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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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18.Cランク昇格試験の説明会1

本来、1話で終わらせる予定だった説明会が、思ったよりも長くなってしまいました。

恐らく、後1、2話位なので、話の先兼2章の終盤が楽しみな方は申し訳ございません。

次の日、俺達はいつも道理の時間帯に起き、お昼の顔合わせの時間まで暇つぶしに、久しぶりにローナと創造で作成した異空間で、模擬戦を行っていた。

ローナは大分戦闘に慣れてきたのか、以前よりも工夫し実力もついてきた。


それから、集合時間の約1時間前になり、身支度を調えて冒険者ギルドに向かった。

時間に余裕があるので、通り道にある焼き鳥屋やパン屋などの露店に立ち寄り、お腹を満たしながら向かった。


冒険者ギルドの中に入ると、自分達の知名度が上がったからか以前に増して、純粋に好奇心や賞賛などの目線や、何か以前に後ろめたい思いがあったり異常な戦闘力で恐怖の目線を向けられる事になった。

そういう目線を向けられるだけで、害は無いのでサクッと流しつつ、専属受付嬢であるヘレンさんの元へと行く。


「こんにちはヘレンさん。」「こんにちは。」

「珍しいですね~。いつも、朝早くから異常な速度でダンジョン探索をしていますのに...。ああ、そうでしたね。本日はCランク昇格試験の事前打ち合わせでしたね。」

「そうだ。」「そうです。」

「いや~、本当に私の感が当たりましたね~。ここまでの大きな功績をだし、かなりのスピード出世ですよ。というか異常の速さなんですけどね...。」

「まぁその言葉は褒め言葉として受け取っておくよ。それよりも時間は大丈夫か?」

「ええ、まだ残り約10分程あります。勿論、早めに来た受験者はいますし、まだ来ていない受験者もいます。」

「わかった。で、何処に行けば良い?」

「ここの扉の奥の通路を真っ直ぐに行き、会議室冒険者専用2と書かれている部屋にお入り下さい。」

「わかった。」「わかりました。」


と、俺達はヘレンさんから場所と行き方を聞いたので、早速行くことにした。

そして、聞いた場所の部屋にノックすると「どうぞ。」と言われたので早速入る事にする。


入ると、そこそこの広さの部屋であり、質素な部屋であった。そして、近くには11席の椅子と1つの大きな机があった。

恐らく、俺達と同様な試験者だろうと思われる人達が4人いて、みんな武具を身に付けている。

その人物達は、およそ20歳前後だと思われる男女の4人パーティーであり、見た感じに、前衛のアタッカーとタンクが1名ずつで、後衛のヒーラーと魔術師のアタッカー兼サポートというバランスの良い構成のパーティーである。


その4人の内1人が、俺達の元へとやって来た。


「君たちもCランク昇格試験の受験者かい?」

「そうだ。」「はい、そうです。」

「俺達よりも若そうなのに凄いな!あぁ、自己紹介がまだだったな。俺の名前はダイダートだ。ここに来ているから分ると思うが、Dランク冒険者であり、ここにいるCランクパーティーの青華(せいか)のリーダーを務めている。よろしくな。」

