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ツンデレなメインヒロインとヤンデレな幼なじみはお好きですか?  作者: 芳香サクト
第一章『ツンデレな彼女はヤンデレな幼なじみに牙を剥かない…』
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オトメチックな彼女

 僕は教室で、ふと空を見上げる。そして、思い出すのだ。今朝の出来事を。


 ふと、突然、今朝でもいい。あんなことを言われてその日、平然と学校生活を保てるのならそれはぜひ教えてほしい。それが今、僕に必要なものだからだ。

 だが、答えは決まっている。もちろんNOだ。

 事実、僕は理恵と付き合っているし、委員長のことは好きでも何でもない。ただのクラスメイトに過ぎない。

 ん?ではなぜ、悩んでいるのかって?そりゃまあ、そういうことを言われたら必然的にそういう態度になってしまうのは男子だからわかるのだろうか、はたまたひ弱になっているだけなのか。その実は神のみぞ知るとでも言っておこう。

 まぁ、難しいことをべらべらと語ってしまうのはあまりにも自分的によくないし、時より適当なことを言ってしまうこともあるだろう。

 だが、それが故に恋愛というものは難しいのだ。これがネット上の話であれば『おまいう』とか『メシウマ』とか書かれているところだが、これは現実。そうやすやすとうまい話が出てくるわけではない。

 つまりは、自分で解決しないといけないということになる。はぁ……はっきり言ってしまうと面倒くさい。

 というよりも面白くないのである。

 好意を持ってくれるということに対しては非常にありがたいけど、何だろうなぁ。相手が相手だからあいまいな返答になってしまうのも考えられる。

 一例をあげてしまえば理恵のことといえば僕の中では勝手に想像がついて、ああこういうことね。となってしまうが、それだと伝わることがない。

 ならばこういう設定で話をしてみよう。


 ある女の子がいました。

 その女の子は自分がほかの誰よりも注目を浴びたがるような性格の持ち主でした。

 ある日、あなたが何気なく登校をしていると、その女の子が絡まれていました。どうせいつものことだろうとその場を去ろうとしたあなただったが、ふと奥を見るとそこには自分の幼なじみが女の子と同じ状態で絡まれていました。


 さて、ここで問題です。この後、あなたはどういう行動をするでしょうか。

 次の三択からお答えください。

 1.二人を助ける。2.知らない顔をする。3.先生などを呼んでくる。

 1を選んだ人は勇気のある持ち主です。二人を助けることでそれまで知らなかった人からの手助けでその女の子の好意は上がるでしょう。

 2を選んだ人はせっかくのチャンスをみすみす逃す可能性のある持ち主です。知らない顔をすることで彼女たちの評価はもちろん、周囲からのこともあり、自己が不安定になる可能性もあります。

 3を選んだあなたは他力主義者の持ち主です。大人というものを借りて人を助ける。いわば、武器を使うプレイヤーのようなものでこの中では一番かしこい選択と言えるでしょう。


 とまぁ、簡単に言えばこういうことなのだ。

 行動なんてものはだれにも取れることであって委員長が中学の時に美奈子と理恵を襲ったのは、多分、注目を浴びたかったからだろう。自分が一番でありたいがために同類を潰す。まるで童話『白雪姫』に出てくる魔女と同じである。

 まぁ、それが良いというなら別に構わないと思う。だが、僕がそれを許さなかっただけだ。特別不思議なことはやってもいない。

 だから、覚えていなかったということなのだろう。根拠というものは何一つとして存在していない。

 人というのはインパクトのあるものは覚えているものだが、意外とそうでないものは勝手に抹消されていく。

 なぜか。答える必要もない、人間の脳というのはそういう風にできているからだ。


 難しいような話だが、今の僕の心境を少しでも理解してくれると嬉しい。なにせ、僕は恋愛というものが分からないからな。


 僕がいろいろ考えている中、理恵もまた、一人で葛藤し続けていた。


 おそらく、私の考えていることと晴馬の考えていることが同じなら、物事はここまで難しくならなかったはず。それに加えて昨日の緋想さんが私に言ったこと。

 それらを調合すれば犯人が委員長であることは私も断定できた。それに委員長は女子なのだから、私にも気軽に話しかけられることはできたし、そのチャンスも存在していた。

 なぜもっと早く気付かなかったのだろう。いや、気づくことはできた。ただ、確証がなかったのだ。私自身、人を疑うことができない。だからあの時も委員長の甘い言葉にホイホイとついていかれ、結果的に拉致監禁まで行く状態となってしまった。

