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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
1章.目覚める意思と始まる冒険
21/112

20.元家族と元幼馴染

少し遅くなってしまってすみません。

「で、何の用だ?ガレンさん、エレーナさん、エレンさん?こんな所で待ち構えてどうしたのですか?」


と、俺はまず元家族の方へ聞いてみる。

その言葉に、元家族達は一瞬顔を曇らせたが直ぐに戻した。


「あぁ、まさかお前があんなに強いとは思ってなくてだな。ユージ復縁させてやる、家に戻ってこい。」

「そうです。戻っていらっしゃい。」

「あぁ流石俺の弟だ、兄としては鼻が高い。今すぐでも家へ戻ってこい!」


と、何か馬鹿な事を言ってきた。しかもちっぽけなプライドなのだろうか?何故か頼んでいる相手に乱暴な言葉使いなのだが。


「…はっ?何を言っているんだ?戻るわけ無いじゃないか。頭大丈夫か急にそんな事言って?」


と、俺は3人に気だるげにそう言った。

そしたら今度は、3人とも怒りの表情を浮かべた。

だが当初の目的を思い出したのか、直ぐに表情を戻した。


「お前みたいな無能を俺達の家族として、復縁させてやると、言っているんだ。」

「そうだぞ、神から見放されたお前を家族としてやるんだからありがたいと思えよ!」


と、再度馬鹿な事を言い出した。


「何を言っているんだお前たちは、お前たちと居るだけで時間の無駄なんだよ。しかも仮初な物で力をつけ、威張り散らしているお前らに何故従わなければならない。」


と、俺は元家族にそう告げた。


「無能の分際で何をほざいている!俺達の言う事に従っとけば良いんだよ!!」

「しかも仮初だぁ〜?お前、これは俺達の実力だ。馬鹿にするな!」


と、キャンキャン吠えだした。もう俺に取ってはその辺にいる虫のように鬱陶しく思うだけなんだが。


「とりあえず俺は戻らない。断っているんだ。邪魔だからどけ。」


と、言い歩き出そうとした。

しかしついに切れたのか、場所を気にせずにエレンが剣を抜剣した。

周りにいた人も少なからず悲鳴を上げ、ここから離れた。


「いい加減にしろよてめぇ!お前は従っとけば良いんだよ。」


と、言いつつ俺に向かって斬り込んできた。

なので俺は剣その物を消滅させた。


「はははは、所詮お前はこんなもの……あれ?」


今更気づいたのだろ。剣を俺の頭上目掛けて斬る動作をして、ようやく気づいたようだ。


「あれ、剣は?俺の剣は?」

「そんな物俺がこの世から消し去ってやったよ。無様だな。それよりも騎士様がこんな醜態を晒すなんてな。怪我人がいないから良かったものの、お前罰は逃れられないぞ?」


と、俺はエレンに言った。

エレンは自分がとんでもない事をしでかした事に、ようやく気づいたのだろう顔を真っ青にし、そして俺を見て、顔を喜色で歪めた。


「どんな手品を使ったが知らんが、要は証拠を隠滅すれば良いんだろ?お前を倒し、ここに居るものを罪で捕まえれば良いんだろ?それに俺は剣闘士だ。たとえ武器が無くても、ステータス差で殴れるんだからなぁ!」


と、馬鹿正直に俺へと突っ込んできた。


「あぁ、勿体ないな。罰を受けると言っても位が落ち、そして騎士団に一定期間謹慎レベルだと言うのに、これじゃあ剥奪ものだぞ?」


と、俺は言いつつ突っ込んでき、型がなっていないエレンの顔面に蹴りを叩き込んだ。


(一応はバリア全損位の威力に落としてあるが、衝撃までは知らん、自分で何とかしろ。)


