雨の日に
まず、歪アリファン・ナイトメア・プロジェクトの方々へ。
真に勝手ながら、一部キャラをお借りしております。
大変に申し訳ございません。
内容に関しては、全く違うものと致しますので、あえてファンフィクションには致しませんが、これ、ひょっとして…と思われる部分を含む可能性がございます。
あらかじめご了承の上、本編をお楽しみ頂けたら幸いです。
…今日もまだ、雨が降り続いている…
私は城の中にある大きな窓から外の様子を見ていた。
緑に彩られたきれいな国。
私はその国の城で働いている。
「はぁ…」
不意にすぐ近くからため息が聞こえた。
そちらの方を向いて私は驚いた。
「…陛下?なぜここに…?」
そこにいたのはこの国を治めている女王だった。
女王と言っても、まだ10代の半ばの少女なのだが…
少しウェーブのかかった金の髪に蒼い目をした彼女は私のすぐ隣で同じように外を眺めていた。
「…ねぇ、ビル。今日もこのまま晴れないのかしら?」
彼女は私の質問を軽く無視しながら逆に質問をしてきた。
「ええ…この様子だと、そうですね」
「そう…」
雨の音が絶え間なく聞こえる…
「一生、この雨が止まなければいいのに…」
「……陛下?」
「雨が止んだら…ビルとこうして話もできなくなるのかしら?」
雨が止むと同時に結婚をされる女王はおっしゃった。
悲しそうな笑みを浮かべて…
そして、
涙を浮かべて…
陛下?
貴女は私の気持ちを知っていて、
そんな事をおっしゃっているのですか…?
「…陛下は、結婚を望んではいないのですか?」
重い沈黙を破るように私の声が響いた。
「…望んでいるとするなら、雨が早く止んでほしい、と、願うのでしょうね…」
その言葉を聞き、私は決意した。
「…陛下。」
「何?ビル?」
「外へ出ましょう」
この時、私がこんな事を言わなかったら、
あるいは、
この世界は変わっていたのかもしれない。
最後に。
…猫よ、ツッコまないでくれ!
(↑気にしないで下さい。)




