陣形及び準備はそうそうお目にできないからな。それに...。」


2人居る内の1人の少年の口元が釣り上がる。

その様子に俺は悪寒を感じた。

それに伯爵様も同様だろう。滅多に感情によって表情に出さない伯爵が、悪寒を感じたのか一瞬表情を、驚きで歪めた。

それを誤魔化すように、伯爵は片手を上げ...


「では、これよりDランク冒険者と騎士団との模擬戦を開始する。お互い良いな?......それでは、初め!」


と、合図を出した。



-----------------------------



〈side:アルテルナ伯爵〉


「...何なんだ一体これは。...まさかこれ程までとは...。」


俺は気づいた時には驚愕の表情を浮かべ、無意識に声を発していた。

だが、それも無理もないだろう。


目の前には、斬り掛かる度に返り討ちに遭う騎士団と、様々な魔術を使ったり、恐らく平凡なできの鉄製の様々な武器を操る少年がいる。

そして、違う場所には、一人の少女を取り囲む様に展開した騎士団を、まるで投げ物の様に2本の()()で吹き飛ばし体力を0にさせる光景が見える。

少女の方は、最初は動きがぎこちなく、一度大剣が手からすり抜けていたが、少しすると動きにキレがいきなり出ていて、最初とは別人だろと思わせる程に、騎士団を薙ぎ倒していた。

勿論、魔道士達による集団展開魔術(1人で組み立てるのでは無く、数人で使用する魔術の構築部分や魔力配分を分け使用する)による高火力を打ち出すが、2人とも恐らく方法が違うが、魔術をかき消している様子が見れる。

しかも、騎士達が一瞬で体力が0まで持っていかれて、その場に留まるのでは無く、恐らく2人が魔術を使っているのだろう。騎士達が体力が無くなった瞬間に、足下に出ている魔法陣の効果で場外へと一瞬で移動させている。恐らく基本属性と上級属性よりも上位である最上級属性の空間属性の空間魔術であるだろうと思われる。


見ていて分かるように、滅多に現われない所か殆ど記録に残っていない属性の魔術を一瞬で行使したり、鍛え抜いた我が騎士団達を余裕で吹き飛ばしている時点で、異常者だと思われる。ステータス差に5~10倍以上の差が無いと吹飛ばすなんて無理だし、何よりも全力でやってだ。

そう肝心なのは、2人とも全力を出してないと思われる部分だ。

2人とも息を切らしていないし、最も厄介だと思われる魔術師達をわざと残している。


その事実に俺は絶対に2人とは敵対関係を築きたく無いと心に誓った。


でも、ちょっと気のせいか?少女の方の目の色が変わっているのだが...。


あと、数分で終わる様な模擬戦をぼんやりと見ていて、ふと、心に思った。



----------------------------



「ユージ、私も剣を使ってみたいです。」

「いきなりだな。まあ、別に良いじゃないか?チャレンジ精神は良いと思うし。」


模擬戦開始時にこんな様子である。

自分でも少し場違いな様子なのは分かっていた。

でも、直ぐに気持ちを切り替えて戦闘態勢に入ると、ローナも最近慣れてきたのか自前の創造で、大剣を2本作りだし、両手にもち戦闘態勢に入る。


そして、まずは様子見なのか10人構成の部隊1つが俺達の方へと駆け出し、斬り付けようとする。


勿論、俺は先頭いいる騎士の間合いに一瞬で詰め、手元に創造した刃引きした鉄製の片手直剣で斬り付け体力を0にさせ、同時に転移させる。その様子に騎士達は驚きの表情を浮かべ、その場に留まった。

消えた騎士は何処だ?と疑問に思って周囲を見渡すと、場外に倒れ込んでいるの見て安心したと同時に驚愕の表情を浮かべた。


「何だ?来ないのか?」


と俺が騎士団に声を掛けると、今は考える場合じゃないと判断したのか、再度俺達に斬り付けに来る。

俺はその騎士達に、常に急所を攻撃を当てる様に斬り付ける。

騎士達が斬り付けた所にカウンターの様に、直ぐさま攻撃直後でがら空きな所を切ったり、防御が甘めな所を斬り付けたり、攻撃を弾いた瞬間に斬り付けたりして、騎士達の攻撃を上手く捌いていた。

勿論、魔術による攻撃も来ていたので、魔法陣に介入して乗っ取ってわざと魔術師達の貼っている結界の耐久値ぎりぎりの威力にして、反撃していた。

そして、武器の耐久値の問題で、少ししたら武器が歪んでくるので、さまざまな武器を創造し騎士達を相手にしていた。


で、ローナはと言うと、慣れない武器だからぎこちなく武器を振るっていて、身体能力でごりおしていたが、やはりというか武器を落としていたり、弾かれて手からすり抜けていた。

まあ、身体能力を加減していたから弾かれるのだが。

そんな中、少しじれったく思ったのか、セイに頼むという暴挙に出てしまって、今では圧倒する所か蹂躙と言っても良い位の状況になっている。

セイによるプログラム道理だからか、身体能力は確かに落としているが、技術が圧倒的な格差が出る程になっている。

後で、ソールからセイに説教して貰うよう頼むとするか。まあ、俺はローナをですけど。


そんな感じの蹂躙劇が約20分位行われた。

勿論、騎士達は最後まで諦めずに戦っていたと思う。まあ、何か真っ白に力尽きた人が見られるが...。大丈夫だろう。

今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字や感想や評価なども頂ければ有り難いです。

次回は、出来れば早めに投稿します。

次回もこの作品をよろしくお願いします。

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