表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新たなる場所と仲間達  作者: サイレン
30/59

第二十九話・朝霧・白砂前編

今回は投稿が遅くなってすみませんでした、後書きに、渡辺の暫定的な能力値を書きました、良かったら見てください。


俺は渡辺たちと一旦別れ、武器をもとのアービナルにしまいこみ、渡辺との模擬戦の反省点を考えていた

(アレは最悪だった、俺がアイツに勝ったのは実力ではなく単なる連続して起こったラッキーだ)

もしも俺が二刀になれなければ、俺は敗けていただろう、自分にとっての武器の扱いについても知られたし、麻布には才能について知られて今回はマイナスばかりだった。

(だが、決して得たものがゼロだというわけではない、『銀の牙』のメンバーの可能性がある渡辺の能力を評価できたということだけでも良しとするか)

ボールペンを用意して、メットインから事件を纏めたノートとは別の、ノートを取り出す、そこには戦闘調査表と書かれている。

俺はいつものようにノートに書き込んでいく。

今のところ書けるところまで書いたが未完成だ何故なら、魔術や身体強化を使わなかった為、未知数な部分が大量に有るためだ。

俺はノートをメットインに入れ直してから、バイクに乗って渡辺たちが居る場所へと向かう。


渡辺たちが居る場所辺りに来たが、アイツ等が居る気配は無かったが、奥の方から騒がしい声が聞こえたので行ってみる事にした。

そこには三沢たちと、誰かはわからないがもう二人居て、向かい合っていた。

そっちまで行っても良いのだが、何だか嫌な予感がするので、今回は直感に従い、少し近くの茂みに寄って様子を見ることにした。

近くに寄って聞き耳を立てていると、会話が聞こえてくる。

チビ女

「あら、これは皆様お揃いでいったいどんな下らないことをなさっておられるのですか?」

無口な女

「暇人」

よく見ると、話している二人は、女で一人は金髪で何か偉そうだが、身長が低く、三沢も小さいほうだが、アレはそれ以上に小さいだろう、だから大した威圧感も無く、逆に何だか物凄くいじめやすそうで、ストレス解消になりそうな奴だった。

一方、もう一人の無口な女は、綺麗な栗色の髪で身長が高いが、さっきから言ってる言葉に刺がある。

こういう奴は、基本的に危険な気がするというのが、個人的な意見だ。

無亜

「五月蝿いわね、だいたい私たちが何してようと勝手でしょ? アンタこそ、こんなところ歩いてるなんて暇人なんじゃない?」

明らかに馬鹿にした態度で接しているので、きっと三沢たちの知り合いなのだろうが、嫌な予感が拭いされないので、一応もう少し動きがあるまで様子を見ることにする。

〜〜〜side高町end〜〜〜

〜〜〜side無亜〜〜〜

私は今とても面倒な事に遭っている、それは同じ学校のクラスメイトの朝霧晶子(あさきりしょうこ)白砂琴乃(はくさことの)に高町を待っている間に会ってしまったことだ。

正直に言って私はこの朝霧は嫌いだ、何故ならよくわからないが、他の人を自分より下に見て、見下した態度をとっているからだ。

無亜

「それで、アンタたちは何の用? 気まぐれとか暇潰しだったら、他を当たってくれない、私たちアンタたちと違って忙しいの」

晶子

「あら、(わたくし)とて別に暇潰しごときで貴方達に関わったりしませんわ、ただ…」

秋那

「ただ、何だ?」

晶子

「貴方達が、実技でどれだけ出来るか、試そうと思っただけですわ」

琴乃

「特別訓練」

悠子

「あ、あの学校以外で気を使ったり、ケンカをするのは原則禁止のはずじゃないですか?」

(確かにその通りだけど、きっとこの馬鹿は…)

晶子

「ふん、そんなこと、学校にばれなければ問題有りませんわ」

渡辺

「でもよぉ、んなこと言ってもこの内の誰かが言うかもしれないぜ?」

晶子

「そのときはそのときに考えますわ」

(やっぱり、何にも考えちゃいない、それが白砂さんにとってどれだけ面倒くさくて、その腹いせが誰に回ってくるかも知らずに)

もし、『この中で一番誰が強い?』 と聞いたら大抵の人が白砂さんと言うだろう、事実私たち三人がかりで漸く抑えられて、四人で勝てる相手なのだそれにこの朝霧(馬鹿)が加わったらまず勝ち目は無いだろう、認めるのは癪だが、朝霧の強さは私たち一人一人には僅かに及ばないものの、かなりの実力者なのだ。

だから、白砂さんと闘っている間に、朝霧が加わったら勝てないのだ、やるとすればまず白砂さんと朝霧を引き離す必要がある、その場合二人づつに別れて闘い、二人が白砂さんを抑えている間に直ぐに朝霧を叩かなければならない、故に求められるのは相手に近寄るスピードと、一撃で沈められるパワーをもつ人、その間白砂さんを死ぬ気で抑える、この策でやる場合は、渡辺と秋那ちゃんが朝霧の相手をして、私と悠子ちゃんが白砂さんの相手になるだろう。

向こうは既に臨戦体勢でもはややるしかないだろう、誰からということなく踏み込もうとしたが、遠くから投げられた二つの何かによって阻まれた。

一つは渡辺に当たり、もう一つは朝霧に当たりそうになるが、それを目にも止まらぬ速さで白砂さんが殴って破壊した。

渡辺

「いってぇー!誰だよ、石を投げたの!?」

渡辺は石が直撃した筈だが、何故かぴんぴんしていた、そして一斉に石が飛んできた方向を向くと、黒衣を纏って先ほどまで一緒に居て、渡辺と模擬戦をしていた高町が石を持っていた

高町

「まったく、様子を見てたらお前らなにやってん―っつ!?」

何をしたかと思って見れば、白砂さんが先ほど高町が朝霧に投げた石より大きな石を投げたのだ。

高町

「おいおい、いきなり何すんだよ?」

それはこちらの台詞だ、いきなり石を投げられて、オマケに投げた相手が、仲の良い朝霧なのだから間違いなく、白砂さんはキレているだろう、今にも飛びかかりそうだが、それを朝霧が抑えていた。

晶子

「貴方、いきなり自分が石を投げておいて、『何すんだよ』はおかしくなくて? 貴方私に言うことが有るんじゃなくて?」

高町

「何だよ、ああ、わかったチビは早く家に帰れ、親が心配するぞ」

朝霧の外見を見てか、わざと言っているのかはわからないが、多分前者の気がするが、その言葉にとうとう白砂さんが完全にキレた

琴乃

「殺す!」

そう言って、高町に向かって走りだした。

晶子

「さあ、こちらも行きますわよ!」

こうして、私たちの無意味な闘いが始まった。

〜〜〜side無亜end〜〜〜



―第二十九話―

―朝霧・白砂前編―

―完―

戦闘調査表

・渡辺慧

・武器、大剣

・アービナル、?

・戦闘タイプ、パワー

・腕力、A+

・速さ、C+

・判断力、B-

・戦略、C

・気の総量、?

・魔力、?

・総合評価、?


今書けるのはこれぐらいですが、話が進むに連れて、書いていこうと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