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act.31適当でもいいですか? あ、だめ……

 と、いうわけで手合わせシーン行きます。あ、ユニークが四千を突破しました! 一番驚いているのは私です。そりゃそうですか。皆様、ありがとうございます!

act.31適当でもいいですか? あ、だめ……

「それでは……試合、開始ッ!」

 レムのコールと共に合わせていた剣の切っ先を離し、後ろに飛び下がる。エリムも同じく飛び下がり、両者が構え直す。一日の終わりを空が告げているが、その終わりの時刻になってやっと、この日最大の盛り上がりをみせている。

「では……行きますっ!」

 思ったより素早い左右へのフットワークを織り交ぜながらこちらに接近を試みてくる。俺はそれを迎撃すべく……蒼鬼を腰に備え付けてある鞘に戻す。その行動に向こうは警戒の気配を隠せずにいるが、それでも退いては策もなし、と悟っているらしく先程よりは遅いペースで接近を試みてくる。

「……そこだぁッ!」

 気合一発、居合でエリムが振るってきた剣を迎撃する。甲高い音が響き、互いの視線と剣が交差する。くそ、イケメンめ! 何か腹立ってきたぞ!?

 今度は俺から仕掛ける。拮抗したつばぜり合いはどちらがどのように先手を打つかで勝敗が決まるのだ。素早く左斜めに斬りおろす体勢の蒼鬼を少しだけずらし、右方向にカットインする。体勢を崩したエリムを見逃さず俺は蒼鬼を一度空中に高く投げると共に左腕でのひじ打ちを鳩尾へ。堪らず顔をしかめるが、それは今は決定的隙となる。素早く左腕をエリムの右腕に沿わせ、右腕で胸倉辺りを掴む。エリムから離れていた右足を戻すだけではなくエリムの右足を払いバランスを崩し、即座に投げる。これぞクロース・クォーター・コンバット!

「ぐはぁっ!」

 勢いよく石畳に叩きつけられたエリムは肺から空気が押し出され、苦悶の表情を作る。すかさず右腕は捉えたまま、首筋にナイフをあてがう……といっても少し離しているが。こうする事で起き上がることはできなくなる。

「こ、降参だ……」




 なーんて、順調に進めば良いんだけどもッ!!!

 想像通りに進んだのは蒼鬼をずらし、カットインしたところまで。何と、エリムはつんのめった勢いを殺さずに前に跳び、俺のCQCを回避しやがったのだ! そんなとこで走り×なんか押すんじゃねえよ!(筆者注:PS2版金属の歯車のローリングは走り+×なんです)

「くっ、やるな……ッ!」

「そちら……こそっ!」

 再び打ちあい、お互いに距離をとる。再び俺は蒼鬼を鞘に納め、腰を少し落とす。

「では……行きますよ?」

 剣に添えていた左手を開放し、こちらに突き出すエリム。すると腕の周囲に氷の粒ができ始め、次第に一つに、大きくなって、終いには氷塊と呼べるサイズに。それを打ち出してきたのだ。

 ただ、それ位の魔法なら焦ることはない。蒼鬼に風の魔力を纏わせる。そして――――

「はぁぁぁッ!」

 気合の声と共に横薙ぎに近い、下からの斬り上げ。それも一瞬で、すぐさま鞘に納める。

 カチリ、と蒼鬼のつばが鯉口に当たる音と同時に、幾筋もの斬撃が氷塊を襲う。無論、斬撃その物ではない。そんな腕俺には無いしな。実際は風の魔力を使って生みだした真空の刃。

 バラバラと氷塊が砕け、俺はそれを目くらましに懐へと飛び込む。即座にCQCに持ち込み、今度は決める。今回は投げず、重心を後ろに崩させて首にナイフをあてる。

「く……降参、です」

 おぉ、と周りから歓声が上がり、俺とエリムは握手を交わす。いやぁ、いい汗かいた……いや、撃たれたのは氷だから涼しいけど。




「いやあ、流石に父上の直属部隊の顧問をするだけはありますね。完敗です」

「いやいや……つばぜり合いの後の前転は見事だった。剣技も見事だったよ」

 試合後、所謂男の友情、というやつか、大変仲良くなった俺達は、彼の部屋で試合の疲れを癒す為の軽食を取っていた。ちなみに軽食(紅茶、パンのもどきせっと。でも話を聞く限り紅茶はこちらの紅茶と同じようだ。品種的にはアールグレイかな?)はフェニアが用意してくれた。

「見ていたこちらもイチカワ様のすごさに驚きました……兄上様は王国内でもかなりの実力者だったのは事実なのですが、世界は広いですね」

「うぅむ……まあ顧問だしな。あ、俺のことはイチカワ、じゃなくタクミの方が名前だからそっちで呼んでくれな」


 そんな雑談をするうち、すっかり夜も更けてしまい解散になった。

 で、すぐに俺は部屋に戻り寝ようとした訳だ。が……唐突にドアを開かれ、慌てた様子のデフィアが告げた。

「おい、いるか!? まずいぞ、敵だ! それも……ジュイスだ!」

「何だって!?」

「どうも魔王軍の侵攻ではないらしい。お前に決闘を申し込んできた!」

「だーもう! どうして今日に限って!!」

 俺は即座に迷彩をスニーキングスーツ迷彩に着替え、蒼鬼を腰から動きを阻害しない背中にさし直し、ハッシュパピーとナイフをすぐ抜けるようにセットしておく。

「ヤツは何処にいるっ!?」

「ここから北西に行ったところの草原だ。かなり広くて隠れる場所は無い。敵は奴一人だろう」




 結局、俺は今日寝れないらしい。風の力で外に飛び出て文字通り飛んでいく。すると、無線に連絡が入った。

「おい、タクミ。どうやら厄介なことになっているな」

「その声、ゼウスか! ああ。この世界で唯一俺と互角に戦う少佐ちっくな奴だよ」

「それでな、まあ……相変わらずテュポンの趣味なんだが、お前を手助けする為にある物を送らせてもらう」

「……前から気になっていたんだが、何故にいつもお前が送ってくる?」

「アイツはアイツで忙しいんだよ。この世界の管轄は俺だしな。と、いうわけで、今回はちょっとデカイからな。右手を真っ直ぐ……そうだな、脇を百八十度開く感じで伸ばせ」

 言われたとおりに、バンザイの片方だけのようなポーズになる。すると、後方から気配が。

 バシリ、とそれをキャッチしたら見覚えのある黒い銃器……白いMSの武器、ビームライフルである。

「……拓海、行きまーーす!!」

 何故か、言わずには居られなかった。それと、その後追加で赤い盾が飛んできた。ご多分にもれず某白いMSの持ってるあれ。うん、今回背中に蒼鬼指してるけど、抜く時には雷纏わせてそれっぽくしてみよう。

「……案外、お前ノリノリだよな」

「……否定はせん」


 しかし……この世界って充実してるけど、俺拒否権ないんだねぇ、何故だか。今までの世界とは違って楽しいけど……すっげぇ自分自身が不憫に思えてきたよ!?

 ……なんか、しょーも無い話ばっかりな気もしますが、寛大な心で見逃して下さいな……しかし、書いた人間が言うのもなんですが言わせて下さい。

 ど  う  し  て  こ  う  な  っ  た  !?

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