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永遠の命~果ての怠惰~ 42
人類は遂に永遠の命を手に入れた。
歴史の偉人から凡人誰しもが夢想した願いが叶ったのだ。
ある者は勉学に励みタイムマシンを完成させ、ある者は運動に励みオリンピック種目の記録を全て塗り替えた。
人類は有り余る時間を使い、想像出来るもの全てを叶えていき、遂には宇宙の支配者として君臨する。
そう誰もが想像していた。永遠の命を得るまでは。
実際はどうだろう?
オリンピック種目を塗り替えようとしてたアスリートも、知的好奇心に溢れていた研究者も、1世紀が過ぎた頃には限界や飽きを感じ、動かなくなった。
睡眠を最大の快楽とし、誰しもが眠りに更けた。何かをやろうと考えても、いつかやればいい。いつでも出来るのだからと……
何世紀も過ぎた頃には地球に新たな支配者が存在していた。その時の人類は繁殖を行わない珍しい生物として、一部の美食家に愛されながら慎ましく生きていたのだった。
書こうとしていた物とは別物に…




