鎌と箒
「うわぁ…やっぱり埃だらけっ!でも本当にそのままだね!」
秘密の家に入ってからのアリスの第一声。
家の中は埃だらけで全てが白い世界。
足を踏み入れるとその足跡がつくくらいの汚れ様だ。
「さて、まずは掃除ね!いくらなんでもこのままでは住めないものね!」
「陛下…なんだか楽しそうですね。」
「え?そうかしら?」
そう言うそばから女王は箒を片手に踊るように掃除を始めた。
「君は一体何でアレを好きになったんだい?僕には到底、理解出来ないね。」
そんな女王を見て、チェシャ猫がビルにしか聞こえないような声で言った。
「…え?何で……」
「勘はいい方でね。」
「………何ででしょうね…。」
「ねぇ、女王様。女王様ってビルが好きなの?」
楽しそうに先に掃除を始めていたアリスが突然、女王にしか聞こえない声で話しかけた。
「な…!///」
「私さ、勘はいいんだよ!」
「………。」
女王はうつ向いてゆっくりと頷いた。
「やっぱり?じゃあさ、ビルはどうなの?もう聞いた?」
その言葉を聞き、女王は勢いよく顔を上げた。
「そんな…聞けないわよ!」
「どうして?そんなに仲がいいのに?」
「私がそんな事を言ったら…」
女王は部屋の隅で埃を被っていた鎌を見つめた。
「あ…ごめんなさい!!」
「これは、どうしようもない事だから…仕方ないのよ。」
そう言った女王の顔は寂しそうに笑っていた。
大切なものほど
傷付けてしまいやすい。
大切だから
自分の側には置いておけない。
矛盾した世界だから
愛する事が
尊いんだ
鎌…何で鎌なのかって?
次回、書いておくつもりです。
でも、予定は未定。
ははは(笑)
甘い物の食べ過ぎに注意!
頭がおかしくなりますよ。(誰!?
最近聞いた話ですと…
「あとがきが面白いんだよね〜♪」
だ、そうです…
嬉しいような…
悲しいような…
更に言うと、
あとがき書く方が楽しいんですよ。
なんとなくですよ!!!!
そしていつも、
本編より長いんじゃないかって…
ひやひやもんです。
ほらね、甘いものは食べすぎちゃいけないんです。
文体がバラバラです。
更に、
女王である私が
「猫が好き」って
言っちゃうくらいですから…