逆お気に入りユーザーとは何か
朝も早くからごきげんよう、皆様。
ワタクシ、ココミック星の女王のシーナと申します。
夜中の2時に、ペットのニョロに噛みつかれて起こされてしまったのでございますわ。
大丈夫、二度寝しましたので。
でも、ニョロはケージに閉じ込めたのですが、今度は夢の中で噛みつかれ、4時半に飛び起きてしまい、こんなものを書き出してしまっている次第でございます。
いいえ! ニョロは何も悪くはございませんのよ?
さて、タイトル。
ワタクシのエッセイには『○○とは何か』というタイトルが非常に多いのですが、
それは交通エッセイを除き、すべて本当は『○○って何? 何なの? おせーて?』という意味でございました。
自信がないので皆様に教えていただきたいのを、偉そうなタイトルをつけて背伸びしてみたかったのでございますわ。
ところが今回は違いますの。
ワタクシ、皆様よりもよくわかっているつもりですのよ。
逆お気に入りユーザーとは何かについて。
ぶっちゃけ言いますわね。
逆お気に入りユーザーとは、読まれるチャンスである、と。
もちろん基本的には、それは面白いものを書く作者さんをお相手の方が覚えておくための、いわば『作者さんブックマーク』なのですけど、
結果として、自分の作品を、正当に評価してくれそうな作者さんに読んでもらうための、それはチャンスとなるのですよ。
ここ『なろう』において、自分の作品を読んでもらおうと思ったら、それだけで大変なことですわよね?
次から次、投稿される作品の嵐の中で、自分が投稿したものなど、あっという間に流されて、誰も見ていない場所へ飛ばされて行ってしまう。
運良くスコッパーさんに拾い上げてもらわない限り、賑やかな街の裏通りのゴミ箱の陰とかに漂着してしまって、それはもはや誰にも見つけてはもらえない。
ですけど、お気に入りユーザーさんを多く作っておけば、中には相互お気に入りユーザーとなってくれる方が現れます。
相互になれば、お相手にとって貴方は逆お気に入りユーザーとなり、その方の『投稿されたお気に入りユーザーの新着小説』に表示されます。
見つけてもらえるチャンスが増えるのでございますわ。
まさに、逆お気に入りユーザーとは『読まれるチャンス』なのでございます。
タイトルやあらすじ、活動報告を用いたアピールなどで相互さまの『おっ、読んでみようかな』『読みたい』『読ませろ』を引き出し、実際に面白い作品を読ませて差し上げて、その方を貴方のファンにしてしまいましょう。
そんな感じでファンにさせられてしまった作者さんが、ワタクシにはたくさんおりますのよ。
ですけど、チャンスはただ単にチャンス。
お相手がいつまで経っても読んでくれないからといって、悲しがる必要はありませんわ。
その方にとって、自分の作品はお気に召さないものだった。
あるいは、ただ単に、まだ読んでもらえてない。
ただ、それだけのこと。
それでもお相手の方がいつまでも貴方好みの作品を書いてくださるのなら、そしていつまでも逆お気に入りユーザーとして登録し続けてくださるのなら、それだけでもじゅうぶんな収穫。
ワタクシにもそんな一方的に追っかけてる作者様が何人かいらっしゃいますけど、
それでよろしいのではございませんこと?
見返りを求めて作るのが逆お気に入りユーザーではございませんのよ。
まぁ、作ろうと思って作れるものではございませんしね、逆お気に入りユーザー。
こちらから作ろうと思って作れるのは『お気に入りユーザー』、お相手のほうから登録してくださらない限り『逆お気に入りユーザー』を作ることは出来ません。
中には相互評価を求めていらっしゃったのか、こちらがいつまで経っても何も返さないでいると、逆お気に入り解除される方もおられます。
悪い意味での『相互クラスタ』だとでも勘違いされてらっしゃったのでしょうか?
ワタクシ、そういう方よりは、よっぽどわかってるつもりですの、『逆お気に入りユーザーとは何か』について。
チャンスはただ単にチャンスなのですよ。
人目につく機会を増やすだけのこと。
そこから上がって行くのが実力です。
自分がファンになった作者様が皆様からも認められて、ランキング1位に座り続けてらっしゃるのを見ると、胸がスカッといたしますわ。
背中のほうで「きいいっ」と嫉妬している自分ももちろんおりますけど……。
いわば逆お気に入りユーザーとはプロモーションのチャンス。
プロモーションもせず、CMも打たない商品など、よほど口コミで広がらない限り、あるいは店頭で偶然見つけられない限り、誰も買わない世の中ですわ。
逆お気に入りユーザーのいない方の作品は嵐の中で、あっという間に飛ばされてしまいますが、
逆お気に入りユーザーがいれば、その方の『新着小説』欄にしばらくは残ります。
ですが、それは単に読まれるためのチャンスでしかありません。
あまり期待はせずに、読んでもらえたら幸運ぐらいに思っておきましょう。
ワタクシはこんな言葉遣いをするくせに、異世界恋愛等、なろう系と呼ばれるものがどうにも苦手なのですけど、
いつかその面白さを気づかせてくれる作品に出会って、イセコイばかり書いていらっしゃる貴方の作品を読むようになるかもしれませんよ。
それでは
ごきげんよう。