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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
1章.目覚める意思と始まる冒険
27/112

閑話.中級神テラン1

〈side:中級神テラン〉



つい先程中級神テランは、超越者たるユージと別れ、自分の保有する空間へと帰ってきた。

その空間は、一種の管理室の役割をしていて、世界のバランス調整だったり、監視するために作られた空間であった。

その空間内では、地球で言うところの中世の城が建っている。

誰から見ても、とても美しいと言われる程で、芸術的な面から見ても、素晴らしいと言われる城であった。

城の外見は、白をベースとして、屋根や煙突などは深青色で塗装されている。

もちろん城壁もあり、厚さ10メートル位で高さもそれなりにある。

城内は、白をベースとした壁や床そして天井で、黄金のシャンデリアなどといった、とても高価な黄金の家具・装飾が置かれていた。


「おかえりなさいませ、ご主人様。」

「あぁ、ただいま。」


と、黄金の装飾が施された玉座の前に転移したテランに、一人の白き翼を携えた女性が、礼儀良くテランを迎えた。

その女性は、熾天使で最上級である大天使で、名をサナフェルと言い、黄金色のロングヘアに、黄緑色の瞳をし、少し目元が鋭くなっている。そして、服装は白と黒のメイド服を来ている。


「で、どうだったのですか?」


と、テランにサナフェルは、先程出た異常事態の結果を聞いた。


「あぁ……超越者様が居られたからだよ。」

「……はい?今、重大な事が聞こえましたけれども。」

「超越者様が居られたからだよ。」

「……マジですか?」

「……マジです。」


テランがサナフェルの質問に答えると、サナフェルは思わず、普段使わない言葉を発していた。

それ程までに予想外だったのだろう、サナフェルは固まってしまった。


「おーい、帰ってきてくれ。」

「……はっ!すみません、予想の遥斜めの返答でしたので、つい固まってしまいました。」

「まぁ、そうなるのは分かっていたけれども。とりあえずもう1つ言わないといけない事があるんだけど……。」

「?何ですか?」

「もう一人、超越者様が誕生なされたんだよね。」

「…………きゅうぅ。」


テランは、固まっていたサナフェルに、追い討ちをかけるように爆弾発言をした。

そのテランの発言に、思考が追いつかないのか、フリーズしたかのように、再び固まり気絶をし、バタッと前へ倒れ込んだ。


「……もしもし、おーい、もしもし……。ダメだこりゃ。」


と、テランはサナフェルの様子を確認した後に、城内にある、寝室へと運んだ。


それから数時間後、サナフェルは起き、玉座で何やら難しい顔をして、考え込んでるテランの前へとやってきた。


「すみません、倒れ込んでしまって。」

「あぁ、気にする事はない。それ程まで異常事態だったからね。それより僕はマーラ様の空間へ飛び、報告をしなければならない。」

「超越者様の誕生の事もですが、悪神の事ですか?」

「そうだ。悪神が僕の管理している世界に潜伏している。そして、その悪神が僕よりも強い可能性があるし、数柱の存在を確認した。

厄介な事に存在を感知しにくい。何やら下界の一種族である魔族を利用して、人類を玩具とし、遊ぼうとしているみたいなんだ。」


と、テランはサナフェルに、今回報告する内容を言った。


「相変わらず、お人好しですね。」

「そうかな?確かに人類は、自分勝手で、己の利益しか考えない醜い悪人が多いが、一握りだが善良な人もいる。

僕は介入する事ができないが、その善良の人のためにできることはする。」

「……まぁ、私は貴方様の部下でメイドです。貴方様の無茶ぶりでも着いていきますよ。」


と、テランは話すと、サナフェルは呆れたように言った。


「何で呆れているんだ?まぁとりあえず、僕は行くよ。」

「行ってらっしゃいませ。」


テランは魔術を使用し、転移した。


それからテランは1つの空間へ転移をし、城の前へと辿り着いた。

その城は、全体的に焦げ茶色で、屋根や煙突などが黒色に塗装されている。しかも大きさがテランの城以上であった。

中はテランの城とは違うが、全体的に焦げ茶で、少し穏やかな雰囲気であった。


それからテランは歩いて城内へと入り、ノックをし、1つの部屋へと入った。

そこには数柱の神々と何体かの天使がいる、きっと遊びに来たのか、テラン同様に報告しに来たかどちらかだろう。

そして、その中心に女神の一柱がいた。


「おや?テランじゃないか、元気だったか?と、言っても私たち神々は、体調を崩さないけどね。」

「はい、私は元気です最上級神マーラ様。」


テランは、中心にいた女神の一柱に敬う様に挨拶をした。

最上級神マーラと言われた一柱は、朱色に近い赤色の短髪で、少し黄色を帯びた瞳をしている。

体型は出る所は出て、腕や脚はスラッとしてる。

そして、何処ともなく気さくな雰囲気を出している。

そして、マーラは武神と呼ばれる存在である。


「相変わらず、硬いねぇ〜。まぁいい、今回は何の用だ?真面目である、お前が何もない時にここに来るはずがないもんな。」

「はい、3つほど重要な報告がありまして。」

「何だ?」

「はい、1つ目は超越者様が私の世界へと転生してきました。」

「ほう、今回はこの次元でテランの世界か。お世話になったんだ、しっかりともてなせよ。干渉できるかは分からないが。それであと2つは?」

「それが、悪い報告が一件と良い?報告が一件です。

悪い報告が私が管理している世界に数柱の悪神の存在が確認されました。」

「何だと?それでテランは対処できないのか?」

「申し訳ありません。一瞬しか感知できませんでしたが、私よりも保有するエネルギー量が同等の存在も居ますが、倍以上の差がある存在がいました。」

「なるほど、わかった。今此方で空いてる神々と大天使を派遣する。すまないが、少し時間がかかるから持ち堪えてくれ。それで良い報告とは?」


と、テランはマーラに報告をし、マーラはテランに続きを話すように促した。


「はい……非常に申し上げずらいのですが、2人目の超越者様が誕生しました。」


と、テランはマーラに言うと、マーラだけではなく、周りの神々や天使立ちまで固まった。


「すまん、聞き取れなかった。もう一度言ってくれないか?」

「2人目の超越者様が誕生しました。」

「それは誠かい?」

「えぇ、私の目の前で誕生しました。」

「おぉう……本当か。」


と、マーラは顔に手を当て、天を見上げた。


「1つ確認したい。その2人目の超越者様は、善良な人間かい?」

「えぇ、魂が透明色ですが、ほんの少しですが白く染まっていました。」

「はぁ〜、わかった。この件は原始の大八柱様達に報告しておく。」


と、マーラはテランにそう告げた。


「では、私はお暇をさせて頂きます。」

「相変わらず真面目過ぎだろ?まぁお前らしが。

とりあえず、たまには休めよ。じゃあな。」

「はい、では。」


と、テランは言い、その場を後にし、自分の保有する空間へと帰った。

今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字や感想なども頂けたらありがたいです!

次回はなるべく早く投稿します。

次回もよろしくお願いします。

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