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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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20.呪具の鑑定結果と質問という名の尋問

すみません。Cランク昇格試験の話を簡単に済ませようとして、余計に話がややこしくなり長引いてしましました。

先の展開を楽しみに待っていた方々は、非常に申し訳ございません。

「ユージ!これはどういう事だ!?一体何がどうなっている!?」


と、報告を受けたギルマスが、慌てて訓練所へと来た。どうやら違法物の事は詳しく聞いておらず、冒険者ギルドの周りに展開された結界という異常事態に関して来た様だった。


「あぁ、こいつらが違法物の呪具を身に付けていたから、軽く捻り潰し気絶させ拘束した。そして、緊急事態だからローナに魔封の効果を含んだ結界を展開させた。例え転移魔術を使おうとしても、無理な様になっている。」

「...それは本当か?虚偽報告だったら洒落にならないぞ?それに都市中までに及ぶ魔術を使っているんだ。場合によっては...。」

「今すぐにあいつらの胸元にネックレスを鑑定すれば良い。看破のレベルが3以上の者に鑑定すれば、違法物である事がわかる。」

「だからって何故結界を?」


と、俺がギルマスに説明していたら、疑問に思ったのかギルマスに同行するかの様に付いて来た数人のギルド職員の上層部の内の1人が尋ねてきた。


「あぁ、情報をなるべく漏らさないようにだな。違法物を所持しているこいつらが、ここ出身で製作して貰ったか、または誰かに秘密裏にここの都市に入れて貰ったかだ。なんせ都市や町などに入る場合は、必ず門の入り口の前にいる門番に、犯罪履歴確認用の魔道具である判定装置で確認するだろ?こっそり入るか権力や賄賂で黙らすしかないじゃないか。しかも普通に冒険者ギルドを活用している事から、誰かが手引きしたに違いないだろ?」


俺が結界を展開させた理由を話すと、数人中の内の何人かが表情を青ざめさせる。何か心当たりがあるのだろう。


「それに、こいつらと連んでいた冒険者もいるんだろ?確認の為に問いただせば良いじゃないか。今この空間内は魔道具及び魔術全般がローナが展開させ以上の出力を誇った物しか使えないから、真実のベルには魔封の効果が及ばない様にしておく。」

「あ、ああ、分かった。分かったんだが.........これ、本当に呪具なのか?」


と、ギルマスは確認するかの様に、倒れ拘束されている赤き爪の連中の胸元にある銀色に見えるネックレスを見る。

その銀のネックレスは、見た目はどの商店や鍛冶屋でも売られているようなシンプルで安めのネックレスに見える。


「ああ、レベル3以上の看破持ちの鑑定士はいるのだろ?早く調べてくれ。」

「わかった。おいっ!誰か倉庫にいる鑑定士を連れてきてくれ。それと受付嬢に頼んで、真実のベルを持っていてくれ。」

「は、はい分かりました。」「お、おう。」


と、ギルマスが訓練場にいた、数少ない内の2人の冒険者に指示をだした。

それから、数十秒後に真実のベルを持った冒険者が戻って、数分後に鑑定士らしき3人の人物を連れてきた冒険者が戻ってきた。


「ギルマス、どれを鑑定すれば良い?話を大雑把に聞いたが、何やら違法物の呪具らしいじゃないか。」

「しかも俺達が鑑定しなければいけないような代物らしいぞ?」

「滅多に見られないから少し興味がある。」


と、言いつつ、俺達の方へと向かって来た。


「ああ、鑑定してもらいたい物は、此奴らが身に付けている銀のネックレスだ。看破を持っているお前達しか分からないみたいなんだ。...それと申し訳ないのだが、証拠の為に鑑定結果を真実のベルの前で言ってくれないか?」

「ああ、というか1人で十分じゃないのか?ただ確認するだけだろ?」

「証人が多い方が信憑性があるだろ。今回の件は、かなり重要なことなんだからな。」

「そうか、取り敢えず鑑定してみるぞ。」


どうやら3人に鑑定して貰い、証拠を固めるようだ。

3人が一斉に鑑定をしだした。そして数秒かけて鑑定をして結果が分かったようだ。


「なっ!?こ、これは酷い。」

「ああ、非人道的な呪具だ。」

「でも、これはどうやって作ったんだ?」

「相当不味い物なのか?」


ギルマスが、鑑定した鑑定士3人の反応に疑問に思い、3人に質問をした。


「ああ、かなり不味い。装備してヤバイ物という訳じゃ...いや、不味いんだが、製作方法というか代償が恐ろしい。」

「...何の代償だ。」

「50人の魂の消費だ。いわゆる、50人程の生け贄と言う訳だな。」

「それは本当か!?」

「ああ、俺達も同じ鑑定結果がでた。それにベルも鳴っていないだろ?」

「......そうだが。それならローナ嬢が結界を展開させたのは正解だったな。この騒ぎを知った連中がこの都市から出て行ったら、かなり面倒いことになる。...で、制作者は判定できたのか?」

