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別れ

4人は無事、国境を越え、国を出た。

国の外には一面の草原が広がっていた。

「…すごい!国の外がこんなになっていたなんて!」

「アイリスは他国に何度か行った事があったのではなかったのですか?」

はしゃいでいる女王を横目にビルが聞いた。

「いつも馬車の中だもの。外の景色なんて見た事は一度もなかったわ」

女王は遠くまで広がる草原を見渡しながら言った。

「…あの、アイリスさん?何かね、チェシャ猫が言っているみたいで変な感じがするんだけど……」

しばらくの沈黙の後、アリスとアイリスとビルが一斉に吹き出した。

「失礼だな。僕とそこの変なのと一緒にしないでくれ」

「私だって願い下げよっ!」


そうして笑いながらも隣国の町に着いた。

そこは小さいながらも活気のある町でした。

あちこちに散らばるようにしてお店が立ち並んでいます。

「やぁ!久しぶりだねぇ、他国から人が来るなんて!」

「観光かい?珍しいね、今年の夏前から他国から人があんまり来なくなったんだよ。ゆっくりしていきな!」

行き交う人々に声をかけられながら歩いていた4人はあるものを見つけました。

「まさか…そんな……」

女王が見ている先には

『wanted』の文字。

そしてその上にはビルの写真がありました。

「いたぞ!あそこだっ!」

向こうから兵士と思われる何人かがこちらに向かってきているようだ。

「大変っ!早く逃げないと…!」

アリスはそう言ったが、女王はアリスの手を掴み、首を振った。

「え…?」

「アリス、元気でね」

女王はアリスの手を放し、ビルを掴んで走り出した。

「…えっ…待って!」

アリスの声に返事を返す事もなく、女王は走り続けた。

「アイリス?何をしているのですか?」

その隣で走っていたビルが女王に問掛けた。

少しの間を開けてから女王が返事をする。

「あの二人は追われている訳ではないわ。こうした方がアリス達にとってはいいのよ」

「……なるほど」

そうして二人は町を抜けていった。




そろそろ終わりです!!!!

只今、異常に腰が痛いです!!!!


誰か助けて下さいっ…!!!!

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