 アレを引き起こしたのは委員長であるが、原因は私でもある。今、晴馬の精神状態は非常に不安定になっている。私は何をすれば晴馬がいつもの晴馬に戻るだろうか。

 普通に接するだけではダメだ。それはただの現状維持でしかない。

 何か……こう、何か……変えられるようなものがあればすべて解決する。

 少なくとも私はそう願っている。

 晴馬が委員長に何を言われたのか、それは分からないけどあの人のことだ。

 何か嫌な予感がする。


 晴馬は言った。


『僕はみんながくれた情報をもとに、理解をしている。つまり、何もない状態では考えることも、動くことすらできない。』と。


 なら、あの時、晴馬の中には私と美奈子が拉致状態になっていることを知っていたの?一体、いつ?どこで?誰から聞いた?いや、そのどれでもないのならば。晴馬はたまたまあの場にいた私たちを助けたということになる……か。

 本当にそういうことなの?晴馬、あなたはそういう人なの?自分から群れるのは嫌っているし、友人を作ろうとしない。そんな一匹狼の晴馬がどうして?あの場に美奈子がいたから?でも、普段の晴馬は美奈子の要求も適当にあしらっている。そんな性格の持ち主なのかな?ああもう!分からないわよ!私は一体、何をすればいいの!?


 最初に晴馬にあったのはいつだっけ……あの時、助けてくれたのは晴馬で間違いはないわ。

 だけど、晴馬はそのことを頭の中で消去しようとしている。それはすなわち、私との思い出を消そうとしている。晴馬にとってあの中学は嫌なところであり、逃げ出したい過去でもある。

 それは分かっている。

 だけど、そこまでする必要はあるのかしら?そう、最初に出会った頃の晴馬はどこか遠い眼をして、私たちとは違う考え方をして。いつも先頭に立って、誰も考えないような作戦を考え付いて、でも私たちには一向に心を開かない、うわべだけの存在。

 いつしか晴馬はそう呼ばれるようになったこともあったなぁ。

 その時期にあの事件があった。救ってくれた時に晴馬は言った。

『よく……頑張った。ここからは僕に任せて。』と。

 それで、一人で事件を解決することができた。つまり、あの事件も晴馬にとってはうわべだけのことなの?どういうことなの?これは確かめる必要があるわね。


 理恵は一人、考え付いたようにして僕のほうへと視線を向けた。


 授業が終わって、放課後になった。僕のところに来た理恵は、少し、眼に涙を浮かべていた。それだけで異変を感じ取った僕は静かに言う。


「どうした?一体、何かあったのか?」

「それはこっちのセリフよ。晴馬、委員長に一体何を言われたの?」

「……別に、理恵が気にするようなことでもない。」


 その僕の返答に理恵はまるで怒りを表しているような態度を取って、僕の手を掴む。


「お、おい!理恵!」


 僕は半ば強引に引っ張る理恵を見て、理解が追い付いていなかった。そのまま、屋上へと僕たちは向かう。


「理恵、いったい、何があったのか説明をお願いする。」

「晴馬……私はね。あんたのそういう態度が嫌い。」


 急に何を言い出すのか、理恵は……。


「私はあんたの一人で考え込むところが嫌い。一匹狼なところが嫌い。こっちは待っているのに。相談しない晴馬が嫌い……。独りよがりなところが嫌い。何でも一人で解決しようとしているところが嫌い。本当に大っ嫌いよ。」

「理恵、僕は……。」

「でも、しょうがないじゃない!私はそれを含めて晴馬が好きになっちゃったのだから。」

「!!」


 理恵が感情をあらわにして僕に向けて言うことが初めての出来事で、驚きがあった。


「晴馬!私はあなたの過去に何があったのかは分からない。でも前に晴馬は言った。いつまでも過去にすがっているようでは成長できないって。私はその言葉に救われた。あの時、あなたがそう言ってくれなかったらあなたを好きになることもなかった。」

「理恵、僕は……僕は……。」

「晴馬は前に私を救った。だから、今度は私が晴馬を救う番だよ。1が作れないなら0を進めればいい。ね?そうでしょ?」

「それは、その言葉は……。」


 その言葉は僕がいつも言っていることで、絶対に忘れてはいけないアイデンティティーのようなもの。僕は自分でそれを破ろうとしているのか……。


「理恵……ごめん。僕は……君にとてもひどいことをした。」

「良いのよ。私だって晴馬の気持ちに気付けなかったもん。でも、これだけは約束して。もう二度と私を捨てることはしないで。」

「ああ……。」


 思わず理恵からそんな言葉が出た。最初、僕は掛ける言葉なんか見つからなかった。

 そう、あの時と同じように、僕は見ているだけで何もできなかった。だが!今の僕は昔の俺じゃない!昔、出来なかったら今やればいいんだよ!

