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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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5.冒険者登録2とCランクへのお誘い

「取り敢えず、お前ら2人が常識外の化け物だとわかった。」

「イヤだなぁ~。そんな化け物なわけないじゃないか。見ろよ俺の容姿を、まだ成人になりたてのガキだぞ?ははは。」

「そ、そうですよ。そんなわけないじゃないですか~、ギルドマスター様ったらご冗談を。ふふふ。」

「そうだな、まだ見た目はガキだな。わははははぁー。」


と、俺とローナは白々しいように目を背けつつ笑い、ギルマスはどこか責め立てるようにこちらへ、呆れつつ少し睨んだ。

それから、俺たちが態度を崩さないでいると、ギルマスがため息を吐いた。


「はぁ~、わかった。取り敢えず話があるんだ、一端応接室に来てくれないか?」

「うん?わかった。じゃあ行こうか。ローナ。」

「はい、わかりました。行きましょうか。」


と、俺達は訓練場から歩きだし、訓練場を出て、冒険者ギルドの中の広場へと戻ってきた。

広場へ戻ってみると、俺らが来る前よりも人数が増えたが、一部の人を除き、冒険者達や受付嬢なども平然としていた。一部の感の良い奴らは、腰や背中に携えている武器を握りしめたり、警戒をしていた。


「おい、ユージ。お前先程あんなに威圧感を出していたのに、この状況はなんだ?」

「いや、さすがに無差別にやるわけないだろ?コントロールしていたからに決まっているだろ?」

「はぁ~、つくづく意味わからん、お前達は。」


と、俺は再度、ギルマスから呆れられ、ローナからは、「私まで巻き込まれているのですけど?」といった、批判気味な表情で見てきた。


それから少し歩いて移動すると、1つの部屋の扉についた。どうやらここが応接室のようだ。

部屋に入ると、向き合う形に置かれているソファーが2つあり、そこに挟むかのように大きな机が置かれていた。周りは白い壁で、所々に置物が置かれていて、実にシンプルな造りになっていた。


「ほら、お前らもそこに座れよ。」


と、ギルマスは、座りながら俺らに促した。なので、俺らもギルマスに言われたように座った。


「めんどいから前置きは言わんぞ。それで、話なんだが...お前達Cランクにならないか?」

「はい?...あぁ、なるほど、まあ良いが試験とかはあるのか?」

「あぁ、ある。だが、次の試験日が今日から15日後位なんだよ。」

「ちょっと待って下さい!一体どう言うことですか!?ユージも納得してないで説明して下さい。」


と、俺はギルマスの話というか提案を理解できたが、ローナは理解できず、突然の事で驚いき慌てたらしい。

まぁ確かに、冒険者登録して直ぐに、Dランクへ飛び級どころかCランクになる、と言われれば確かに驚くだろう。


「あぁ、簡単な話だよ。実力からみてDランクに収まらない事やCランクになると色々と義務もあるがサービスも出るからな。だからだろう。」


と、俺はローナにそう説明した。

確かにCランクに上がる事はメリットがあるが、その代わりデメリットが生じたはず。


「1つ聞きたいんだが良いか?」

「何だ?何となく予想ができるが。」

「Cランクになることで、デメリットと言うか、しがらみが増えるよな?具体的には何だ?」

「あぁ、そうだなその説明をしてなかったな。先にメリットの部分を言わせてもらうぞ。

1つ目は、まぁ何といても依頼完了時に、勿論税金を払うのだが、Cランク以上になるとランクが上がる事につれて支払い額が減額してくる事。

2つ目に、国境を跨ぐ時や町や都市へ入る時の交通費が掛からない。

3つ目に、遠出の依頼を受ける時に、少し金額を払うが、馬車をレンタルすることができる。まぁ、破損や損失した場合は弁償代をはらってもらうがな。

4つ目に、ギルドの紹介しているホテルへと泊まる事ができる。もちろんランクが上がれば、より豪華なホテルや部屋に泊まる事ができる。

5つ目に、Dランク以下は、半年間依頼を受注しなかったらギルドカードが凍結され、使えなくなるが、Cランク以上だと期間が延びる。

6つ目に、ギルドが販売している商品の値引きだな。

そして、デメリットだが

1つ目に、緊急事態の時は任意の参加ではなく、強制的に参加することとなる。例えば、スタンピードなど侵略戦争時の防衛戦とかだな。

2つ目に、これはある意味メリットななるのだが、特定の人物に指名で依頼がだされる。俗に言う指名依頼だ。断る事ができるが、相手によっては、問題になりかねないから、基本は必ず受けること。

3つ目に、ここがある意味肝心な所だが、盗賊の討伐または捕獲をしなければいけない。いわゆる人殺しをしなければならない。

以上だ。どうする?直ぐに決めろとは言わない。」


と、ギルマスが説明した。

ギルマスの説明を聞いたローナは、人殺しと聞いて、顔を真っ青に染めた。

俺はそのローナの顔色を見て、


「わかった、俺は受けよう。だが、ローナはしばらく様子を見てからだな。まだ人死にに遭遇してないからな。」


と、ギルマスに言った。


「ま、待って下さい。わ、私も受けます。」


と、口元を震えながら振り絞るように、そう告げた。


「大丈夫なのかローナ?無理する事ではないんだぞ?」

「い、いえ、大丈夫です。いつか通らなければならない道ですから。それに今の内に経験しておかないと、いざと言う時に、躊躇して手遅れになるかもしれないので...」

「わかった。無理そうなら無理と言えよ?」

「はい。」


と、ローナもCランク試験に受ける事になった。


「と、いうことだ。俺ら2人とも受ける事になった。いいか?」

「あぁ、大丈夫だ。じゃあ試験は約15日後だ。わかったな?」

「あぁ。...あっ、そう言えば、ダンジョンの構造と最高到達層は何だ?」

「あー、そうだな。ダンジョンは真っ直ぐな道で、迷路みたいな構造になっている。そして最高到達層は、現在地下89層だ。ちなみに現在潜っているSランクパーティーの5人が記録を更新している。そして恐らくだが、全層で100層だと言われている。」

「ふ~ん、そうか。」

「聞くことは無いか?」

「...んっ?あぁ、もう無いぞ。で、終わりか?」

「あぁ、終わりだ。済まなかったな、時間を使わせてしまって。」

「大丈夫だ、問題ない。それじゃあ俺達は帰るぞ。」

「あぁ、わかった。」

「じゃあな、」「では。」


と、俺達は、ダンジョンの事を聞き、部屋から退出し、それからギルドを出た。


そして、俺達はそこそこの宿舎を1人部屋を2つ取り、泊まって、夜を明かした。

前回の未紹介の

《スキルについて》


〈固有スキル〉

戦士

・体力が50%以上だと攻撃力上昇で49%以下だと防御力上昇。(Lv1で20%、Lv10MAXで200%両方とも上昇)


<スキル>

ダメージ軽減

・自分が受ける攻撃を攻撃・魔攻撃ともに軽減する(Lv1で2%、Lv10MAXで20%)


気配感知

・周囲の生命の居場所がある程度わかる。(Lvが上がる度に精度があがり、Lv1で半径25メートル、Lv9で半径225メートル範囲が広がる)

・Lv差によっては隠滅をを無効化しつつ、探知する事ができる(+1Lvだと)



今回もこの作品を読んで頂きありがとうございました。

誤字脱字や感想なども頂けたら有り難いです。

次回もなるべく早く投稿できるように頑張る予定です。

次回もよろしくお願いします。

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[気になる点] 20話では、迷宮は1000層→ここでは、100層
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