「何だかお前、フレンドリーだなぁ。まぁ、俺はユージという者だ。まぁ、お前と同様にDランク冒険者で、隣にいる...」

「私の名前はローナです。」

「と、組んでいる。というか幼馴染みである。一応パーティーを組んでいるが、名前を決めていないからなぁ~。まぁ、そんなところだ。」

「へ~、ローナさんも別嬪だし、見た感じお淑やかそうで内の連中とは...いてっ!?なにすんだよ!」

「あんたが余計な事を言うからだよ。」

「そうそう。」


と、ダイダートの足を踏みつけながらこちらにやって来たのは、青華のパーティーのメンバーの戦士・剣士のような格好の女性と神官のような格好の女性だった。


「初めましてだな、私の名前はリンだ。この見た目通り、前衛をやっている。よろしく頼む。」

「私の名前はケイリだよ。見た目通り後衛で回復担当だよ。よろしくね。」


と、前衛のリンと後衛のケイリが簡単な自己紹介をしてくる。


「勿論、僕もいますから。僕の名前はフェルトです。まぁお察しの通り、魔術師として後衛からの攻撃を担当しています。よろしくお願いします。」


後衛のフェルトは、2人の自己紹介の後に遅れてやって来て、自己紹介をした。


「あぁ、よろしく頼む。」「よろしくお願いします。」

「ていうかあんた達、最近噂の異常者達じゃない?」

「異常者?何だその呼び名は?ケイリもフェルトも知っているか?」

「いや、知らないよ?というか最近長期依頼を終えて、この都市に帰って来たばかりだから分るはずないじゃん。」

「異常者?まさかあの噂の事ですか?」

「お?知っているのかフェルト?リンとフェルトその噂を教えてくれよ。」

「あんた、ここのリーダーでしょうに。情報収集位、しっかりやりなさいよ全く...はぁ、取り敢えず、私が知っているのを教えるよ。まずその異常者は15歳で、最近冒険者登録したばかりの2人の人物だという。そして、ここの冒険者ギルドで冒険者登録をしたらしいんだけれども、何でも1人は、Dランク冒険者達3人を軽く捻り潰すかのように圧倒して倒し、もう1人は、ここのギルマスと模擬戦をして降参させたそうだ。その結果、あまり見られないDランクへの飛び級を果たしたようだと。その後は、もの凄いスピードでダンジョンを攻略していってると聞いたぞ。私が知っているのはこれだけだ。」

「フェルトは?」

「リンさんが言っている人物と同じかは知りませんが、そうですね、僕が知っている噂では、何でも80階層をたったの3日程で路破したと聞いていますよ。まぁ、さすがに嘘だと思いますが。」

「そうなのか。なんだよその人物、事実なら相当ヤバイ奴等じゃないか。なぁ、お前達もそう思うだろ?...て、何で顔を引き攣らしているんだお前達?」


どうやら、そこまで噂が広がっているようだ。恐らく悪い意味というかヤバイ人達という意味で。

その話を聞いてた俺達は、そこまで広まっているのかと、話の途中から顔を引き攣らせ、最後には盛大に顔を引き攣らしていた。


その時に、タイミング良く扉が開いた。...というか乱暴に開いたと言うべきだが。


「おうおう、こんなガキ共がCランク昇級試験に受けるのか?こりゃあ笑うなぁ、はははは、なぁお前ら?」

「ああ、そうだな。きっとCランク昇格試験を受けられるのも運がよかっただけだろ?」

「ははははっ、これには笑うなぁ。」

「そうだな。」


と、この会議しつに入って来た4人の30代前半の人達は、俺達6人を見ると、直ぐに嘲笑いだした。

というか此奴らなんなんだ?人を見ると、直ぐさま相手の事をけなさなければ生活できないのか?ここまで頭の悪い連中は久しぶりに見るわ。


『この世界の貴方様の元幼馴染みの方々や元家族の方々...。』


誰だ?俺の幼馴染み達って?俺にはローナしか幼馴染みはいませんよ?しかも家族?誰だそいつら?


と、ソールから何か変な事を聞いたが、取り敢えず流しておく事にする。


「おい、此奴ら上玉じゃね?」

「顔立ちも良いし、体付きも良いじゃないか。」

「それに、1人だけ絶世と言っても良いくらいの美少女じゃないか!?」

「そうだな、是非、お相手願いたいものだが。」

「こういう時は分らせれば良いんだよ!」

「それもそうだな。」

「「「「ぎゃはははは」」」」


どうやら、相当頭の緩い奴等だ。そもそもCランク昇格試験を受けるためには、ある程度の難易度の依頼を受け、達成しないと受けられないはずなんだが。

というか、何でこんな奴等がCランク昇格試験に受けられるの?謎なんだけれども?


俺は、この連中の思考がいっそう清々しく思い、関心し哀れに思う。


「なんだよお前ら!人のパーティーメンバーに対して!」

「あん?なんだよガキ?なんか文句あるのか?そもそもお前らのような粗末な物じゃ、そこにいる上玉達を満足させてあげる事が無理そうだから、俺達が貰ってやると言ってんだ。」

