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第五十二話 決闘

田村「……遂に決着をつけるときが来たようだな……」

三井「悪いがお前に勝利を譲るつもりはない、おとなしく……逝ってもらおうか」

田村「……笑止」

三井「上等だ……その減らず口、二度と叩けなくしてくれる!」

松田「二人の背中がゆらいで見える……」

杉田「まさかあれは……闘気!?」

浜口「この時代に闘気を扱えるものが残っていたとは……」

片山「知っているのか信也!」

浜口「闘気とは……む、動くぞ」

 何がきっかけとなったのか。風の音。空気の流れ。あるいはきっかけなどなかったのかもしれない。本能の赴くまま、全身全霊をただ一つの事―――相手を消すことに集中した結果見えたのかもしれない。三井にとって有利な状況―――今攻撃できるのは自分だけであるという事実が動かしたことも否定できず、逆に田村が誘ったとも言えなくはない。どちらの判断が正しいのか―――それは戦いの後、同じフィールドに立ち続けていられたものが決めることである。今すべきことは一つ。全力を持って叩き潰す。それが礼義でありこの戦いの根源なのだ。

田村「うおおおおおおおおお!!!!」

三井「ああああああああああ!!!!」

石井「終焉の時か―――」





辰美「何してるの?」

全員「「「ドッジボール」」」

辰美「…………」





三井「いやー、いい汗かいたな。運動はいいものだわ」

 タツミ登場でいい熱闘感こそ削がれたものの、ドッジは俺のチーム勝利で無事終了。全く、県で表彰を狙う選手が情けない。本職は水泳でドッジと全く関連性がないけど。

辰美「……闘気とか何なの?」

 なぜ冷めた口調なのだろう。あの頂上決戦、みたいな空気がいいというのに。やはり女子供に男のロマンはわからないものなのだろうか。性別の違いとは斯くも大きな問題なのだ。嘆かわしい事象である。きっと本当の意味で男女がわかり合うことはないのだろう。残念。

杉田「それっぽい雰囲気が出ていいじゃん。内野に残った二人の一騎打ちだったわけだし」

松田「みんなノリノリだったなー、序盤でやられた主人公のライバル臭がプンプンしてたぜ」

片山「それにしても強いね、二人とも」

浜口「特にみっちゃんはなあ、運動神経ではこの中じゃ低いほうなのに」

杉田「ふふふ、旦那は小学校の時学年でも五指に入るドッジボーラーだったのだよ」

三井「なんだそれ」

杉田「中でも旦那のディフェンス技術は素晴らしいものがあるな」

石井「攻撃面ではアンダースローからの変則球が厄介だしねー」

松田「まあ、三井のまた無駄な面が見れたからよしとしよう」

三井「……どうせ俺の特技は無駄で役に立たんよ」

 なぜ勝ったのに落ち込む羽目に陥ってるんだ、自分は。



馬鹿馬鹿しくて何が悪いんですか!(逆ギレ)

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