汽笛
きみにありがとう
少しの時間と永遠の夢
叶わないから諦めるんじゃないよ
わたしの想いが
きみから離れたなんて嘘
笑えないじゃない?
きみは迷いなく歩み始める
わたしを置いて
遠く、遠く
さよならの朝は
悲しみの色なく
伝うものは、なにひとつない
お別れの合図は
響く汽笛と閉じるドア
きみの大きな背中に
わたしはない
きみひとりだけの夢
独り背負う重い日々
どれだけの想いを秤にかけたの?
捨てて行ったのは
不安ばかりじゃないでしょう?
「嫌な子だね」
冗談だと思ってた。