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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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7.初依頼・初ダンジョン探索

すみません、来週から卒業考査があるので、1週間弱程投稿ペースが落ちます。


門をくぐり抜け、ダンジョンに潜った俺達は、周囲を見渡してみる。


ダンジョン中は、どことなく遺跡の内部と言ってもいい位に壁や地面が整っており、手が加われたのだろう、あたり全体が魔道具の魔灯(松明の役割を果たす)が所々立てかけていて、最低限、戦闘時に支障がでないくらいの明るさであった。縦幅や横幅は意外にも広く、縦は約10メートル位で、横は約20メートル位であった。ダンジョンの1層への出入り口には、1つの大きな石碑と転移魔法陣が近くに置かれ、周囲にはある程度の、人数の冒険者と数人の冒険者ギルドの職員がいた。


「ポーター(荷物運び)の俺を雇わないか?見た目のように、俺は力持ちだ。どんな荷物も持つぜ。」

「私はEランク冒険者の魔道士です。このダンジョンでは25階層まで行きました。どうでしょう?一緒にパーティーを組みませんか?」

「俺らのパーティーに入らないか?今の所Dランク冒険者の前衛の剣士と後衛の回復士の2人とEランク冒険者の前衛のタンクの重戦士が1人いるぜ!残り2人、臨時に入らないかぁー?」


と、パーティーへの勧誘をしていた。


「すごいですね~。こんなに多くの人がいるんですね~。それに、勧誘の方も多いみたいですし。...て、どうしたのですか?そんなに渋い顔をして。」

「ん?あぁ、そうだな。...別に勧誘者の人がいることは、何処に行ってもいるんだが、トラブル関係が多いんだよな。以前に、臨時でパーティーを組み、ダンジョン探索をしたことがあるんだが、その時に臨時の仲間が俺に罠をしかけてきたからな。知人や正式的に組んでいるパーティーじゃないと、あんまり信用できない。しかもここで勧誘しているから冒険者ギルドも誰がパーティーを組んでいるか把握していないからな。やりたいほうだいだ。別に善良な勧誘者に言っている訳ではないんだがな。」

「そうなんですか...。」


と、俺らは会話をしながら、勧誘している人達の横を通り過ぎ、1層へと潜り始めた。


「取り敢えず俺達は、少しローナがダンジョンに慣れるまで探索兼ギルドの依頼を遂行していこうと思う。で、記念すべき冒険者としての依頼は、どうやら採取のようだ。23層~25層あたりに緑魔の苔というD-

ランクの素材で、主に中級回復薬の素材の一部らしい。期間が10日間だから、ゆっくりもできる。」

「へぇ~、そうなのですか。あっ、そう言えば一定層に門番というかボスの魔物がいませんでしたっけ?」

「あぁ、基本的には、5か10層事に配置されている。基本的には、各階層ごとの魔物の強さの数段上だと思っていれば良い。...というか余程の事が無い限り、俺達に危害を加えられないからな。それこそ今のローナ位だと、最上級神位の奴らが巡回しているダンジョンじゃないとな。...ん?それでも無理じゃね?」


と、俺達は時たまに迫ってくる、Eランクの魔物であるゴブリンを片手間に魔法で消滅させ、歩いていた。


「というか、道、わかるのですか?地図を購入してませんし...。」

「ん?何で必要なの?」

「?普通は、道を間違えないように地図を使ったり、マッピングをするのではないのでしょうか?」

「ん?あぁ、確かに普通は必要だろけれども、そんなもん使わなくても良いだろう。俺達には、頼れるパートナーがいるからな。」

「......ユージ、あれほどロマンがどうのこうの言っていたのに...。」


と、ローナから恨めしい表情をもらった。


「なんでそんな顔をするんだ?だって、無理だろ。ここのダンジョンは1000層あるんだぞ?それにいちいちマッピングするのも面倒いだろ?」

「確かに...確かにそうなんですけど。どこか釈然としません。あれだけ頑張ろうとしたのに...。」


と、俺は理由を説明すると、ローナはどこかフテくれたような雰囲気をだした。


「悪かったな、最初に伝えておけば良かったな。まあ気を取り直して行こうか。というか気を直して欲しいんだけど。」


と、俺はローナのご機嫌取りをしつつ、俺達は歩いた。

その時周囲には、駆け出しと言ってもいい冒険者達が、少し離れた所から気になり、ユージ達を見ていたが、あんなに緊張感が無いのに、魔物達が片っ端から消滅していく様をみて、驚きの表情を浮かべていた。



