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act.11潜入とはダンボールである

 はあ……最近話を圧縮しすぎかな……次話からきをつけます

act.11潜入とはダンボールである

 あの一件から三日、俺は退院した。いやもうこっちの病院すげえこわい。だって治療が全部魔法なんだもん。魔法陣の中に寝かされて魔法かけられるんだぞ? もう普通に注射された方がマシ。雰囲気がもうマジで異常。霊媒師がただでさえ怖い世の中、それがたくさん集まって治療しやがるからな。

 で、今はゼウスと無線機を使って会話してる真っ最中。ちなみに訓練終了後。

「なーなーゼウスよ」

「何だ?」

「俺チートキャラな存在じゃなかったんか? フツーに死に欠けたんだが」

「あー、聞いてなかったの? 言ったじゃん、攻撃力に関してはって。それ以外は至ってフツーのまんまだぞ」

「何ぃ!? ……そうか、だから俺は死に欠けたのか」

「オイオイ一体どうした?」

「矢を五本、腹部に剣の突きを喰らった」

「……よく生きてたな」

「自分でもそう思う。で、お前からかけてきたんだ、何か用事があるのか?」

「正確には俺は用事は無い。が、テュポンから言伝を頼まれた」

「……嫌な予感しかしないんだが?」

「あながち当たりだ。で、何かバックパックに二つ程贈り物をしたと。確か……バンダナと煙草とか言ってたか」

「またか……俺は蛇を食う事はあるが師匠と呼ぶ存在やオリジナルと呼ぶ存在はいないぞ」

「うむ。まあ煙草の方について話があるようだ」

「ほう。ちょっとまっとれ……ん、おいゼウス」

「んー?」

「アイツは煙草といったのか?」

「うん」

「じゃあ、アイツに煙草と葉巻の違いを教えてやってくれ……」

「おk分かった。んで、その葉巻だが、どうも一般的な物と違うらしい」

「どゆこと?」

「ミント系の葉を詰めたらしい。特殊な工法だか何だか知らんが、ニコチン、タールの類は含んでいないらしい。未成年のお前でも安心して吸えってさ」

「しかしまあ……一応聞くが何でそんなもんを?」

「ま、趣味と……お前のストレスを気遣ってだろう。ていうかストレスが云々言ってたんだけどさ。ま、異世界での慣れない事とかでお前もストレスがたまるだろうって」

「そうか……パンチと礼を代わりにくれてやって欲しいんだが?」

「分かった、そうしよう」

「じゃ、またな」

「ああああ、そうだ本題を忘れてた!」

「うぉい!」

 相変わらずテキトーな……

「実はな、お前に潜入任務を頼みたい」

「どこに? 何故?」

「場所はデルビ・アリエ管轄の研究所。なにやら危ない兵器抱えているらしくてな、そっちに撃たれると危ないから先に叩いてくれ」

「了解した。じゃ、一つ聞きたいんだが」

「なんぞ」

「こっちの世界にはダンボールはあるのか?」

「むしろそっちの方では地球よりメジャーだよ」

「そりゃ好都合。じゃ、テュポンにダンボール寄こすように言っといて。バックパックの中に入れてくれればいいと」

「りょーかい。じゃ、幸運を祈る! Good Lukc!」

「そうだ、ゼウスよ。Good Lukcはスペル間違ってるからな」

「何ぃぃぃ!? 分かった調べとく……」

 神よ、お前地球で最もポピュラーな英語を間違えるって最高神としてどうなのよ。



 で、そんな訳で俺は今国王その他に潜入の旨を伝え、現在地はデルビ・アリエから南東に5km程離れた森林の上空一万フィート付近。ハハハ、またHALO降下だ……

「よし、鳥になってこいっ!」

 テュポンのムカツクが的確なオペレートに従い、俺は再び飛んだ。何なく着地に成功し、俺は兵器研究所を目指す。ここからは約1km程度。雷の力で即座に移動。ああ便利。

 何でも、基地ごと破壊して良いかと尋ねたところ爆発系兵器ということでダメらしい。面倒な。俺は敵兵から尋問で情報を貰い、裏口から侵入した。

 よし、情報通りここは食糧庫になっているらしい。

 情報によると、兵器はボストークロケットの先に弾頭をつけたような感じらしい。ボストークとはまた随分古い物を……と思ったがまあどうでもいい。形だけだろうし。ていうか何、そんな本格的な兵器な訳? ちょっと初めての潜入には荷が重くない!?