と、蹴り込まれ思いっ切り吹き飛んだエレンを見ると、どうやら建物にぶつかるらしい。

俺は仕方なく、衝撃吸収様に結界を展開した。

一応は意識はあるらしいが防具も所々破損していて、修理は不可能そうだ。まぁ知らんがな。


「とりあえず、あの馬鹿3人は置いとくか。で、お前たちは何なの?」


と、俺は幼馴染3人に振り向いて、そう尋ねた。

幼馴染は先程の行程で驚き固まっていたが、俺に尋ねられると我に返り、


「2人とも俺達と冒険者にならないか!?」

「そうよ、そんなに強いなら私達と一緒に冒険しようよ。」

「そうです。貴方がそんなに強いなら、僕達のパーティーは最強になります。」


と、こちらも馬鹿な事を言ってきた。


「はぁ〜、何で揃いも揃ってこんな馬鹿な事を言っているんだ?そもそも最初に縁を切ってきたのはお前らじゃないか。それを今更戻ってこいなんてな、冗談にも程があるぞ。」


と、俺は言った。


「あれは……その……そう、冗談だ。冗談を言ったんだ。まさかあれに真に受けるなんてな?俺達幼馴染だろ?」


と、ギルが言ってきた。


「冗談で縁を切るなんて言う奴は久しぶりに見たよ。まさか馬鹿正直に信用を無くすような事を言うなんてな。冗談には言っていいものとダメなものの区別もつかないらしい。これには笑うわ。なぁ、ローナ。」

「そうですね。まさかこれ程まで愚かだとは思いませんでした。」


と、俺は幼馴染3人に向け笑いながら言った。ローナも珍しく冷めた表情で言った。

俺達に言われた3人は怒りを抑えるかの様に、俺からローナに向き、


「ローナ、俺達と来ないか?」

「そうよ、そんな奴ほっといて私達と一緒に冒険しよっ!」

「そうです。あんな奴ほっといて、僕達と一緒に行きましょう。」


と、幼馴染3人はぬけぬけとローナに向け言ってきた。


「いえ、結構です。」


と、ローナは短く淡々と幼馴染3人に言った。


「いやいやいや、ほら、ユージと実力差があるだろ?実力が近いもの同士でやった方がいいって。」


と、ギルは諦め切れないのかローナに言った。


「確かに実力差はありますけど、いつかユージと肩を並べられるくらい強くなるつもりです。なので結構です。気持ちだけありがたく頂きます。」


と、ローナは淡々とギルに向け言った。


「お前は聖女だが回復士だろうが!それなのに強くなるだとぉ!?無理に決まっているだろうが!」


と、ローナの返答に切れたのか、ギルは激昂し言葉を吐き出した。


「ユージ、少しの間よろしいでしょうか。」

「あぁいいぞ、隔離結界を張っとく。」


と、ローナは俺に頼んで、直ぐに魔力を外部に放出させた。魔力は黄色と白色が交互に重なり、膨大な魔力放出による柱の様な物ができた。


「……な、何よ、何よあれ……。あれが個人による魔力だと言うの……?」


と、圧倒的魔力量にレーナはへたりこんでしまった。


「おい、レーナどういうことだ!?」

「そうです、これはどの様な現象なのです!?」


と、ギルとノワールがレーナの様子を見て、怒鳴り散らす様にレーナに問いかけた。


「あ、あれ、全部、魔力だよ。」

「どういうことだ!魔力は人には見えないだろうが!」

「そうです!説明してください!」


と、元幼馴染3人はそう会話をしていた。


「そうですね、これは一部の魔力を圧縮し放出したものです。」


と、ローナは元幼馴染3人に説明した。というか俺も空気を読んでやろうかな?

俺は早速、魔力を放出してみた。

魔力はローナと同じ量で、今回はローナに合わせるように黒色と黄色が交互に重なった色合いで放出した。

何でこの色かって、そんなもんかっこいいからに決まってんだろ。ローナは自分の最も使用している魔力色だったけれども。


「……どういうこと?……人間が保有する魔力量を大幅に超えているの?訳分からないよ!?」


と、どうやらレーナは混乱してしまったようだ。

それに俺もローナと似たような現象を起こした事により、ギルもノワールも完全に驚きで固まってしまった。


「とりあえず行くか。あぁそうそう、知り合いの近衛騎士に連絡しといたから、間もなく騎士団が来るそうだぞ、そしてエレンを捕まえるそうだ。それに国王様にも絶縁した事を伝えてあるから、戸籍上完璧に絶縁ということだ。それじゃあな。」


と言い、俺達は元幼馴染3人と元家族3人を放置して、帰路に着いた。

今回もこの作品を読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字や感想なども頂けたらありがたいです!

次回は旅立ちの様子を投稿し、その後閑話を何話かこさ投稿させていただきます。

次回もなるべくはやく投稿します。

次回もよろしくお願いします。


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