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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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6.専属受付嬢

今更感がありますが、ユージの元母親のエレンと受付嬢のヘレンは、まったく関係ないです。

なんか、名前出した事があるなぁ、と思い、振り返って見たところ、名前が似ていました。

関係あるの?と疑問に思った人は、すみません、本当に申し訳ございませんでした。

引き続きこの作品を楽しんで頂けたら有り難いです。

次の日の早朝、他の冒険者よりも遅れて、俺達は再び冒険者ギルドへ訪れていた。

冒険者ギルドの中は、昨日と比べかなりの人数がいて、恐らく早朝に貼り出される依頼の受注のためだろう。朝には、ギルド職員の人達が忙しそうに依頼を貼り出したり、受付をするって中等部の頃に聞いていたし、何よりも、冒険者が存在している世界では、基本的にどこも変わらないようだ。

そして、ギルド職員が依頼が貼った後は、必ず依頼の争奪戦になる。暴力沙汰は基本禁止となっているので、大きな騒動にならないが、ギルド職員の見えない所で小さな騒動が起こる。

だが、小さな騒動を起こしてまでも、朝一に貼られる依頼を受注する事は、大きなアドバンテージがある。朝一には、多くの依頼が貼り出され、自分やパーティーに見合う依頼を受けられたり、報酬が良い依頼を受けれるからだ。

まぁ、常時依頼があったり、上位のランクになるほど受注する人が減るからな(もちろん依頼の数も少ないが)。


なので俺達は朝早いが、冒険者ギルドが開く時間よりも遅く来ている。常時依頼だけでも十分に成果を出せるし、何よりもダンジョンを攻略するからだ。それに魔物の素材や討伐証明部位(常時依頼)を持ってくるだけで、金はそこそこ手に入る。


取り敢えず冒険者ギルドの中へ入った俺達は、未だ少なくない冒険者の人混みを掻い潜り、常時依頼が貼られている木製のボードの前へ行った。


「ふ~ん、微妙。」

「何がです?」

「常時依頼の魔物や報酬が。これならば普通に魔物の素材を換金した場合とあんまり変わらん。」

「そうですか?見てみると、一般的な魔物などだと思いますけれども。」

「あぁ~、そうか、まだローナはこちら側(上位存在)に染まって無いんだな。」

「?どういう事ですか?」


と、俺とローナに「実際にダンジョンや野外の魔物と戦ってみればわかるよ。」と話を流しつつ、受付の方へ向かった。


どうやら並んで俺達の番になったようだ。


「お待たせしました。本日はどのご用件で?」

「あぁ、大した事じゃ無いが、昨日、冒険者登録をしたばかりで、ダンジョンへの行き方を聞いていなくてだな。行き方など教えてもらっても良いか?」

「...失礼ですが、ギルドカードを拝見させてもよろしいですか?」

「ん?わかった、ほら。」


と、俺は、昨日帰り際に、ギルマスから貰ったDランクのギルドカードを目の前の受付嬢に渡した。


「ありがとうございます。...今から担当の者へ変わります。」


と、受付嬢が言ってどこかへ、小走りにいどうした。

その様子に俺とローナは、「どうゆう事?」と疑問に思っていると、直ぐに見覚えのある受付嬢が、小走りで奥からやって来た。


「すみません、お待たせしました。」

「お、おう、大丈夫なんだが、何故、わざわざ担当者が変わったんだ?ヘレンさん?」


そう、奥からやって来たのは、昨日、最初に俺らの受付を担当して下さったヘレンさんが、先程の受付嬢と変わってやって来たのだ。一体何故?


「あぁ、その兼でしたら、単純な事です。私が貴方様達の専属になったからです。」

「「はっ?」」

「ですから、貴方様達の専属受付嬢になったのですよ。」


どうやら、ヘレンさんが俺達の専属受付嬢になったらしい。

たまたま近くにいた冒険者の人達も、突然のヘレンさんの爆弾発言で、固まったらしい。


「何となく予想が付くが、......何故?」

「はい、ギルドマスターから貴方様達の担当をするかと聞かれので、はい、専属受付嬢になっちゃいました。」


なっちゃいました、じゃ、ねーよ!いきなり問題事を待ってくるんじゃねーよ、あのポンコツマスター!ほら見ろ、俺の近くにいた冒険者や後ろや別のレーンに並んでいた冒険者までもが、俺達(特に男性冒険者から俺へ)からの嫉妬や嫌悪の視線を向けられてるじゃねえか!それに...ん?今、聞かれたからと言った?


