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第十九話 吾輩は

 授業も一段落し、やる気がなくなったらしい健三さんは、表情を変えずに言った。

「さあ、今日も始めましょうか雑談シリーズ」

 ついにシリーズとか言い出したよこの人! 雑談にシリーズもくそもないだろう! まあ楽しみにしている人は結構いるかもしれんが!

「本日のお題は〈吾輩は猫である〉」

 ……?

「元千円札が描いたこの小説ですが……」

 わかりやすいけど、それは敬称には当たらんだろう。

「ねこたんの部分を、自分のことに当てはめて、面白おかしく変えてください」

 たんをつけるな、たんを。

「それではさっそくいってみましょう。いえー、ぱふぱふー」

 無表情でそれを言っても、盛り上がりに欠けますよ。

「まず清水」

「吾輩は神である」

 いきなりスケールでかいよ!

「玉野」

「吾輩は模範的優等生である」

 優等生は宿題提出を毎回忘れたりしないから! 忘れようとはもっとしないし!

「深谷」

「吾輩は野球部である。レギュラーではまだない」

 一年だしな。頑張れ。

「副会長(女子)」

「吾輩は……キューピッドである」

 そう言って、タツミの方を振り向くとにやりとした。……不気味だ。キューピッドとはあんな邪悪な笑みを浮かべるものなのか。

「菅原」

「吾輩はただの男女のカップリングには興味ありません! この中に、男同士で付き合う(物理的な意味で)がいたら私のところまで来なさい! 以上!」

 なんか混じってるし! それ夏目漱石じゃねえ! 谷川さんだよ! そして男同士で付き合う(何を付き合うかは自主規制)関係なんてこの中にはいない! たぶん!

「次」

「吾輩はこの広い大空に翼を広げゆきたい」

 だから何!? 中学校の合唱か!

「ねくすと」

「吾輩の今日の朝食はベーコンエッグマフィンである」

 知らないよ!

「つぎ」

「吾輩は両刀使いである」

 いた――――――! 菅原さんが望む人いた―――――!

「剣道部で二刀流を使う人は、吾輩意外にまだない」

 違った! 意味が違ったよ! 今俺凄い恥ずかしいことになってた!

「次で終わりにしましょう。最後三井」

 俺ですか。

「……吾輩はこの学校唯一の常識人・・・である」

「「「ぶーぶーぶー」」」

「大ブーイングですと!?」

 どうやら、俺はそう思われていなかったらしい。

「はいもっと大きな声で!」

「「「ぶーぶーぶー」」」

「ってお前義人! 貴様が扇動してんじゃねえよ!」

 

今まで読んでくださった読者さんには申し訳ないですが、この小説の更新を止めようかと思います。

それというのも、他の小説と比べ文章力がないこともあり、アクセス数は頭打ちになり、他作品と比べての評価が低いことがはっきりしたからです。これ以上こんな気分で書いても面白い作品が書けるとも思えないため、更新は中止させてもらいます。

こんな駄文を読んでくださった方々、本当にありがとうございました。

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