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超越者の冒険録  作者: 油ーラ
1章.目覚める意思と始まる冒険
19/112

18.幼馴染との決闘2

[神器・イージス]は、かつて善神と悪神の大戦ラグナロクで、最前線で戦っていた上級神が所持していた物だ。

本来神器というものは、その神の在り方とも言える代物だ。果てしなく長い年月を掛けて作り昇華させる物なのだ。

話を戻すが、[神器・イージス]と言う物は、その主を含めあらゆる者を守るため、果てしなく長い年月を掛け防御力向上や防御範囲などといった能力が向上し、本来は防御特化型の神器となっている。

そこで俺が魔法による擬似的な[神器・イージス]の使用はかなり歪とも言える。

そもそも超越者には決まった型がない。特定の者にはなれないし、逆に何者でもなれてしまう矛盾の存在とも言える。

だからあらゆる手段で自由に神器を使用することもできるし、それ以上の代物を使用する事も造作もない。

だから今回見たいに魔法で模様することで、形が定まっていないものなので、オリジナルより強く、そして自由に使用することができる。


「神器級だぁ?神話級じゃねえのか?神話級でも、そんなもん夢物語の話だけだろう!」

「そうです。本当に神話級とも言える代物があるなら、この世の状態を一変するとも言えることですよ!何より貴方が模様したぁ?無能がそんなことできるわけないじゃないですか?」


と、ギルとノワールは俺に向けそう言う。

そう、この世界には下級・中級・上級・最上級・希少級、そしてその上に伝説級と同等の古代級の存在までしか発見されてない。だからその上にある神話級と同等の創世級と言う代物がある事を一部の人類以外誰にも知られていない。知っていても物語の空想上の代物だろ?と思っている。

その2つの上の階級の神器級は、神様が使う使わないで、全ての人類が架空の代物だと思うし、そもそも知らない人も多くいる。

でも、多くの魔術師達は俺の話を信用してしまった。

何故なら魔力看破や鑑定などで、俺が展開している盾には、想像ができないほどの魔力が込められていることを理解してしまった。

まだレーナはただ一部鑑定しただけ(反射性能だけ鑑定させてあげた)なので、真実か偽りか判断できずにいたが。


「まぁいい。別にお前たちがどう認識するか何て、俺には関係ないからな。」


と、いい俺は3人に向け歩き出した。


「どうせ無能が言ってることはデタラメだぁ!それに道具にしか頼れねぇーだろ!」

「そうだね、信用性に欠けるね」

「うっ、うんそうだね。そうだよね。無能にそんなことできるわけが無いもんね。」


と、ギルとノワールは俺の言ったことを鼻から信じず、レーナは自分の信じたい方を選び、可能性のある話から目を背けた。

今の現状でギルは先程反射された影響で体力が6割位で、レーナが少し魔力を消費したが話しているうちに、魔力自動回復で回復しきっていた。

また先程の様にギルが斬りつけに俺に向け走り出し、レーナは先程とは違い短めの詠唱をし、ノワールは矢と弓に魔力を流し込み、俺に向け弓を構えた。

ギルは俺とまだ離れているが魔力を込め剣を振り下ろしていた。


「おらっ、無能め喰らえっ!スラッシュ!!」


と、どうやら剣聖か剣術の技だろう斬撃を俺に向け放ってきた。

それを援護するかのように、ノワールが空に向け矢一本を放った。


「アローレイン!!」


と、どうやらこちらも聖弓か弓術の技だろうものを俺の頭上で枝分かれし、降り注がした。


レーナも俺に向け火球を2秒置きに1発づつ放ってきた。

というか此奴ら学習してないな?さっき防がれたり、躱されたと言うのにただ単純に数や威力だけを上げるだけ。舐めてやがるな此奴ら?