「おい待て、今、ギルマスからの強制ではなく、自分の意思でやると言ったか?」

「はい、そのように申し上げました。」

「一応聞く、何故だ?」

「はい、まず、冒険者ギルドの専属受付嬢と専属先の冒険者兼パーティーとかの関係の話になりますが、

まず、その地区・支部の受付嬢は、1人または1パーティーと専属関係の契約することが、可能です。契約を解消した場合は、新たに契約を結べますけど。

そして契約を結ぶと、冒険者側は、その人・パーティーにあった依頼をその専属受付嬢からススメられ、受注する事ができる。そして、受付嬢側は、その専属している冒険者・パーティーの依頼や素材換金時にボーナスが発生します。つまり持ちつ持たれつの関係です。」

「わかった、で、デメリットは?」

「特にありません。」

「そうか、じゃあ最後に、どうして俺らだ?いくらギルマスからの紹介だとしても、昨日登録したばかりだぞ、俺らは?」


と、俺達は、ヘレンさんから説明をしてもらい、そして俺は、一番疑問に思ったことを聞いてみる。


「...うーん、そうですね...、女の勘でょうか?いまいち説明がつきませんが、なんとなく貴方様達が良いかなぁ、と思いまして。そして、そうですね...周りをご覧になってください。」


俺達は、ヘレンに言われたように周りを見渡してみる。...というか既に聞こえているが...。


「おい、あいつらなのか?昨日Dランク冒険者を軽くひねり潰したって言うのは?」

「あぁ、凄かったぜ。確かに冒険者として、時間をかけて経験を積んで実力をつけたり、達成数を伸ばせばDランクになることが可能だが、そのDランクをまるで相手にしてないような実力さで、叩きのめしていたぞ。」

「でもあいつ、ただのガキだぞ?それなのにあんな舐めた態度をしやがって!」

「おい、やめろ!手を出すな!あいつは簡単にDランクを叩きのめしたんだぞ。それに隣の少女は、あの元Aランク冒険者であるギルマスが敗北を認め、自分よりも強いと、2人の事を認めていたのだぞ。」


と、周囲にいた冒険者達は俺達の会話を聞き、互いに俺達の事に対して会話をしていた。そこには、嘲笑いや嫌悪感がある人はいたが、大半が、賞賛や畏怖の声や表情を浮かべていた。


「と言う訳です。これほど皆に言われる程の実力者ですし、何よりもギルドマスターのお墨付きなので、貴方様達の専属受付嬢になった方が良いかな、と思いまして。」

「はぁ、わかった。ローナも良いな?」

「はい、大丈夫です。」

「はぁ~、じゃあ早速何か良い依頼が無いか教えてくれ。どうせ用意しているんだろ?それと、ダンジョンの行き方を教えてくれ。」

「はい、かしこまりました。...そうですね、ダンジョンに行くのでしたらこの依頼なんて良いでしょうか?一応ダンジョン探索や冒険者としての仕事が、これで初めてですから。この依頼は...」


と、俺達はヘレンから依頼を受注し、ダンジョンへの行き方を聞いたので、早速向かうことにした。

行こうと冒険者ギルドの出口にに向かう際に、先程の周りの冒険者の話に納得しなかったのか、俺達へ絡んで殴り掛かろうとしていたので、気絶するギリギリの威圧をピンポイントで当てた。

その冒険者は恐怖のせいで、色々な物を垂れ流し垂れ流し、ガクガク震えていたが、俺には興味が無い。


それから、歩いて都市の中央に行き、ダンジョンの入り口へとつく。

入り口は大きな門があり、人の手が加われたようで、ある程度地面や周りの物含め整っていた。

そして、門の前というか端に、冒険者ギルドの職員が十数人いて、武装をし、検問をおこなっていた。その近くに、ダンジョンに入るために、多くの冒険者が並んでいた。

俺達は、その列に並び自分の番が来るまで待っていた。そして自分の番になった。


「おや、見かけない顔だな。お前達、冒険者カードを見せてくれ。」


と、1人の検問をしている職員に、ギルドカードの提出を促されたので、ギルドカードを渡す。

すると、ギルドカードを見た職員が、多分ランクを見て驚き、そして依頼経歴と登録日を見て、納得や関心をしていた。


「君たちが例の冒険者かな。その若さで、あのギルマスに実力を認められるなんてすごいじゃないか。」

「すみません、まさかと思いますけど、俺達噂になっているのですか?」

「ユージ、イヤな予感がするんですけど。」


と、俺達は、少し心配になり、思わず職員の人に尋ねてみた。


「あぁ、職員内では、かなり有名な話だよ。それに、都市の人達もまだ少数だが、知っている人はいるよ。」


(おぉう、マジかよ。ちょっとはっちゃけ過ぎたかなぁ~。)

(本当ですか、まさか昨日の件がすぐに広まると思いませんでした。もうちょっと自重するべきだったでしょうか?)


と俺達は望んで厄介事に突っ込みたくないので、聞いた事実に唖然とし、現実逃避を始めた。


「...だってなぁ、飛び級試験で、いきなりDランクになる奴がいるかよ普通。そんな事、滅多に無いから、噂として広まるに決まっているだろうが。...と、悪いなお2人さん。後ろが詰まっているから、早く進んでくれ。それとこれ、返すよ。もう確認したからね。頑張れよ。」


と、職員にダンジョンに入れと言われ、いまだ現実逃避しながら、流されるように中へと入った。


なんとも締まらない、初ダンジョン探索・初依頼であった。

今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字や感想なども頂けたら有り難いです。

次回はなるべく早く投稿します。

次回もよろしくお願いします。

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