12.一組目のSランクパーティーとの会合2
投稿が遅くなって、誠に申し訳ございませんでした!!
本当にすみませんでした。
俺達は中に入り、現在死にかけのSランクパーティーを助ける事にしたため、ボス部屋へと入る。
ボス部屋へと続く扉は硬く閉ざされているので(2人とも強引に入れるが)、転移で、直接行くことにした。
中に入ると、攻撃を喰らい気絶している、フルプレートを着込んでいる大柄な人族の男性と、ビキニアーマを着込んでいる長身でスタイルが良い獣人族の女性がいる。そして、2体のドラゴンに相対するかように1人の男性が2本の剣を持ち構え、その後ろに一般的な身長と体格で、ローブを着込んだ人族の男性と、少しスレンダー気味の森人族の女性が、魔力切れで座り込んでいた。
そんな様子の彼らに、一応、確認の為に尋ねてみる。
「よっ!大丈夫か?うん、大丈夫じゃなそうだな。助けは必要か?」
「あの、皆さん、回復は必要でしょうか?」
と、俺達は、3人に呼びかける。
「だ、駄目よ!?今すぐここから離れて!相手はドラゴンよ!」
「そうだ、君たちは離れるんだ!今すぐに!」
「今すぐ逃げるん...だ......あ?」
何か言っているようだけど、2体のドラゴンが俺達へ向け、攻撃してきそうだったから、阻害に分類する拘束魔術を使用し完全に動きを止めさせてもらった。
「う、嘘...。ドラゴンが止まった...?」
「し、信じられん...?」
「馬鹿な!?しかも」
と、3人は驚き固まってしまった。
「で、もう1度聞くが、助けは必要か?それとローナに回復を掛けて貰うか?どっちだ?」
「あ、あぁ。そ、その、倒せるのか?というか倒せるんだろうな~。」
「じゃ、じゃあ、ちょっと助けてくれない?見ての通り私たち、壊滅状態だから。その回復でもいいから、頼めないかしら。」
「僕からも頼む。できれば、あの2体のドラゴンも倒してくれると有り難いけれども...」
「わかった。ローナ。」
「はい。今すぐに回復させます。魔力もですか?」
「ああ。」
と、俺達は、3人から助けを請け負ったので、早速、ローナに回復をしてもらう事にした。
ローナが回復魔術を発動させると、倒れ気絶している2人も含め5人の足下に、黄色く輝く複雑な魔法陣が展開され、一瞬で、古傷を含めた怪我と体力が回復し、魔力も本人の体内が活性化し、十秒足らずで全回復した。
その光景に3人は、表情を驚きに染めていた。
「どうやら全回復したようだな。」
「こんな魔術見たことが無い...。」
「そもそもどうやってこんなに高レベルな魔術を使用できたり、魔力を補うことができるんですか?」
「規格外だな。」
俺は、確認するかのように、3人に尋ねた。その返答が、驚き・困惑に満ちあふれていたけれども。
「取り敢えず、あそこで気絶している2人を運んでいてくれないか?もう傷と体力と魔力を回復してあり、もうじき起きるが、戦闘に巻き込まれるし、何より、見知らぬ他人が、本人達に触って運ぶのはな。」
「あ、あぁ、わかった。ちょっと待ってくれ。今すぐに、連れて来る。」
と、俺は3人にそう言い、気絶している2人を3人の近場に運ばせた。そして、数十秒後に俺達より少し離れた所に、運んだ2人を降ろした。
そして、俺はその事を確認し、拘束されているドラゴンに向き直る。
「ほ、本当に大丈夫なのですか?」
「あぁ、大丈夫だ、どうせ下級の竜種だし。それよりローナはどうする?戦うか?」
「いえ、どうせ直ぐに終わりますし、大丈夫です。」
と、俺は一応、ローナに確認した。
そのローナへの確認の様子に、3人は戸惑ったが、一端スルーしておく。
取り敢えず、2体のドラゴンに掛けていた拘束魔術を解く。
そうすると、2体のドラゴンは動きを止められたのか、怒りと不満の雰囲気を出し、のそのそとこちらに歩き近づいてくる。その様子は、拘束され動きを完全に止められた事を良いように忘れ、まだ自分達が優位にいる、相手はただの雑魚だと認識しているようだった。
なら、徹底的に体に教えてやろうじゃないか。