「それとも何か?文句あるのか?」

「あぁ、大有りとも!!誰が内の仲間達をやるものかぁっ!!」

「おっ?なんだよガキ?やるのか?」


と、青華のパーティーとなんか頭の緩い連中が一色触発な様子になる。その状況が長く続き均衡していたが、コンコンとノックの音によって収められた。


「入るぞ。」と言いながらこの会議室に入って来たのは、30代後半のベテランの冒険者ギルドの職員であった。


「ん?なんだこの雰囲気は?何かあったのか?」

「いやぁ~、何でもありませんよ。なぁ、お前ら。」

「そうですよ。なんでもありませんよ。」


と、職員が尋ねると、頭の緩い連中が先程とは違い、媚びるかの様に言う。

その様子に、青華のパーティーのメンバーが、表情を怒りに染め上げていた。

しかし、訴える証拠が無いので、先程の事を言えずにいる。言った所で、連中に言い逃れされるし、何より、自分達の証言がでっち上げと捉えられたら、Cランク昇格試験に影響がでるかもしれないと、青華のパーティーはそう考えている。


まぁ、俺達は...。


(ローナ、訴える必要は無い。)

(どうしてですか!?先程の暴言を聞きましたよね私達!)

(証拠が無ければ、訴えても言い逃れできるし、何より訴える必要が無い。)

(それはどう言う事ですか?)

(ギルマスに直相談)

(なるほど。)


と言う訳で、早速念和でギルマスに先程の出来事の告げ口をする。


(俺だ、ギルマス。)

「は?誰?というかなんで急に頭の中に声が聞こえるんだ!」

(その場で喋らなくても良い。余所から見たら大きな独り言にしか見えないからな。思えば会話はできる。)

(あ、ああ、分った。でお前は何者だ?何か最近聞き覚えの声なんだが。)

(お察しの通り、俺はユージだ。)

(おおう、お前、そんな芸当までできるのか。...で、何の用だ?)

(あぁ、それが...)


と、俺は先程の出来事を包み隠さず伝える。それから、念和越しでギルマスが溜め息をつく。


(誰だ、そんな輩をCランク昇格に進めたのは?)

(Cランク昇格試験を受けるには、一定量の依頼を達成すれば良いんじゃないの?)

(そんな訳ないだろ?あぁ、きちんとCランクについての説明をしていなかったな。Cランクになると、新たに護衛依頼を受ける事ができる。)

(それは、どのランクでもできるのでは無いのか?実際にここに来る前に見た覚えがあるんだけれども。)

(あぁ、それは例外の1つだろ?恐らく見たのは商人の道ばたの護衛じゃなかったか?)

(あぁ、そうだ。)

(商人でも当たり前の様に貧富の差があるから、護衛の費用を抑えようとし、低ランクの冒険者に直接依頼したのだろう。勿論、達成数にならないし、揉め事になってもギルドの管轄外だから手を出すことも無い。言わば、一時凌ぎとも言えるし、自己責任とも言う物だ。

で、Cランクになると、ギルドを通して護衛依頼をする事ができる。勿論、護衛依頼だから、相手に失礼の無いようにするために、性格が一定の水準に達した者にしかなれない様に厳しい審査をして推薦している。だから、先程の者達がCランク昇格試験に受験する事がおかしいはずなんだが...。)


と、ギルマスがCランクからの制度を説明すると、先程の連中について考え始めた。


(でもこれ、簡単な事じゃね?内心を隠し通していたか、もしくは、冒険者ギルドの職員と繋がっていたかの2つじゃね?)

(う~む、そうなんだが。...分った、こちら側で少し調べてみる。受験中は、...大丈夫か?)

(一応、誰かこちらに付けてくれ。俺達は、実力や能力的にも不意を突かれていても大丈夫だが、証拠がつかめない。...いるんだろ?調査者的な存在が。)

(お見通しか...。あぁ、ここの支部には、人数は言えないが、冒険者ギルド総本部の密偵というか調査員がいる。2名ほど付けて貰うように言っとく。)

(泳がせる為にも、Cランク昇格試験の監視役の人も当初予定していた人にしてくれ。予想だがBランク冒険者以上の冒険者、もしくは、パーティーかギルド職員なんだろ?)

(あぁ、現在説明している人物とは違う奴になるがな。)


と、ギルマスと話を付け、ローナにも念話の内容を念和で伝えた。

今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字や感想や評価などもよろしくお願いします。

次回も今回みたいに早めに投稿できたらします(最低でもいつも通りの時間の間隔です)。

次回もこの作品をよろしくお願いします。

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