8.初依頼の報酬と更なる依頼
前話でも申し上げましたが、1週間程、投稿ペースが落ちます。
誠に申し訳ございません。
25層までダンジョン探索をして、外へ出てみると、まだお昼頃なのか、太陽が真上にあり、日差しが直接降り注ぐ。
取り敢えずお昼頃だが、依頼を完了した俺達は、そのまま冒険者ギルドの方へと、足を運んだ。
そして、冒険者ギルドの中へと入ると、人数は昨日や早朝よりも少なく、俺達と同じく早めの探索・依頼の切り上げ・完了か、長くダンジョンに籠もっていり、他の場所から来たりした冒険者だけがいた。
俺達は、その様子を横目で眺めつつ、書類の整理をしているヘレンさんの所へ行った。
「あら?お二人様どうしたのですか?今から依頼へと向かうのですか?それとも初ダンジョン攻略で、必要な物をお聞きに来られたのですか?まぁ確かに、ダンジョン探索をするのは、地上での感覚や必要な技術・装備・道具とは違いますからね。」
と、書類整理を一端やめて、俺達の方に尋ねてきた。
「いいや、依頼の完了を報告しにきた。勿論25階層のボスを倒し、転移して帰ってきた。」
「えっ、もう終わったのですか!?いくら何でも早すぎません!?」
と、俺が依頼の完了報告をしたら、ヘレンさんが酷く驚いていた。
その様子に周囲の冒険者は、何だ何だと、こちらに視線を向けてきた。
「ちょ、ちょっと待って下さい!あれからまだ約5時間位しか経っていませんよ!?いくら強いと言っても無理でしょう!?」
「何なら、ギルドカード見るか?ローナの分も見せるか?ほら。」
と、俺は言いつつ、ギルドカードを提出した。それに習って、ローナもギルドカードを提出した。
ギルドカードは魔道具の一種で、とても便利な性能が搭載されている。
主な効果は、その人の冒険者ランクと所属しているパーティーのランクが書かれていたり、討伐履歴も書かれたり、そしてダンジョンの攻略階数(石碑に触れると自動的に書かれるし、他のダンジョンの階層まで書かれる)まで書かれる優れものである。
「ほ、本当です...一体どうやってこんなに早く25階層まで攻略したのですか?...いや、すみません、模索するのは、失礼でしたよね。それより、こんなに討伐したのですか?売れそうな素材がありましたら、あちらで、買い取りますけど。その素材は何処にあります?」
「あぁ、素材はアイテムボックス(ストレージの下位互換で)に入っている。大量に入っているから、広い場所に案内してくれ。」
「わかりました、こちらへ。」
と、ヘレンの案内に付いていき、倉庫へやって来た。その時に何人かの冒険者が嘘や不正だと捉え、こちらへ絡んでこようとしたが、登録時の決闘を見てたり、聞いていたりした冒険者から全力で止められていた。
「ここなら、遠慮なく素材を出して下さっても構いません。」
「なら遠慮なく。」
そう俺は言って、素材を出していった。その横では、ローナも自分が倒した魔物を出していった。
俺達は、11階層あたりから、魔法で消滅させるのではなく、俺は即死魔法で、ローナは首あたりに斧での一閃で倒していったので、素材はものすごく綺麗な状態であった。しかも堂々と歩いてきたので、エンカウントするのが多かった。
「まさかこれ程まで状態が良いなんて...。どうしたらこんなに綺麗に倒せるのでしょうか?というか、そこまで実力差があるなんて...。」
と、ヘレンさんは、唖然としつつ、言葉を呟いていた。
「まあな、たかがこれくらいじゃなんともないさ。」
「そうですね。簡単すぎました。」
「本当ですか...?」
そう俺達が言うと、ヘレンさんが顔を引き攣らせながら尋ねてきた。
「ん?嘘言ってどうする?何にもならんだろ。」
「で、ではどうしますか?このまま素材の鑑定をし、依頼の分を合わせた報酬を受け渡しした後に、もう1度依頼を受け、ダンジョンに向かいますか?それとも今日は切り上げますか?」
「ん~、そうだな。まだ昼頃だし、もう少し探索するか。」
「そうですね。まだまだ余裕です。」
「何か良い依頼は無いのか?」
「はい、今確認してきますね。受付場でお待ち下さい。」
と、ヘレンさんは、俺達に少し待つよ丁寧に言うと、その場から駆け足で、余っている依頼を確認しに行った。
それから5分位が経ち、ヘレンさんが受付場まで戻って来た。
「お待たせしました、依頼を確認してきた所、何件かのい依頼が見つかりました。...ですけど、その全てが、最低でも30階層以降なのですが大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫だ。ちなみに聞くが、その依頼の最高階層は、何階層だ?」
「はい...えーと、こちらの依頼で、45階層ボス部屋に出てくるC-ランクであるフレイムウルフとアイスウルフの皮と牙を10個ずつの納品です。ちなみに45階層ボスであるランダムの属性ハイウルフは、群れを連れて現れて来るので、ハイウルフ本体は脅威度はC+からB-位となり、群れ全体だとBランクに届きます。くれぐれも注意してください。」
「あぁ、わかった。」
と、俺達は、ヘレンに依頼とダンジョンの説明を聞いた。
「あっ、素材の換金金額がでました。金貨19枚と銀貨59枚で1,959,000Gです。」
「ほう、以外と稼げたな。」
「はい、そうですね。確かにEランクからD-ランク位の魔物ばっかりで一体一体の価値は、そこまで高くありませんが、数や質が良かったので、少し大金となりました。どうします?ギルドの銀行を登録し、こちらで管理できますけど。」
「いや、別にいい。俺達には、アイテムボックスがあるからな。」
「そうですか...。わかりました。」
「じゃあ、俺達は行くぞ。」
「行ってきますね?」
「お気を付けて。」
俺達は、ヘレンから報酬を受け取り、ダンジョンへ向かうために冒険者ギルドから出た。
「じゃあ行くか...とその前に飯を食いに行くか。」
「はい、そうですね。超越者になってからご飯を頂かなくても平気な体になりましたけど...やっぱり習慣というか欲というか、ご飯を食べたくなりますね。」
と、俺達は会話をしつつ、腹ごしらえの為に料理店へ向け歩き出し、十数分後にそこそこおいしそうな匂いが漂ってくるステーキ店へと入り、食事を取った。
ちなみにそのステーキ店は、そこそこの人気を誇っているようで、客数も多く、出している肉もそこそこのランクの肉(Dランクのオークの肉など)であった。そして1,500G~2,000G位少し値が張ったが、満足できる味であった。
「でも、ユージが作ったご飯の方が美味しかったですよ?」
「よせやい。そりゃあ前回のは、竜種(竜種の中でもかなり高ランク)の肉や様々な希少な材料を創造して作ったからだぞ?俺のは、質で誤魔化しているだけだ。」
「...いや、本気でそう思っています?」
「?何をだ?」
「はぁ~、別に何でも無いです。」
《お金について》
・今現在ユージ達がいる世界では、鉄貨・銅貨・銀貨・金貨・白金貨・黒貨(アダマンマイト約20%、ミスリル約75%、その他約5%の合金)が存在している。
鉄貨:1G
銅貨:10G
銀貨:1,000G
金貨:100,000G
白金貨:10,000,000G
黒貨:1,000,000,000G と、なっている。
そして、基本的に普通の店で食事を取ると、800G~1,200Gで、一泊の宿を取ると約5,000G位となっている。
今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。
誤字脱字や感想なども頂ければ有り難いです。
次回も少し遅くなってしまいます。
次回もよろしくお願いします。