「いや、現段階じゃあわからねぇ。時間を掛ければわかる、少し時間をくれ。」

「わかったと言いたいんだが、その前にここの領主様に報告してからだな。あちらで調べるというなら、素直に渡さなければならないからな。それに今から、此奴らの協力者をあぶり出さなければならないからな。」


と、ギルマスは言い、訓練場にいるギルド職員を含めて、冒険者達を見回しながら言った。


「おいっお前ら!今から俺ことギルマス権限で、特例で検査をする。勿論、全員が対象だ。こちらの質問に素直に答えろよ?と、言っても真実のベルがあるから嘘はつけないが。取り敢えず中にいる冒険者及びギルド職員も呼んでこい。そして列で並べ。」


ギルマスの一声で、訓練場にいた冒険者や職員が並び、順にギルマスの質問兼尋問に答えていった。そして、初めの方に終わった冒険者やギルド職員が、冒険者ギルドの中にいた人達を呼んできて、質問の受け答えをした。

途中結果だが、冒険者やギルド職員を質問した結果が、かなり悲惨だった。「赤き爪の連中や違法物の存在などの事については知っていないか?」と、ギルマスが問いただすと...。


「俺(私/僕)は何も知らない。」


チリンッ


「鳴っているんだが?ああ、誰がこの都市に入れさせたか、誰が此奴らの情報を改竄したか、そして誰がこの呪具を製作したか、正直に話して貰おう。ユージ、此奴らをまた頼む。」


と、簡略にギルマスは質問していき、俺達が拘束していった。たったの数分の事だが、既に10名程関与していることが分かった。

勿論、こう言う場合を想定していたのか、かなりの額の魔道具を身に付けて、質問に逃れようとする者がいたが、勿論、現在は魔術というか魔力そのものが使えない状況なので、効果を発揮させずに俺達に拘束される事になった。


それから数分後に、都市の異常というか冒険者ギルドの周りに展開された結界という異常事態に対して、都市の憲兵が十数人やって来た。


その事を報告しに来た受付嬢に対して、了解の返事をしたギルマスは、冒険者とギルド職員の列から目を背け、俺達の方へと向き直る。


「すまないが、少しの間だけ冒険者ギルドの出入り口の周辺だけ結界を解除してくれないか?憲兵に説明しなければならない。できれば呼んできてくれないか?」

「ああ、わかった。ついでに依頼やダンジョン探索を終えて、ここに入れずに外で待機している冒険者達も入れてくるよ。」

「頼んだ。」


と、ギルマスに頼まれたので、早速憲兵の人達と待っていた冒険者の人達を中に入れに、入り口へと行く。


出入り口の扉を開くと、突然の異常事態に憲兵や冒険者達だけではなく、都市の住民や恐らくここの都市の騎士だろうと思われる者達までいた。


「そこの君達!一体この冒険者ギルドの中で何があったんだ!?突然、異常な程の強度を誇る結界が展開されているんだが?」

「すみません、事情は後に話します。取り敢えず中に入ってくれませんか?冒険者の皆さん、ギルマスが招集を掛けています。直ちに訓練場まで来て下さい。パーティー仲間や知り合いの冒険者がまだ来ていないと思う方は、今すぐに呼んで来て下さい。そして憲兵の皆さんや騎士の皆さんも重大な話があります。」


そう俺が真剣な表情で言うと、冒険者達は直ぐさま訓練場に行ったり、来ていない仲間や知り合いを呼びに言った。


「所で、憲兵の皆さんと騎士の皆さんでここの中で、リーダー的存在の方は誰ですか?」

「俺だ」「私だ」

「そうですか、今から念話で話ます。」

「「は?」」

『よく聞いて下さい。他者に聞かれると情報が漏れますからね。まず今現在、冒険者ギルドで起こっている異常事態なのですけど。簡単に説明すれば違法物を所持している冒険者がいたので、結界を張らせて頂きました。今すぐに領主に説明して貰えませんでしょうか?そして、この都市から逃げ出さない様にしてください。』


と、30代後半の少し渋みのある2人の男性憲兵と騎士は、俺の念話を聞くと直ぐさま真剣な表情をして、己の役目を果たそうと動きだす。


「お前達、今すぐに数人で門番の所に行き厳重体制を敷けっ!良いな?そして残りの奴等はこの冒険者ギルドの周りに現われる不審者の監視及び束縛をしろ。」

『はい』

「私達もだ。今すぐに数人で領主様の所に報告してきてくれ。それから鑑定士を連れて来てくれ。そして残った者達で冒険者ギルドに入り、調査をする。わかったか?」

『はい』

「君、取り敢えず証拠品が見たい。


と、憲兵と騎士のリーダーがそれぞれ指示を出し、俺達は冒険者ギルドの中に入っていった。

今回もこの作品を読んで頂きありがとうございました。

誤字脱字や感想や評価なども頂ければ有り難いです。

次回も、出来れば早めに投稿します。

次回もこの作品をよろしくお願いします。

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