13.一組目のSランクパーティーとの会合3
今回も遅れてしまい、誠に申し訳ございませんでした!!
取り敢えずドラゴンで、最近のストレス発散代わりに討伐した俺は、ボス部屋の出口の扉が開くのを尻目に、ローナとSランクパーティーの内の3人の元へと戻った。
「終わったぞ~。」
「お疲れ様ですユージ。そ、それと、少し怖かったのですが、その、雰囲気が。」
「あ、あぁ~、その、すまなかった。ちょっとな、最近ストレス気味だったからな。すまないな。そして大丈夫でしたか?3人とも。」
と、俺達は会話をし、Sランクパーティーの中で意識のある3人に聞いてみる。
「あ、あぁ、俺は大丈夫だ。」
「私も。」
「た、助かりました。」
と、3人は、俺達に自分達の状態を確認しつつ、感謝の言葉を掛けてきた。
「それにしても災難でしたね?まさかレアポップだったとは。」
「なんですか?そのレアポップとは?」
「あぁ、簡単に言えば、低確率でボス撃破後に獲得できる宝箱の中身が、高品質やかなり高い階級の物になるが、その代わりにボスの討伐難易度が高くなる事だ。ここの階層のボスも、本来は下級竜種が1体だけだったんだが、運が良いのか悪いのか、...今回の場合は悪いな、2体の下級竜種だったということだ。」
「ほへ~、そんな物もあるんですね?」
「あぁ、まあな。だから災難だったな。」
と、俺はローナに説明し、3人に慰めになるかわからないような事を言った。
「まぁ、助けられたのだから、不幸中の幸いと言った所だな。だろ、お前ら?」
「ええ、そうね。」
「そうですね。不幸中の幸いでした。助けて頂き、本当にありがとうございました。」
「ええーと、その...」
「あぁ、俺はユージだ。最近冒険者登録をして、Dランク冒険者の者だ。」
「私の名前はローナです。私も同様にDランク冒険者です。」
「「「Dランク冒険者?何言っているの?」」」
「「Dランク冒険者です。」」
「「「......」」」
と、俺達は冒険者ランクも含め、自己紹介をすると、その俺達が言ったランクに唖然としていた。
「......えーと、最近、神殿でステータス鑑定版を授かったということ?」
「いえ、それならもっと弱いはずです。さすがに最上級適正職業でも、レベルが低く弱いはずなんですが...。」
「ええ、そうよね。しかも、あんなに強い魔術を使えるのだから、高等部で常識外とか、100年に一度出るか出ないかと言われるほどの天才だったら納得するけどね...。」
「剣の腕前も常識外ですから。それは無いでしょう。しかも見た目的に、かなり若いですし...。」
唖然とした3人は直ぐに立ち直り、話始め、俺達の強さを探り始めた。
「取り敢えず、そろそろ残りの2人が起きるぞ?」
と、俺は3人に言うと、2人が時間差で起き、寝ぼけつつも周りの状況を確認し始めた。
「あれ...、俺はいったい...。」
「う、ううん、ここは何処だい?...確か...。」
「大丈夫か、お前ら?」
「無事なの?」
「まだ痛む所とか無いですか?」
「うん?確か、俺は仲間達と2体のドラゴンと戦って...はっ!ドラゴンはどうした!?まだ戦闘中か!?」
「そうだ!あの2体は!?」
「もう大丈夫だ。この2人が助けてくれたからな。こっちがユージで、そちらがローナだそうだ。そして2人もDランク冒険者だそうだ。」
と、盗賊風の男性が俺らに向き直り、俺達の自己紹介をした。
自己紹介された2人は、こちらを凝視してくる。
「ちなみに若く見えるが、凄かったぞ?なんせ、ユージは、ただの木剣で切り伏せていたり魔術1つで倒したり、ローナは、満身創痍で気絶していたお前ら2人も含め、俺ら5人を一斉に一瞬で全回復させていたからな。感謝しとけよ?」
「そうか、助かったな。ありがとう。」
「私もだ、感謝するよ。...というか、私たちの自己紹介はしたかい?」
「「「あっ」」」
しまった、というような様子で、3人は、自分達の自己紹介をしていない事に気づいた。
「はぁ~。じゃあ、取り敢えず私からだ。私の名前はカロンだ。見ての通り、大剣を使って前衛をしている。これでもAランク冒険者で、そしてこのSランクパーティーの雷狼牙に所属しているものだ。よろしく!」