なので俺は、


「遅すぎる。」


と、言い、俺は光の速さでギルの斬撃を躱しつつ、ノワールの懐に移動した。そしてそのままノワールに向け手加減をしつつ回し蹴りを喰らわせた。


「あがっ」


俺の事を認識すらしていなかったのだろう。突然の衝撃に声にならない悲鳴を上げ、体をくの字に曲げつつそのまま場外へ一直線に吹き飛んだ。

もうすぐで亜音速と言うくらいの速さで吹き飛んだノワールを光の速さで移動し回り込み、ノワールがやってくるのを待ち構え、来た瞬間に再度回し蹴りを背中に叩きこんだ。

二撃目を背中に受けたノワールは、パリンとガラスが割れるような音を鳴らしつつバリアを割リ、少しの間空中に停滞しつつ、気絶し前から倒れた。


「……まずは1人目。」


と俺は言うと、俺の移動の際に生じた風圧に当てられ、混乱し放心していた2人が現実に戻ってきた。

そして2人は目の前に俺の姿が居なくなっている事と、俺のいた地点から自分たちの近くを通り後ろへと続いている大きく削れた地面を認識した。

観客の人達も突然のことで「何があった?」「何かのショーか?」と、言っている者までいる。


「「へっ?」」


と、2人は疑問に思いつつ、大きく削れた地面を見ようと後ろへと振り向いた。

そしてそこにいる俺と気絶して倒れ込んでいるノワールを見て2人は固まった。

観客の人達で、早く気づいた者も固まってしまった。


「……お、おい無能!お、お前一体何をした!?」

「そ、そうよ!ノワールはどうしたのよ!」


と、いち早く現実へと戻ったギルが、どこか少し放心し否定するかのように尋ねてきた。

レーナもギルが俺に聞いた事により現実へと戻り、同様に俺に尋ねてきた。


「ん?あぁ大丈夫だぞ?バリアを割っただけだ。安心しろ、損傷はないぞ?」


と、俺は2人に答えた。


「無能の癖にノワールを倒せる訳ねぇだろうがぁ!!どんな卑怯な手や道具を使った!」

「そうよ!無能がノワールを倒せる訳ないじゃない!!」


と、2人は俺の言葉を否定してきた。


「今のは純粋な身体能力だぞ?それよりもガッカリだよ。まだ現実が見えていないなんて。歳が若いということも関係しているが、まぁ優秀なステータスだったから自分たちは選ばれた者だ。的な妄想を抱いているから否定もしたくなるのだろう。無能と呼ばれている者が本当は自分達よりも実力が上だなんてな。」


と、俺は2人に言った。


「ふざけるなぁ!俺達が無能のお前より弱いだと!?所詮卑怯な手や道具しか使えないお前が何を言っている!?」

「そうよ、無能が私達よりも強い何て冗談も程々にしなさい!」


と、2人は俺に向け否定的な事を言った。


「まぁ別にもう関係ないからな。別に勝手に否定しててもいいぞ?まぁ、もう決闘は終わらせて貰うがな。」


と、俺は言いつつレーナに向け五百を超える魔法陣を展開した。魔術は単純な下級魔術の属性球だが、上位の属性含め全ての属性で、しかも一発に込められた魔力量ががレーナの保有する魔力量と同等の物だ。

流石に見ればわかるのだろう、レーナは魔法陣を見て顔を真っ青にした。


「う、嘘……。何あれ?あんな物無理でしょ?」


と、レーナは震えつつ言葉を零した。


「安心しろ。バリアが割れたら解除してやる。存分にやられろ。」


と、俺は言いつつレーナに向け魔術を放った。

結果はお察しの通り、レーナはズタボロになりました。最初の数発は工夫をしたのだろう。慌てて結界魔術を詠唱し、止めるのではなく受け流しつつ被弾を避けていたが10発目を超えると、防ぎきれなくなったのか、段々と被弾率が増え、最後には無様に顔面にもろに当たり、バリアを割りつつ気絶した。

レーナが気絶して唖然としているギルに、ノワールと同様に移動して、今度は腹に拳を叩きつけた。


「ふぐぅっ!?」


と、ギルは悲鳴を零し、その場で蹲った。

今回吹き飛ばさなかった訳は、バリアに影響がでないように貫通を拳に付与しつつ殴りつけた。貫通色々な事象に影響することができるからかなり便利だ。

なので、ギルは体力が減っていないのに体が痛むことになった。


「い、一体何が!?」

「体力を無視してお前に殴ったんだ。」


と、ギルは通常ではありえない現象に疑問に思い俺に聞き、そして俺は答えた。


「あぁ安心しろ。最後には治してやる。だから遠慮なく殴られろ。」

「ふ、ふざ……がひゅっ!?」


と、俺はいい何かを言いかけているギルを手加減して殴り始めた。


「も、もう負けでいい。お、俺の負けでいいから。もうやめてくれぇ!」


と、俺が殴り始めて10秒位でギルはあっさりと降伏宣言をした。


(やわっちい奴だなぁ本当に。)


と、俺は思いつつ、ギルに回復魔術を行使して


「審判、終わったぞ?」


と、未だ現状を把握していないのか、固まっている審判に終了をするよううながした。


「……あ、あぁ、わかった。決闘終了!!ユージの勝利!!」


と、審判は終了の宣言をした。だが未だに認識していないのか観客の人達からは声が上がってこない。


(まぁいい、俺には関係のない事だからな。)


そう思い闘技場から降り出口へ行こうと出口に向け歩き出したら……


「し、死ねぇっ!…ぇ?」


と、ギルが俺に斬り込んで来そうだったので、俺は後ろを見ず1000をも超える多くの武器を創造し、ギルを囲むよう展開した。


「哀れだな、やはり仮初の力だからか?」


と、俺は関心を完全に無くし、ポツリとギルに告げるのだった。


「どういう意味だ!?」

「お前に教える義理も無いよ。」


と、俺はギルにそう告げ再び歩き出し、そして出口をくぐった。

今回もこの作品を読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字や感想なども頂けたらありがたいです!

次回もなるべく早く投稿します。

次回もよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 中盤 ローナ(?)もギルが 人物名間違え過ぎでは?
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