第八話 五七五 続き
「第八話 ネタは続けて 五七五」
なんか事情説明から始まっちゃった!
「最近の 趣味はひたすら 眠ること」
寂しいなその趣味! いや別にいいんだけど!
「いい天気 担任教師は 能天気」
上手いこと言わなくていいから! それともこれは皮肉か!?
「兄弟は いいから俺に 姉妹くれ」
授業中に何考えてんだこいつは!?
「どう見ても 三井君受け ありがとう」
何をどう見ればそういう結論に!? 俺はノーマルだからな!? 変な妄想のおかずにしないでくれよ! ……え!? もう手遅れ!?
「タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ」
ポルンガ(ドラゴンボールに出てくる神龍の凄い奴)を呼び出す呪文だと!? そうまでして何をかなえたいんだ!?
「サッティーよ 宿題のこと 忘れろよ」
また玉野かよ! しつこいよ! そこまで嫌なら初めから宿題やってこいよ! 玉野が宿題忘れるのなんていつものことじゃねえか!
「健三さん 今戻りました トイレから」
石井、戻ってきた報告までやる必要ないだろ!
「そうですか 自分の席に 戻りましょう」
健三さんも返した!?
「ああもうす ぐ授業おわる な次はひ」
ただ思ってることを無理に五七五に合わせようとしなくていいから!
「……ふう、それでは今日の授業をこれで終わります。お疲れ様でした」
最後まで グダグダだったな この授業 (三井心の一句)
「授業も終わったことだし、反省会と行こうか」
「ああ、巨人の連勝はどう考えてもおかしい。何かやってるのは明白」
「ふん、これだから捏造好きな中日ファンは……」
「同一リーグの下位チームからエース、四番、守護神を引っこ抜いてまで勝とうとする金慢チームは言うことが違うな」
……あっちは野球で盛り上がってるな。セリーグファンって仲悪い印象があるけどどうなんだろう。
「わかってないな! あの強気さが受けに回るところが萌えるんじゃない!」
「でも、どっちに回ってもオッケーだとは思わない!?」
「いや、このクラスには受けが圧倒的に不足しているからして……」
……なんだろう、あっちの話題を理解してしまったら、人として終わりな気がする。
「まったくー、おかしな人たちだよねー」
「お前が言うな石井」
ポニョの歌とトイレとどう関連があるんだ。五七五でもないし。
「……放尿ー?」
下品なオチを付けるんじゃない!