「俺の名はバルトだ。見ての通り、罠感知・罠解除・斥候・アイテムでのサポートを担っている者だ。俺もサポートとしてAランク冒険者をしていて、今、このSランクパーティーに加入している者だ。よろしくな。」
「次は僕ですね。僕の名は、エドールです。見ての通り聖職者で回復担当をしています。僕も回復者としてAランク冒険者で、このSランクパーティーの1人です。よろしくお願いします。」
「次は私ね。私の名前は、サキナと言うわ。元は魔術に関する専門高等部に所属していて、自慢になっちゃうけど、優秀な方だったわ。まあ貴方がぶち壊してくれましたけれども。そして今は戦闘でAランク冒険者で、このSランクパーティーの一員だわ。よろしくね。あぁ、それと、今度でいいから何か魔術を教えてくれない?」
「そして最後に俺だが、この大盾を見ればわかるが、このパーティー内で前衛の防御を担当し、このSランクパーティーのリーダーを務めるカントだ。戦闘の実力でAランク判定を貰っている。よろしくたのむ。」
「あぁ、よろしく。」「よろしくお願いしますね。」
と、人族の男性カント・狼の獣人族の女性カロン・人族の男性バルト・人族の男性エドール・森人族の女性サキナが順番に自己紹介した。
「ところで聞いておきたいんだが、その...、本当にお前達はDランク冒険者なのか?」
「ん?あれ?俺達が登録した時の話って広まったんじゃなかったっけ、ローナ?」
「ええ、冒険者と職員の間だけですが、あれ程早く広まると思いませんでした。」
「だよな。」
「あぁ、俺達は、86階層からここ90階層のボス部屋に行っていたから、軽く2週間程地上にいなかったぞ?」
「あぁ、それなら確かに知らなくて当然だ。ていうか知らなくて良いです。」
「なにかあったのか?」
「「いいえ何でもありません。」」
「あ、あぁ、わかった。聞かないでおこう。で、結局、お前達はDランク冒険者なのか?仲間達から聞くに、Sランクに認定されているドラゴン2体を、圧倒して倒したと言うからランクはDを越えているのではないか?」
と、疑問に思っていた事を代表して、リーダーのカントさんが尋ねてきた。
「あぁ、俺達はこの前ステータス鑑定版をもらい、冒険者登録をしたばかりなんだ。まあ、実力は...」
「そうか、実力については深く聞かん。冒険者...いや、一般的な暗黙のルールだからな。それでもう1つ聞くんだが、どうやってここに入ってきた?いや、結果的にこちらが助かったんだが。」
「転移魔術だ。」
「...っ、わかった。質問に答えてくれて感謝する。後、この恩の借りとして、なにか困った事があったら、俺達が後ろ盾になろう。ぜひ頼ってくれ。」
「ん?貴族なのかお前ら?」
「?説明は受けてないのか?あぁ、そうか登録したてだからか。Sランク冒険者ランク冒険者とSランクパーティーになると、ある一定以上の権力を得ることになるだ。Sランクパーティーの一員だと、子爵という扱いになり、Sランク冒険者ランク冒険者になると侯爵という扱いになる。普通に、王様や皇帝様にもらう貴族階級を知の貴族、冒険者から実力で貴族と同等の扱いになることを武の貴族と世間...いや、一定の階級の人に、そう言われている。」
「そうか、じゃあ何かあったら、その時は頼むよ。」
「あぁ、お前らが何か頼る事は無いと思う...。いやあるな。」
「何かあるのか?」
「あぁ、お前らの事だから直ぐに頼る?事になるぞ。」
「何で、そこで疑問系なんだ。」
と、俺はカロンを含め、5人に説明し、今回の借りとして、高ランク冒険者の特権を説明してもらい、Sランクパーティーの後ろ盾をもらう事ができた。
そして、俺達含め7人で90階層の登録をし、俺達はそのまま探索、そしてSランクパーティーの5人は、防具の損害の具合やアイテムの数、そして、本人達の疲労具合(ローナが疲労含め全て回復したが、気持ち的に)といった様々な要因で、ダンジョンから帰還した。
今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。
誤字脱字や感想や評価も頂けたら有り難いです。
次回こそは早めに投稿します。
次回もよろしくお願いします。




