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最終話 囮


僕はドグラマグラ太郎先生の起きながら話す寝言を聞いていた。


『長編小説書くのめんどい』


要はこれが言いたいらしい。


『短編集でも書籍化あるのかな?』


要はこれが聞きたいらしい。


無い。


本屋で商業出版で活字で無名作家のそんなの見たこと無い。


長編小説書けばいいじゃん。


大爆死すればいいじゃん。


どうせドグラマグラ太郎先生だ。


いつも通りだ。


時間も。


関心も。


漫画を読むか。


小説を読むか。


新型コロナウイルス(SARS2)への心配に使われる。


一説によると人類の半数以上がかかる。


繰り返し流行し病気になる。


その予測が正しければ。


遅かれ早かれ。


ドグラマグラ太郎先生はいつか止まらない咳をする。


いつ咳をするか考えるより。


今からまた黒歴史を作ればいいじゃないか。


『咳をしても一人』


を借用するならば。


僕なりに言うならば。


『咳をしてもしなくても』


かな。


違うかな。


『席置いても一人』


かな。


これいいな。


物悲しくて。


空回りしてて。


徒労感があって。


寂しくて。


滑稽で。


ドグラマグラ太郎になってる。


今回はこれでまとまりそうだ。




ドグラマグラ太郎


席おいても一人


ずっと手を振る




ドグラマグラ太郎


人といても一人


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