「ふっふっふっふ。」
「ユージ、ちょっと怖いです。」
『『激しく同意します。』』
いや、だってなぁ~。ちょっと、舐められているんだぜ?最近、顔立ちがまだ若いという事や醜い嫉妬・嫌悪だけで、よく絡まれただぞ?少しはストレス発散させてもらわなければ。
そう心の中で思いつつ、この2体のドラゴンが、少し根性を見してくれる事を願いながら、ドラゴンの元へと歩き出す。
俺は歩きながら、1本のその辺に売られて木製の普通の刃の無い剣を右手に創造する。
その様子に、3人は直ぐに俺の創造した武器を見て、心配したような呼びかけや表情をし、ローナとソールとセイ達は、溜め息をついていた。
そして、当の2体のドラゴン達は、先程相対した者達よりも、数段貧相な武器を手にして、自分達に余裕の様子で、立ち向かって来ることに苛立ちを覚え、「「グオォォー!」」と威嚇するかのように雄叫びをあげる。
俺はそれに応えるように、木剣を斜め右下にぶらりと携え、さらに歩き出す。
そして2体のドラゴンとの距離が、残り約3メートルを切った所で、火竜が俺に向けて前足を振り下ろし、踏み潰そうと攻撃を加えてくる。
俺は、火竜の前足が、残り50センチメートルという所で、木剣を振り抜き、刹那に火竜の前足を千切りに斬り捨てた。
実際にこの一瞬で、ローナを除き3人から見たら、俺の手元がぶれたように見えるが、俺は火竜の前足に向けて、100回は斬っている。
まぁ、そのおかげで、魔力などで木剣を強化していなかったから、直ぐに亀裂が入り割れたがな。
突然、自分の足が体から斬り離されている事に思考が追いつかない火竜は、バランスを失い、前のめりで倒れ込んだ。
「グギャァァァァァー!」
と、倒れた数秒後に、突然来た痛みに絶叫した。
「おいおい、たかがこれくらいで絶叫をあげるなよ。攻撃をしてきたんだから反撃するのは当たり前だろ?」
と、言葉を理解していないが、2体のドラゴンに向けそう言い放つ。勿論、こいつらよりも格上となると、知性も上がり、学習し言葉を覚えるが、この位低レベルだと知性ではなく、本能で行動するからな。
まあ、俺の言葉が侮るように聞こえたのだろ、もう1体のドラゴンの岩竜は、咆哮をしながら俺に向け突っ込んで来た。
「おいおい、芸がないぞ?少しは工夫した方が良いんじゃねえか?」
と、俺は、一直線に向かってくる岩竜に向け言い、もう1度、右手に木剣を創造した。
俺の後ろで、驚きと困惑で狼狽えている3人の声を耳にし、迫り来る岩竜に向け、縦に剣を振り下ろし、一刀両断した。
岩竜は、自分が斬られた事を自覚しないまま、俺に向け突進しようとするが、残り5メートルという所で、体が左右2つに斬り裂け、痛みを感じる事無く永遠に意識を手放し、俺の左右に倒れ込んだ。
その様子に3人は、顎を外す位に口を開け、固まっていた。
勿論、この光景を見ていた火竜は、さすがに身の危険を感じたのか、腕が無くなった痛みに耐えかね、俺達の反対方向へ逃げようとするが、勿論、ボス部屋から出られるはずも無く、そして俺も逃がす訳が無く、火竜の頭上に1つの半径10メートルを超える大きな魔法陣が展開され、
「『サンダーレイン』。」
雷の雨が、魔法陣から一直線に地面へと落ち、火竜に降り注いだ。
「ぐぎゃっ...。」
高電圧を喰らった火竜は一瞬で死に到り、全身を黒焦げに焼かれ倒れ伏した。
その光景を見ていた3人は、信じられない気持ちになっていた。
理由は、大規模の魔法陣展開や剣の腕前・実力とあるが、何よりも、最後に放った魔術で、火竜が電流とは言え、全身が焼けた事にある。
勿論、火竜と言えば、魔防御力・防御力が高く、そして文字通りかなり強い火属性の耐性がある。それなのに魔術によって全身が焼けているのだから、その使用した魔術・魔力は火竜の耐性と魔防御力を上回る攻撃力と熱量が秘められている事を裏付けていた。
その事実に3人は、戦慄していた。
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