それから歩いて1時間弱程、俺達は5階層のボス部屋の前に着いた。道中はどうしたって?そりゃ、歩きながら魔物を消滅させていた、つまらない時間だったよ。

しかも、本来地図を持っていても、初心者は一層ごとに半日位かかる道のりを、ろくに戦闘をしていなかったり(瞬殺はしていました)疲れ知らずで歩き続けていたりしたから早く着いた。


「意外と早くつきましたね。」

「まあな、ろくに戦闘もせずに歩き続けたからな。他の冒険者じゃ、こんなに早く行けないぞ?」


と、俺達は会話をしながらボス部屋へと通じる大きな扉の前へと行った。その近くには、ボスに挑戦するために、仲間達と準備をしている、いくつもの若い冒険者のパーティーがいくつかいた。


「ん?お前らもボスへの挑戦か?...というか、よく俺らみたいに、駆け出しの冒険者みたいに若そうなのに、ここまで潜ってこれたよな?というか、この間成人を迎えたばかりか?」

「あぁ、まあな。」

「それで2人で来れるなんてなぁ~。余程良い適正職業だったんだろうな~。」

「うーん、まあな。ところで、先に行っても良いか?ちょっと急ぎたいんだ。」

「んっ?あぁ、いいぞ。俺らはもう少し準備や休憩をするからな。」

「わかった、他のパーティーも良いか?」


と、俺達は、話掛けてきた冒険者のパーティー以外の他のパーティーの冒険者達にきいた。そして、「大丈夫だ。」「先にどうぞ。」と言われたので早速、扉をくぐり、ボス部屋へと入った。


「楽しみですね!初のボス戦ですよ!」

「あ、あぁ、うん、そうだね、タノシミダネ。」

「少し手応えがあるといいのですけど...。」

「ソウダネ。」

「...ユージ、どうしてそんなに片言なんですか?」

「いや、道中からしてあんなに雑魚だったのに、強い訳......」

「ガァ、グギャギャッ。」

「はぁ、言わんこっちゃない。」


と、ローナが、相手に少し期待していたのを俺が訂正しようと話していると、割って入るかのように、ここの層のボスであるホブゴブリン(ゴブリンの上位種だがあんまり変わらない)とゴブリンマジシャン(ゴブリンの上位種で魔術を使う)が6匹が床の魔法陣から出てきた。

その光景に、期待に満ちあふれていたローナが落ち込んでいた。


「いや、当たり前だろ?道中、あんなに雑魚かったのに、急激に強くなる訳無いだろう。」

「いや、わかっていたんですけど。なんか最初のボス戦だから、苦戦がある白熱した戦いがしたかったので、ちょっと期待していました。」


と、ゴブリン達を魔法で殺しながら、残念そうにつぶやく。


それから、ボス部屋の所に出口の扉が出現したので、俺達は扉の奥に行くと、ダンジョンの出入り口の所にあった石碑に似た物が置かれていた。

俺達は、置かれていた石碑に触れ、転移魔法陣に登録すると、引き続きダンジョン探索を開始した。


その後も、俺達は順調にダンジョンを探索していき(ルートがわかっているので、探索とは言わないが)、ついに23層へとたどりつく。

道中は、ボス部屋の前で、中堅の冒険者達(およそE、Dランク位)に「なんだお前ら?ここはガキが来る所じゃあねーぞ、ぎゃははは。」と笑い絡んできたので、相手の体にオハナシをさせてもらった。一応暴力を振るって来たので、正当防衛です。

それで21階層からは、床や壁が土の地面となり、自然感が出てきた。

それで、依頼の物をソールに頼み、場所を探して貰い、すぐに依頼の量の分を見つけ、25階層に行き、ボスを倒し、石碑に触れ、転移魔法陣に登録をし、地上(1層目)に帰還した。

これで、約5時間位であった。

今回もこの作品を読んで頂きありがとうございました。

誤字脱字や感想なども頂ければ有り難いです。

先程も申し上げましたが、1週間弱程、投稿ペースが落ちます。申し訳ありません。

次回もこの作品をよろしくお願いします。

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[気になる点] 20話では1000層の迷宮→34話では100層→ここでは1000層の迷宮
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