未来への一歩
「……陛下?」
私は思いもよらぬ彼女の発言に耳を疑った。
手に入るものではないとずっと妥協していたのに……
頭が混乱する。
そんな夢みたいな状況があるはずがない……。
でも、今、彼女は私を好きだと言った。
「え?……ビル?」
思わず彼女を抱き締める。
「陛下、ずるいですよ。私よりも先に言うなんて」
「…え?」
「私だって、ずっと陛下の事を想ってきました。本当は言うつもりなんてなかったですけど…私は陛下を愛しています」
「……本当に?」
「ええ。…信じられませんか?」
何故だろう?
とても愛しい。
ずっとこのままでいたい…。
「〜っ!ビルの馬鹿!」
肩越しにでも彼女が赤くなっているのが分かる。
本当に愛しい。
「照れている陛下も可愛いですよ」
「〜っ!!もう!離してよっ!ビル!?」
私はさっきよりも強く彼女を抱き締めた。
「嫌です。絶対に離しません」
「でもっ!風邪がうつっちゃうわよ!?」
「陛下の風邪なら、構いませんよ?」
「もう!いいわよ!!」
そんな彼女といると、本当に、今の状況を忘れる事ができる。
でも…
「…陛下。一つ聞いていいですか?」
「え?」
「この先、ずっとこの生活を続けていくのは不可能です。いつかは必ず見つかってしまいます。その時、陛下はどうしたいのですか?もし、城に戻るという選択をした場合は、私は姿を消さなければなりません。そして、違う選択をした場合、陛下も一生逃げていかなければならなくなります。それでも、いいのですか?」
彼女は、一つ間を置いてから答えた。
「…いいわ。ビルが一緒ならどんな人生だって」
彼女のその一言は私の心に大きく響いた。
見返してみて…
決めました。
これは期間限定ものにします!
夏季限定です!
ヤバイです!
以上に恥ずかしいっ!///
なんなんだ!?このあり得ない展開はっ!!
あ゛〜〜!!!!
…嘘です。
期間限定にはしません。
でも、笑わないで下さいね?