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新たなる場所と仲間達  作者: サイレン
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第八話・時計搭

今回からサブタイトルが変わります。 さすがに二文字はキツイ。


〜〜〜side高町〜〜〜

次の日俺は早起きをして、インフェルノで町の情報を得る為に走っていた。

ちなみにインフェルノとは昨日停めておいたバイクの名前である。

{それにしても、昨日シルバーファングの奴に会ったのは不味かったな}

昨日シルバーファングの一員に会ったということは自分の存在を教えたようなものである。

{くそ、本当にアホなことをした魔力は使うし、奥義も使っちまったし、まあどうにかなるか。}

俺はバイクを走らせながら心の中で悪態をついた。

{ん?あれは何だ}

俺は大きな時計搭を見つけた。

{ここからなら町を見渡せそうだな}

俺はバイクを時計搭の近くに停めて時計搭に入った。時計搭は思ったより広くて階段がとてつもなく長くて嫌になりそうだった。

高町

「なんだよ、何でこんなに階段が長いんだよ」

{もう嫌だ長いダルい登るの止めようかな。}

そんな事を思いながら意地で登りきった階段達。

高町

「お、おおーようやく、ようやく登りきったぞー!!もう登りたくねぇー。」

俺はドアを開けて屋上?に出た。

高町

「うわー、スッゲー高過ぎだろ、本当に良い眺めだな最高過ぎる。」

{そしてまさに見よ人がまるでゴ○のようだ}

俺はそんな事を考えながら町を見渡した。

{特に変わった事は無しかそれにしても飛び降りたら気持ちいいだろうな風を切って楽しそうだなやるか、今の時間人は居ないだろうしなそれに魔力を使えば着地の方もおそらく大丈夫だろうしな}

高町

「よし、行くぞ」

俺は助走をしっかり取って走り出しそのまま空に飛び立とうとしたらいきなり声を掛けられた。

???

「おい、危ないぞ何しているんだ!?」

高町

「っ!?」

俺は飛び降りるつもりの場所の手前で止まった。

{なんだよせっかくいいところだったのに人の邪魔してんじゃねえぞ、コラ}

高町

「何ですか?」

どんな奴か見たら黒髪の明らかに勝ち気そうな目付きの女で俺の経験上こういうのは自分の力に自信を持っている。だから、自分のする事は正しいと思い込んでいる俺はせっかくの楽しみを邪魔されたので少し不機嫌な様子で答えた。

???

「何ですかじゃないだろう君、こんな所で走ったら危険だぞ。」

向こうもこちらの不機嫌さに気づいたのか怒ったように言ってきた。

{知ってるよ、その危険な事を知っててやろうとしたんだよ。}

高町

「別に危なくないだろうちゃんと落ちないように気をつけたし、そんな事よりあんた誰?こんな時間に何してんの。」

???

「そういう問題じゃないだろう!それに何してるのかは君にも言える事だろう?君こそこんな時間に何してるんだ。」

{五月蝿い女だなあ、俺こういう奴苦手なんだよなあ一回ぐらい殴って良いかなあ、いや殴るのは不味いかなでもなあ・・・}

???

「おい、君聞いているのか人の話を聞け」

高町

「ああ、はいはい何ですかとりあえず何の用ですか?俺はお前と違って暇じゃないんだ用が無いなら俺はもう行くぞ。」

???

「待て、君はこんなところで何をしていたんだ?」

高町

「別に高い所から町を見渡したかったから此処に来て町を見渡していただけだよ、それがなんだよこの町は時計搭から町を見渡しちゃいけないのかよ。」

{面倒くせえー}

本当に面倒くさい何でこんなに突っかかってくるんだよ相手をするのもダルい

???

「いや、別に悪いことではないが、ただこんな時間から人がいるのは珍しいから気になったんだ。」

高町

「確かに、じゃあお前こそ何をしていたんだ?」

俺が尋ねると向こうは少し焦って答えた。

???

「私も君と同じ理由だ朝早くに見るここからの景色は最高だからな。」

{まあ、これだけ良い眺めなら見に来る奴がいてもおかしくはないか}

俺とその女は少しの間ここから町を見渡して暫くすると話しかけてきた。

???

「そういえば君の名前は何なんだ?因みに私は麻布秋那(あさふあきな)だよろしく。」

名乗られた以上こちらも名乗るしかないか。

高町

「俺は高町瞭だこちらこそよろしく頼むだが、名前を言う必要があるのか?」

秋那

「当たり前だ次に君に会った時に名前も知らないとなると困るだろう?」

{会うかどうかは知らんがなというかできるならばもう会いたくない}

高町

「それにしても麻布よくお前ここまで登ってこれたな本当にすげえな。」

俺は率直な感想を伝えた

だっておかしいじゃん明らかに俺より体力無さそうなのにここまで登ったのは凄いだろう。

{こいつ実はマッチョのゴリラか?}

そんな事を考えていると麻布は何を言ってるんだこいつみたいな目でみている

高町

「俺、何か変なこと言ったか?」

秋那

「いや、別に変では無いが君はあの螺旋階段を登ってきたのか?」

今度は俺が何言ってるんだというような目で見てやった。まあ、さっきの仕返しのようなものだ。

秋那

「あそこにボロいがエレベーターがあるんだが気がつかなかったのか?」

高町

「え?」

俺は麻布が指を指す方向を見たそこには確かにボロいがエレベーターがあった

高町

「マジかよ、俺登る意味無かったじゃん。」

ショックだった。とてつもなくショックだった自分があれほど頑張ってきたことは目の前にあるエレベーターによって打ち砕かれたのだから。

高町

「もう、やだ本当に嫌だ俺の頑張り全て否定されたしもう死のうかな。」

秋那

「ばっバカやめろ、君はそんなくだらない事で自ら命を絶つのか?」

こいつ冗談が通じねえな

俺のこんなくだらない嘘で騙されるのか?

俺はこいつにできるだけ嘘をつかないことにした。

高町

「そういえば、この辺りでこの町の歴史について調べることができる場所を知らないか?」

俺は大切な事を訊いておく昨日の妖魔は明らかにおかしかった普通よほど魔術に(ゆかり)が有る場所でない限り強い妖魔は現れないしかしあれほどの妖魔が現れたということはこの町に何かが有るということなのだ。

秋那

「この辺りだったら役場に行くといいあそこなら歴史をよく知れるだろう。それにしても意外だな君が歴史に興味が有るとは。」

高町

「ああ、少し趣味で調べているだけだがな。そんな事より詳しい場所を教えてくれないか?」

秋那

「ああ、良いだろう簡単だこの先の道を真っ直ぐに進むそれだけだ。」

簡単すぎだろ詳しくもなんともないし。

高町

「ありがとう、じゃあ俺はもう行くな色々助かったすまないじゃあな。」

秋那

「ああ、気をつけて行けよじゃあまたいつか。」

高町

「おう、じゃあな。」

俺は麻布から詳しい場所?を訊いて時計搭を後にした〜〜〜side高町end〜〜〜



〜〜〜第八話時計搭〜〜〜完

今回少し遊びすぎた気がする・・・気のせいですよね?

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