 決めたようだな。

 ああ、もうどうにでもなれだ。でも、これだけは思っておくぞ。


 僕は本来、僕がやるべきことを理恵にやった。それは変わらない。


『理恵を悲しませない事!』


 僕は理恵の体を優しく包んだ。

 正直に言えば、恋愛というのは難しいものだ。だが、これほど優しいことがあるか。


「!」

「僕が委員長に言われたこと。理恵の言っていることは間違いじゃない。僕が出来損ないだったためにお前に迷惑をかけた。本当にすまない。でも、それをはねのける覚悟があるから僕に告白したのだろう?」


 僕は続けながら言う。


「理恵、僕は何があっても君を離すことや見捨てることはしない。今までも、これからも。だから……だから!」

「晴馬、泣いているの?」


 理恵が僕の頬に流れる涙をぬぐう。

 くそっ、どうにも感情的になると泣いてしまうこの癖を何とかしないといけないな。


「バカやろ、泣いてなんかねーよ。」

「ふふっ……。」


 なに笑っているんだよ、こっちは何が何だか分からないままここに来たっていうのに……でも、まあいいか。


「ずっとそばにいてくれ……僕だって間違えるかもしれない。だから、その時は今日みたいに叱ってくれないか?」


 その言葉は本心だった。そして、長年、僕が言うに言えなかった言葉でもあった。

『ずっとそばにいる。』

 それが今の僕にとってどんなに勇気のくれる言葉だということを僕自身が一番知っている。


「ええ。もちろんよ。」


 理恵は満面の笑みで答えた。


 僕は理恵を軽く離し、もう一度抱きしめて言う。


「理恵、改めていうことがある。」

「は、はい!」


 僕の真剣な表情に理恵はびくりと体を震わせた。


「僕は中学校の卒業式の時にあなたに告白されて、正直、あなたのことは好きではなかった。というよりも何かの罰ゲームかと思っていました。それで、見返してやろうと思ってOKをしました。」

「そう、そうだったのね。道理でみんなの態度がおかしかったわけね。晴馬はそんなことでよかったの?」

「ああ、その時はな。」


 何かを感じ取ったというような表情を理恵はした。

 こいつも薄々気づいてはいたのか……でも、僕が言いたいのはそういう事じゃない。


「でも、高校生になって再度、自分の気持ちにきちんと向き合いました。すごい、遅いけど感情を半分無くした僕にとっては充分な時間が必要だった。」

「感情を半分って……。」


 そう、僕は遥を失ったことで感情に支配されることはなかった。それでいて、自分では全部封印して二度と出てこないようにしていたけど、やっぱり捨てきることはできなかった。

 というよりも久々の恥ずかしさで死んでしまいそうだ。ここからのセリフめちゃくちゃ恥ずかしい。だけど、でも、言うしかない。


 僕は勇気を振り絞って続きの言葉を言った。


「理恵、今からの質問に、yesかはい。で答えてくれ。僕はあなたの事が好きです。だからこれからも僕の彼女でいてくれますか?」


 その時に見せた理恵の笑顔はオレの記憶の中に絶対に忘れることはないだろう。


「何を言っているのよ。もちろん、はいもyesも同じに決まっているじゃない。私もあなたの事が好きです。罰ゲームとかそういうのは関係なく。だから、これからも私の事を好きでいてください。私があなたの事を好きでいるくらいに…。あの時、私を救ってくれたヒーローは晴馬。あなただよ。」


 そして僕たちは初めてお互いの愛を感じ、初めて唇を重ねたのであった。学校の屋上だったが、周りに人がいなかったことが唯一の救いと言ったら救いであるくらいに。


 帰り道、僕と理恵は珍しく二人で帰る。美奈子は図書委員会の仕事があると言い、特別、委員会に属さない僕たちは先に帰ることになった。その最中、理恵が僕に聞く。


「晴馬、聞いちゃいけないかもだけど、この前は何があったの?そりゃ、私が泣いていたのが悪いわよ。でも、晴馬の顔色がお昼後から物凄く悪かったから心配になっちゃった。私も軽くは悪いと思っているけど晴馬のほうがひどいわ。」

