影響
「で、ビル。今まで何をしていたんだい?随分と遅かったじゃないか」
「いえ、…ちょっと」
…分かりやすいな…。
ふっ。バカップルめ……
「わかってるよ。女王と何かあったんだろう?例えば…告白されるとか……」
「……貴方は、本当に勘がいいんですね」
「えっ!?そうなの!?」
「で、どうしたんだい?断ったりはしていないんだろう?」
「……まぁ」
…本当に分かりやすい。
「ビル!おめでとう!」
「えっと…ありがとうございます……」
………む。
「で、ビル。女王は今、どうしているんだい?」
「ちゃんと寝ていますよ。ちょっと熱があったみたいですから」
「え?何で分かるの?」
「………それは…」
「アリス。そこはツッコんじゃいけないよ」
「何で?」
羨ましくなるからだよ。
「そういうものだよ」
「そうなんだ?」
「さぁ、もう少しで終わるからやってしまおう」
「そうですね」
……本当に。
ノロケは勘弁してほしいよ。
「はぁ。」
「どうしたの?チェシャ猫?」
「何でもないよ、アリス」
―――次の日
「で、全部終わったのはいいものの……」
「やる事、なくなっちゃったね!」
「陛下は、もう体の方は大丈夫ですか?」
「ええ。大丈夫みたいよ」
全く。
こんなバカップルと一緒なんて。
「アリス」
「ん?なぁに?」
「君は『僕のアリス』になってくれるかい?」
「え…。う…ん……」
僕らも影響されてしまうだろう?
ふん。
別に認めたから書いた訳じゃないのよ!?
あまりにもネタが無かったからよっ!
正直、キツイのよ!
あ〜!もう!
リアルに恋しちゃうとダメですね;