 さて、この倉庫から出て、俺は目的地を目指す。何でも責任者がこの武器の設計図を持っているから、それも奪うか消すかして欲しいらしい。全く厄介な……

 と、まずい……見張りか。食糧庫に戻り、俺は荷物の間に隠れる。が……まずい、ドア開けようとしてんじゃん! ま、俺は慌てずにダンボールを被る。迷彩服にバンダナつけたらやっぱりこれやらないとね! ああ……何か落ち着く。あるぇぇぇぇ!?


 …………あああ……こええええええ……!!!! 食料取りにきたのかよコイツ! マズイマズイ……! あと二つ、一つ……キター!!

「うぉぉ! 動くな!」

 そーなりますよねー! でもまあ俺は無視する。面倒なのでCQCでおねんねして頂く。で、適当なダンボール……お、コレでいいや。これに隠しといて……


 そんなことをいくらか繰り返し、俺はなんとかその破壊兵器を見つけた。えーと、どうすりゃいいかな……お、そーださっき見つけた魔法式爆弾、使ってみよっと。

 コイツは、どうも魔力を閉じ込め、その膨張を使い物体を破壊するらしい。何でも魔力の膨張は恐ろしい程破壊力を秘めるらしく、握りこぶし一つ分のサイズであるこれでも、下手したら兵器どころかこの研究所自体破滅する恐れがある。俺は一時間後にタイマーをセットし、とりあえず責任者のもとへ。



 で……

「どうしよ、コレ……」

 俺は今、ヒジョーに大変な状況になっている。前には兵士、後ろにも兵士、左右にも兵士。まあ囲まれている。それもアクトに囲まれた時なんか屁でも無い。多分三十人はいる。流石に撃たれたらまずい……ので風で障壁を作ってはいるが、かなーりマズイ。どうしよ?

 と、そこで天才(ツッコミ不可能、かつスルー推奨)の俺は名案を思いついた。

「ぬん! フルスパーーーーク!!」

 うんまあぶっちゃけた話が周囲に高圧電流を流してみた。床を使って。すると、面白いように兵士が痺れていく。最初からやりゃあよかったわ……潜入じゃなくなってるけど。


 まあとりあえず、危機は脱した。しかし……責任者の部屋の前に兵士が三人も見張っているとは思わなかった。呆気なく見つかったよ。で、まあ何か叫ぶ前に十万ボルト。アニメみたいにバリバリとは行かないのね。バチンッ! って一瞬で終わっちゃった。さて、この奥が責任者の……!

「……貴様がここの責任者か……さ、設計図を渡してくれ。そうすりゃ命は奪わんさ」

「素直に渡すと思うかバカ者!」

「……あぁ!?」

 ちょっときれるよー。爆弾爆発三秒前ー。

「これを渡せば渡したで魔王様に殺されんのがオチだ! んなら渡すかこの大馬鹿者!」

 はい爆破―!

「じゃ、消えろ!」

 風圧で動きを止め、鳩尾にひじ打ち、勿論電撃のオマケつき。

 面白い位に気絶してくれたので、服を全部剥ぎ取る。で、俺はそれを爆弾の傍に置いておく。こうすりゃ始末がラクだし。俺って頭良―!

「って……あと五分かよ! まずいよ逃げるよ!?」

 俺は天井ぶち破って逃げてみた。風って便利ねー。ていうか捜すのにどんだけ手間かかったんだよこのクソ責任者め。

 風で浮き上がって逃げる俺、何か007みたいだなー(ツッコミ不可、かつスr(ry



 で、爆弾が爆発した。訳だが……俺は国王との報告でとんでもなく後悔する事になった。俺は俺の軽はずみな行動でとんでもなく暗い闇を心に持ってしまったのだ。

 ええと……以後なんですが、更新する時は午後三時にやることにします。それで更新されてなかったらその日は間に合わなかったということで。是非よろしくお願いします。

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