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クラスで異世界転移すると何故か俺が最強に  作者: 御殿場 酒井
第一章 異世界転移したて篇
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{第八話}俺が守ってやる

「グガァ!」

と言いつつ、1体のモンスターが俺に、持っている斧を振り下ろす。だが、俺はそれを避けない。そして、あと一瞬もすれば斧が俺に当たる────。

────前に、モンスターが崩れ落ちた。

 ズシィィィィン

と、モンスターの重さによって、地面に亀裂が走る。何故かと言うと、あの一瞬の間に、俺が動きモンスターの心臓を剣で貫いたからだ。その証拠に、モンスターの心臓部分に、穴が開いている。

「何だ、こいつらは。戦う気があるのか?」

と、俺は残りのモンスターを見つつ言う。

「まぁ、死ぬ気はあるようだな。」

そう言うと俺は、1体のモンスターに手のひらをかざす。そして、その手のひらから、紋章が現れる。

「そ、その紋章は!」

モンスターが何か叫ぶが、今の俺には聞こえない。そして、

「焼き尽くせ!ファオス・フログモス!!」

と、俺が魔法名を言う。すると、紋章に集まっていた光が、一点に集中すると、収束された焔を1体のモンスターに発射した。

「グガァァァァ!!」

俺が発射した魔法が当たったモンスターは、断末魔の叫びを上げながら、あまりの俺の魔法の熱量に、塵も残さず消滅した。

「フン、雑魚が。」

そう言うと、俺は残った2体のモンスターを見る。ここで、またもや俺は魔法を使用する。

「パントモルフォス、コード・バースト。」

俺がそう告げる。すると、モンスターの体が内側から膨張し、・・・爆裂した。余談だが、ここで魔法について説明しよう。まず、魔法には3つの種類がある。そのうちの1つ目は、一点集中型魔法だ。これは、例えばモンスターの1体だけを照準ロックオンし、作用する魔法だ。これは、単数のモノを狙うため、比較的扱いやすい魔法だが、その分、もし自分単独対複数との戦いになった場合、他の敵から魔法硬直時間と呼ばれる、魔法を使用した後に発生する硬直時間に、隙を見られ、付け込まれやすい。まぁ、上級者になれば、その魔法硬直時間も無いに等しくなるが。そして、二つ目はフィールド分散型魔法だ。これは、広範囲にわたって作用する魔法で、多数の敵に同時に魔法を当てることができる魔法だ。だが、その分魔法のダメージは分散するので、もしダメージが低い場合、多数の敵から反撃される、と言う危険な側面も併せ持つ。そして、3つ目は特殊アティキラ魔法だ。これは、伝説の魔法や、名家に代々伝わる魔法、と言った魔法の事だ。もちろん、この世界にも名家と言ったものが存在する。そして、こういった魔法はレベル上げで習得することは、当たり前だができず、そう言った、力のある者しか習得できないのだ。そして、どんなに魔法が強くても、必ず当たるわけでは無いので、(まぁ、大体は当たるが)魔法と言っても万能ではないのだ。もちろん、MPが存在し、無限に魔法が使えるわけでは無い。まぁ、進はMPも計測不能だが。

「お、終わった?」

と、凛が先ほどモンスターに圧倒された記憶からか、恐る恐るこちらに寄ってくる。

「あぁ、大丈夫だ。」

すると、いきなり凛の目から涙が零れ落ちてきた。

「ごめん、ごめんね。」

「ど、どうした?凛。」

と、突然の事に俺は戸惑う。

「だって、また進に迷惑かけちゃったから・・・。」

と、いかにも悪そうに、凛が言う。

「大丈夫だ。」

と言いつつ、俺は凛を抱きしめる。

「・・・!」

「俺が守ってやる。もっと、俺に頼ってくれて構わない。」

そう言いながら、俺は凛の頭をなでる。凛の涙が流れ、凛に密着している俺にも、その涙が当たる。温かい涙であった。


どれほど、俺は凛を抱きしめていただろうか。

「スゥ、・・・スゥ。」

何やら凛が寝ている感じであったので、見てみると・・・やはり、寝ていた。

「全く、しょうがないな。」

俺はそうつぶやきながらも凛を馬に乗せ、俺自身も馬にまたがった。凛が乗っていた馬は、俺が引っ張ることにする。

「全く、スヤスヤと寝やがって。」

俺はそう言ったが、後ろで寝ている凛の顔は、・・・・・・とてつもなくかわいかった。

次回、キャラクターまとめです!!

おさらいです!!

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