9.2回目の依頼とダンジョン探索
すみません、少し短めです。
それから俺達は昼食を食べ終え、再びダンジョンの入り口の門へと戻ってきた。
どうやらダンジョンの入り口の門で、検問をしているギルド職員は交代制のようで、早朝の頃とは人数が少なくなっていたり、人が変わっていたりした。
「おっ?これからダンジョン探索、もしくは依頼かい?」
「そうですね。早朝に受けた依頼が簡単に終わってしまったので、再度冒険者ギルドに立ち寄り、依頼を受けてきたのです。」
「そうか、頑張るなぁお前ら。でも無理は禁物だぞ?死んでしまったら元もこうも無いからな。取り敢えず、ギルドカードを見せてくれ。」
と、俺達は親切に忠告してくれたギルド職員にギルドカードを見せた。
「ふんふん、ん?すごいなDランクだなんて。だなんて。と言うかお前たちか!?...はい、確認しました。お前達に言うのもなんだが、気をつけろよ。」
(......どうやら俺達がしでかした事が広まっているみたいだな。)
と、俺達は内心、肩を落とす気持ちを抱きつつ、入り口の門をくぐり、ダンジョン内へと入った。
そして早朝に見た転移魔法陣の方へと歩き、その場せ置かれている石碑へと触れた。
(25層階へと)
そう、俺達はそう念じると、一般人から見ても少量だと思われる程の魔力を消費(ダンジョンに吸収)して転移を開始した。
転移魔法陣から青い光が灯し、その青の光が俺達を包み込んだ。だが...。
『警告。ダンジョンが貴方様方の転移先を変更しました。行き先は安全地帯ですが、ここの都市から約10000キロメートル離れる事になります。』
やっぱりかぁ~。
(ユージ!これはどういう事ですか!)
と、ローナは切羽詰まった様子で、思考加速をしつつ俺に念和をし、問いただしてきた。
(あぁ~、多分これは俺達が強過ぎるからだろ。)
(強過ぎるから?)
(だってダンジョンからしたら、攻略できる者がいたら困るだろ?攻略されたら、ダンジョンの心臓的存在のダンジョンコアが、抜き取られたり破壊されたりするからな。
ダンジョン本人?にとっては、命がけなんだよ。攻略者がいるとその死骸や魔術・魔法の使用後の魔力の残滓を養分として成長しているが、その分リスクがあるんだよ。)
(ちょ、ちょっと待って下さい!ダンジョンに意思があるのですか『あります。』えっ『あります。』そ、そうなんですか。じゃあ、生物の一種なのですか?)
(まあな、形式上では)『そうです。まぁ、生物と言っても動物でも植物でもありませんけれど。』
(しかも午前のダンジョン探索の時に、エンカウントしていた魔物の殆どを瞬殺していたからだろう。危険と判断して、俺達を転移させようとしたみたいだな。
それにしてもこのダンジョンは凄いな。魔物の質はまあまあだが、1,000層もあるし、何よりもエネルギーの保有量と消費の問題で、連発できないとは言え、転移の行き先を変更し、妨害をしてくるなんてな。)
と、俺はローナに説明した。何か憤慨しているローナの演算システムのセイも説明していたが。...すまんね、最近ローナに説明する時、いつも俺がしていたから。
俺は、しみじみとセイについて考えて『ユージ様?』取り敢えず、俺達を転移させるとは生意気だ。
(取り敢えず転移の妨害を無効...違うな、当初予定していた部分に、自力で転移しますか。)
(そうですね。何だか、妨害を無効しただけでは、何かダンジョンに負けた気がします。)
『『何を言っているのでしょうか、この(かなりずれている)マスター達は?』』
と言いつつ、俺達は、ソールとセイの常識人の呟きを無視し、転移魔法陣の周囲に冒険者達がいたので、ダンジョンの転移魔法陣を妨害を無効にし発動させながら、自力で転移した。
25階層のボス部屋の奥にある石碑の前へと転移した俺達は、まず依頼の目的の物や魔物がいる階層へと向かった。
ローナが段々とダンジョンに慣れてきたので『『マスター達に関係無いと思いますが...』』、歩くスピードも速くなり、約30分位で30階層のボス部屋へとたどり着いた。
「確か、ここの階層のボスであるD+ランクのスピアホーネットの針を納品するんだっけ。」
「そうですね。スピアホーネットの針が5本程必要です。」
と、俺はローナに確認するように尋ね、ローナが用紙をストレージから取り出し確認し、俺に返答した。
そして、珍しくボス部屋の前に冒険者がいないので、俺達はボス部屋へと直ぐに入った。
中には、D+ランクのスピアホーネットが10匹とその周りに、それらよりも小さい、スモールホーネット(通常の蜂よりは大きい)が約20匹いた。
この群れは、およそCランク位の脅威度になっている。
これから激戦が始ま...らず、サクッと魔物の群れを倒しました。とってもあっけなかったです。
ただ単純にローナが、二振りの斧に空間属性を付与し、その場で一閃し、魔物共を一斉に頭と胴体を斬り離した。
「やっぱり弱いな。」
「そうですね。」
と、こんな感じに45階層まで、依頼を遂行しつつ向かい、45階層のボスも瞬殺し、1階層まで戻った。
ちなみに45階層で石碑に触れたが、自力で転移した。
そして25階層から45階層まで、たったの2時間弱しか経っていなかった。
今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。
誤字脱字や感想やアドバイスなども頂ければ有り難いです。
後少ししたら投稿ペースが戻ります。すみません。
次回もこの作品をよろしくお願いします。