「……言わなきゃダメか?」


 僕は、僕は……くそっ、言わなきゃいけないのか……でも、そうなってしまうと……。

 僕は最悪の結末を頭の中で予想して頑なに首を横に振り、開きかけた口を閉じた。

 そして、それ見た理恵が言う。


「ま、言いたくないならいいわ。」

「そうか、ありがとう。でも悪い、こればっかりは教えることが出来ない。理恵や美奈子に迷惑がかかるような出来事じゃない。これだけは言いきれる。」


 僕の言葉を聞いた理恵は「んー。」と言って伸びをし、よしよしと僕の頭を撫でた。

 な、何をしているのだか…。ドキドキするじゃないか。


「よく、頑張ったね。」


 その言葉はかつて親にされたように僕は懐かしく感じた。そして、理恵は続けて言う。


「わかった。私は晴馬の言葉を信じるから。約束して、もう二度と一人で抱え込んじゃダメだよ。私はあなたの彼氏なのだから。それと、簡単に思い出を忘れるとかいわない!何であれ、私と晴馬が出会ったのはあの中学なのを忘れないで。」

「ああ、約束する。二度とこんなことはしない。」


「晴馬。」

「うん?」


 僕が答えると理恵は僕より少し先に行き、振り向くと。


「行っくよ!」

「ちょっ、マジか。」


 全速力で僕のほうへと近づき、続きの言葉を言う。


「だーい好きっ!」


 その言葉と同時に飛び込んでくる理恵を受け止める僕。

 ほんと、しょうがない奴だ、君たちも確認できただろう。

 これがツンデレの癒しである。


「全く……僕も大好きだよ。」

「にへへっ。」

「さてと、ラブラブするのはあとにして帰るか。」

「うんっ。」


 おそらく、家についてからでも理恵は僕とイチャイチャするだろう、困ったやつだ。

 だが、これで……良かったのだろうか……いつかは理恵にはきちんと説明しなくてはいけない事だったかもしれないけど、今の僕にそんな勇気はない。ということだけは確かである。

 いつか、本当に話せる時が来たら全部話して、すっきりしよう。


「で!理恵さんとお兄ちゃんがきちんと付き合っているということをお兄ちゃんがようやく認めたってことね。うんうん。いいことじゃない。」

「うん、そうなの!ってバカ野郎!」

「にへへっ。晴馬!晴馬!晴馬ぁ!」

「でぇい、引っ付くんじゃない。」


 帰宅後。今日あった事を(全部ではないが)優実に説明した。ちなみに、これは後から優実に聞いた話だが、実は理恵の方から優実に相談事をしていたらしい。

 僕が鈍感なせいでいろいろなアプローチをしても全部スルーされていったって……。

 そう言われてもなぁ、僕だって自分が鈍感なんて思わなかったよ。


「ああ、どうやらここ最近、理恵が元気なかったのは僕が原因だったこと知っていたか?」

「お兄ちゃん、理恵さんと何かあった?」

「別に?」

「……ああ、そういうことね。」


 あーこいつもそういう反応するよな。今までずっと理恵の気持ちに気付いていなかったからそういう反応をしてもおかしくはない。だが、優実は僕の心が読める。なんであれ、あらかた理由はハッキリしているのだろう。


「それにしてもよかったね。お兄ちゃん。」

「ん?どういうことだ?」

「てっきり、昔みたいに一人称を変えるのかと思った。」

「は?どういうことだよ。」

「別にぃ~。そうなったらそうなったで、あの人との約束を破ることになるだけだから別にいいけど。」


 あの人?誰だ?そんな人いたか?誰だ?高野さんか?遥か?


「ほら、お兄ちゃんの昔の同級生にいたって言っていたでしょ。小学校までは俺って言っていたけど、お兄ちゃんの俺って口調が『人を頼ることを知らない口調だ』って…それでショックになったお兄ちゃんは僕って一人称に変えたこと…覚えてないの?」


 覚えていない。というかお前は覚えていたことにお兄ちゃん、驚きだよ。

 しかし、人を頼ることを知らない口調?僕と同級生?そんな人、まず僕に関わりなんて持っていないはず……。


『ピンポーン』


 僕がそんな人物この世に存在していたかな?と考えていた時にチャイムがなった。


「はーい、今出ます。」

「晴馬、出ちゃうの?」

「玄関に行くだけだよ。言い方を考えろ。言い方を。」


 でぇい、もう知らん、まったく、誰だよ。こんな時に来るなんて。

 ガチャと僕が開いたところにいたのは……。


「ハーイ、ハル。ヒサシブリデースネ。」


 僕にも覚えがある金髪少女だった。そう、もう一度言おう!キン!!パツ!!だ!!

 そして、僕のことを『ハル』と、呼び方をする人は僕が知っている中でも一人しかいない。いや、少ないけど、この呼び方は間違いない。


 ゲッ、何でお前がここに……お前はアメリカに行ったんじゃないのか……。

 僕は、引きつった顔で質問をした。


「エミリー……どうしてお前が?」


 やれやれ、僕の物語はまだまだ続きそうだ。

金髪美女ですよ!!金髪!!

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