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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
2章.迷宮都市アルテルナと1つ目のライフガベレージ
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3.Dランク冒険者との決闘

「誰か...そこにいる冒険者。開始の合図をしろ。」


すこしキレている俺は、周りで見ていた冒険者の一人に、始めの合図をするように声をかけた。

一応すこしキレて、可視化できるほどどす黒い雰囲気を纏っているが、これでもほんの少しである。

いや本当にガチギレしたら、この世界だけではなく、次元ごと吹き飛んでいます。本当に洒落になりません。

怒るだけで次元を吹き飛ばす俺っていったいなんでしょうか?


『...はぁ...超越者です。それにマスター、以前、消し飛ばす寸前でしたよね?大変でしたよ?』


......知らない。身に覚えがありません。


「は、は、はいぃ~、わっ、わっわかりました。こ、これより決闘を始める、は、始めぇ!」


どうやら始まったようだ。ソールが何か呆れたように言っていたけれどもスルーしましょう。

で、取りあえず前の3人の様子を見てみる。

3人は、俺の威圧に直接当てられたからなのか、「なんだよあれ」「こんなの知らねぇよ」とか呟きつつ、ガチガチと歯元や体全体を震わし、その場でとどまっていた。


「何だ?あんなに大口を叩いていたのに、来ないのか?ほら、俺はおまえらの言うただのガキだぞ?つまらんな。」


と、俺はまだ震えている3人に対して言い、すぐ近くに椅子を創造し座った。


「なんだ?ここで無防備だというのに来ないのか?はぁ~、本当につまらない連中なぁ。直ぐ終わらせるか。」


と、俺は呆れながら言い、俺の背後に数個の魔術陣を展開し待機させた。


「...やらせるなぁぁー!とめさせろぉー!」


と、3人の内の1人が、がむしゃらに突っ込んで来た。そしてそれに続くかのように、残り2人も魔術の詠唱をし、こちらに放とうとしたり、剣を構え切りつけようとこちらへやって来た。

だが俺からしたら遙かに遅い、遅すぎる。

俺は、展開し待機させていた魔法陣を発動させた。

その魔術は一直線にレーザーみたいに白色に放出しているが、微量な魔力しか含まれていなく、しかも属性を介していないので純粋な無属性である。そのレーザーみたいな魔術が複数あり、時速150前後のスピード出し、3人にむかっている。


「...っ、なんだよ、はったりかよ。驚かせるなよ。」


と1人が言いながら回避すると、残り2人も安堵した。確かにこのスピードでは、頑張ればDランク冒険者位の実力者だと近場ならまだしも、一定距離離れているので躱せる。

だが、誰かがその魔法陣や魔術を見ていたら、そんな反応はしなかっただろう。この魔術はそんな単純な物ではない、いや、ある意味かなり単純で、応用が利くものである。

この魔術は、『マルチバースト』と言い、純粋に魔力レーザーを放つものだが、意図的に属性魔力を込め、魔術の属性を変化する事ができる。そしてこの魔術は、他の物と比べ、並列展開がしやすい(上位存在には関係ないが)。そして悪魔的効果があって、この魔術は空気中(自然)または本人の魔力が無くなるまで、意図的に消せるが半永続的に続く。しかも意識すれば自動に魔法陣の個数も増え、そして自動標準であるという鬼仕様。相手からしたらたまった物じゃない。実際に放ち始めてから約30秒程で...。


「なんだこれぇ!?なんだよ本当に!いつになったら終わるんだよぉ!」

「しかもいつの間にか増えているし。あいつの魔力は化け物かよぉ」

「...はぁ、はぁ、はぁ、もう無理、魔力とスタミナがもう保たない。」


と、3人とも悪態を吐き、その内1人はくたばりかけていた。


「なんだ?よくスタミナがもつなぁ?では、サービスをしてやろう。」


と、俺は3人に言い、魔法陣の数を倍にし、そして貫通を付与した。


「そんな...こんなの無理に決まっているだろうがぁ!」

「こんな一方的にしやがって。」

「まっ、待て、いったん待て。」


と、2人が自分の事を棚に上げ、馬鹿な事を言ってきた。


「何を馬鹿な事を言っているんだ?そもそもお前らが俺に対してやろうとしていた事だろう?自分たちの事を棚に上げ、何を言っているんだ?それよりも被弾しないように頑張れよ。貫通を付与しているから、体力・防御を無視するぞ。まぁ、天下のDランク様だ。この位はなぁ?」


俺は、そのまま魔術を放ち続けた。


それから1人は、直ぐに脱落して、もう1人根気よく粘っていたが、一度被弾すると流れ崩し的に喰らい始め、脱落した。その際気気絶するまで魔術を喰らい続け、よくて青あざ、悪くて骨折をするレベルであった。

俺と先ほど会話をしていた男性がボロボロになりながらも唯一生き残っていいた。


「お前...よくも俺の仲間達を!」

「知らん。というか興味が無い。それよりもよく生き残ったな。褒美をやろうか。」


俺は、そう言いながら立ち上がり、椅子を消滅させ、男性へ向け再生の魔術を使用した。そして、1つのただの鉄剣を創造した。


「何の真似だぁ!?」

「落ち着けよ。見れば解るだろ?これで相手をしてやるんだ。ええと何だっけ名前?」

「ダラだ!」

「ダラダ?まあ良い、取りあえず掛かって来いよ。遊んでやる。」

「なめた口を」


ダラは恐怖を怒りで塗りつぶし、俺に向け駆け出した。


「おら、喰らえ。『スラッシュ』」


と、ダラは俺に向け、上から力強く斬りつけてきた。まあ俺にとっては意味のない物で、普通に弾く。


「っ、『属性魔力付与・火』『身体強化』...『斬魔』ぁー!」


ダラは、直ぐに俺から距離を取り、自身に属性魔力付与と身体強化を掛け、剣技だろうと思われる魔力を纏った飛ぶ斬撃を放ってきた。なので俺は威力を合わせるように、剣を振るい、技術だけで斬撃を放った。


「...っ、これでも駄目か!」

「何だ?もうお終いか?飽きたぞ。」

「はっ?...あがっ!?」


俺はさすがに飽きてきたので、一瞬で近づき斬りつけた。ダラは視認出来ず、反応が出来ずに諸に攻撃を受けた。

今の攻撃で体力を全損させ、衝撃で何本かの骨を折ったらしい。、まあ興味は無いし、何もしないがな。

そして、くだらない茶番をさせられた仕打ちとして、闇属性の『ナイトメア』という魔術を使った。寝ている間、本人にとって最悪な夢を見させる魔術だ。使用中は、どんなに起きたくても、時間が経たないと起きられない。とっても悪魔的な魔術だ。

実際、今も夢にうなされている。


「取りあえず終わったな。おい終了の合図をしろよ。」

「ひゃ、ひゃい。け、決闘、しゅ、終了。新人冒険者の勝利。」


見ていた冒険者に勝利宣言をしてもらい、俺はローナの元へ戻った。

今回もこの作を読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字や感想なども頂けたら有り難いです。

次回もなるべく早く投稿します。

次回もよろしくお願いします。

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